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「自動修復を準備しています」が進まない原因と対処法

自動修復が終わらない、かかる時間は?

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パソコンの電源を投入し「自動修復を準備しています」メッセージが表示され「 PC を診断中」、「ディスクのエラーを確認しています」など動作していますが、なかなか自動修復の完了画面まで進まず、メンテナンスが終わりません。今回は、そのようなパソコンが動いているものの、いつまで待っても自動修復が完了画面まで進まない、自動修復が終わらないという Windows が起動しないトラブルの原因と解決方法がテーマになります。

ちなみに「自動修復を準備しています」メッセージでは自動修復のプログラムを読み込んでいるだけでして、長くて3分もあれば「 PC を診断中」に移ります。「 PC を診断中」もエラーのチェックしかしていないため、パソコンの電源ボタンを押してからここまで通過するのに10分もかからないでしょう。「ディスクのエラーを確認しています」は1時間程度かかるようなメッセージが表示されますが(コマンドプロンプトの「 chkdsk 」と同じ動きのため)、最近のパソコンのスペックなら長くても10分くらいかと思います。

そのような感じで通常は、30分もあれば自動修復が終わります。もしパソコンの電源を入れてから、1時間以上かかっても終わらないときは、自動修復を準備していますが進まないトラブルが起きていると判断できます。

注意点もあります。この症状はメンテナンス中ということを表現するアニメーションのクルクルが回り続けますし、キーボードの「NumLock」などのランプも反応するため、フリーズなどの異常はありません。作業時間が長くかかっているだけで正常にメンテナンスできているように感じますが……、たとえば 3 日かかってやっと自動修復が終わったみたいなすごく時間がかかる場合は部品が故障しています。もしデータが重要という場合はデータを壊してしまう可能性もあり、3時間を超える場合はパソコンを強制終了してメンテナンスを終わりにしたほうが間違いありません。

ちなみに、同じ自動修復のトラブルでも以下の症状は原因が違いまして解決方法も変わります。症状が違う場合はリンク先ページで解決方法をご確認いただければと思います。

それでは、以下のメニューで「自動修復を準備しています」が進まない原因と対処法についてレポートします。

*この記事は「パソコンが苦手な方でも安心してできるメンテナンス」を目指しています。秋葉原で対面のパソコン修理をしておりまして、お客様よりお伺いする話から、これは試していただきたいこと、これはやらないほうがよいことなどをまとめた超入門編のトラブルシューティングを書きました。

  1. 自動修復が進まない原因について
  2. 「自動修復を準備しています」が進まないときの対処法
  3. 万が一、お困りときは…
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作者の齋藤実の顔写真

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IT トラブルの現場をよく知る専門性を買われて、All About、Biz コンパス、ウイルスバスターチャンネルといった専門色の強い大手 WEB メディアでも活躍中。雑誌やラジオへ出演したこともあり。

こんにちは、パソコンが苦手な人でも安全で簡単にできるトラブルシューティングを書きました。この記事がトラブル解決に役立ったならとても幸いです! ぜひご活用いただければと思います。

10周年の節目になりましてホームページを新デザインに移行中です。古いデザインのページもありまして大変申し訳ありません。東京、秋葉原のパソコン修理 オレンジセキュアサービス株式会社です。Ver.5.1.1

自動修復が進まない原因について

「自動修復を準備しています」画面

Windows10、8 に起動できないトラブルが起きると、自動的に「自動修復を準備しています」が始まり、そのトラブルを直します。この自動修復は、自分で自分を直す自己修復機能です。もし自動修復が完了画面まで進まない、終わらないならその要因は 2 つです。

  • 自動修復プログラムのエラー
  • パソコン部品のエラー

自動修復プログラムのエラー

もし自動修復のプログラムがエラーを起こしていれば、正常に動作できないため、自動修復が終わらないなどのトラブルを起こします。

ちなみに、もし自動修復が始まるなら Windows に何かしらのトラブルが既に起きており、そのトラブルを直そうとしています。その Windows に起きている何かしらのトラブルの影響で自動修復プログラムにもエラーが起きているというトラブルが昔からあります。

Windows7 には「スタートアップ修復」という Windows10、8 の「自動修復」と同じ自己修復機能が搭載されていました。スタートアップ修復時代から、Windows のトラブルと一緒にプログラムがエラーになりメンテナンスに失敗するなんてことがありました。

解決方法としては、回復ドライブ( USB 版の自動修復)を作成して、Windows トラブルを直します。ちなみに、こちらの当社実績ブロクの記事 「スタートアップ修復が終了しない」の起動修復 Sony Vaio では、スタートアップ修復が終わらないものの、Windows DVD から修復に成功した事例です。* Windows7(Vista)は自動修復の名称がスタートアップ修復でした。もちろん、機能は Windows10、8 の自動修復と同じです。

パソコン部品のエラー

3 日かかってやっと自動修復が終わったみたいなすごく時間がかかる場合は部品が故障しています。特にハードディスクが弱りますと、処理スピードが極端に遅くなる現象がでます。そのため、いつになっても自動修復のメンテナンス作業が終わらないという現象を起こします。

それとパソコンの部品は故障だけではなく、一時的なトラブルで誤作動していることもあります。パソコン部品が誤作動していればソフトウェアは正常に動作できないため、Windows が起動に失敗したり、自動修復などのメンテナンスも終わりません。

たとえば、放電で誤作動がリセットされるような一時的なトラブルはパソコントラブルでよくある話です。それと、自分で増設(改造)している場合は、増設部品の相性問題で誤作動トラブルが起きることもあります。特にメモリーという部品はたまにケンカするみたいな一時的にトラブルを起こすこともあります。

解決方法のイメージ画像

「自動修復を準備しています」が進まないだけの症状では、自動修復プログラムのエラーなのか、部品故障なのかを判断することができません。そこで切り分け方法ですが、回復ドライブ( USB 版の自動修復)から「スタートアップ修復」を行います。ハードディスクに故障がなければすんなり終わりますので簡単に解決できます。

ちなみに、この回復ドライブですがトラブルの起きているパソコンで作成することはできません。職場内や家族の正常に動作するパソコンで作り、トラブルの起きているパソコンで使います。回復ドライブのプログラムは正常でして、回復ドライブでもメンテナンスが終わらない場合は、パソコン部品のエラーと切り分けができます。回復ドライブですんなり終われば、自動修復プログラムのエラーと切り分けできます。

ただし、パソコン部品の一時的なトラブルで誤作動していたり、誤検出している場合も、回復ドライブでのメンテナンスが終わりません。そのため、パソコン部品に誤作動、誤検出がない状態にしてから回復ドライブを試しますと間違いありません。そこで自動修復が終わらない時は以下の手順でメンテナンスしてトラブルを解決してください。

パソコン内の掃除 はコンセントから外して行いますので放電による一時的なエラーのリセットになり、熱暴走の予防にも効果があります。それと掃除するために周辺機器を外します。もしトラブルの原因が周辺機器にあった場合にそのトラブルをブロックします。

増設部品の取り外し は、自分でパソコンを増設(改造)している場合は、増設部品の相性問題で誤作動トラブルが起きることもあります。特にメモリーという部品はたまにケンカするみたいな一時的にトラブルを起こすこともありまして増設したメモリーを取り出してください。

回復ドライブからの「スタートアップ修復」 は回復ドライブに収録されている自動修復プログラムです。回復ドライブからの「スタートアップ修復」でも 3 時間以上かかる場合は異常でして部品故障しています。回復ドライブからの「スタートアップ修復」ですんなり完了すれば、自動修復プログラムのエラー or パソコン部品の一時的なトラブルだったことがわかります。

「自動修復を準備しています」が進まないときの対処法

「自動修復を準備しています」が終わらない原因は「自動修復プログラムのエラー」または「パソコン部品のエラー」です。パソコン内の掃除と増設部品の取り外しを行っていただきパソコン部品の一時的なトラブルを解消してください。回復ドライブのスタートアップ修復でメンテナンスできれば完了です!

Windows10 ベースで書いております。Windows8 では使えない機能もありますが、使えるメニューの作業方法は同じです。この作業には、回復ドライブが必要になります。すべてを作業する場合は最大で2時間(通常は1時間くらい)かかります。

パソコン内の掃除

パソコンの掃除をした画像
CPU ファン周りのホコリがポイントです。

パソコン内のホコリを取り除いてください。

パソコン部品は熱に弱いため、内部の熱を外に放出しています。熱で壊れることはありませんが、熱暴走するとフリーズや誤作動など一時的トラブルの原因になります(正常に動作できなくなります)。正常に動作できない場合は自動修復も完走できなくなります。

重要なのは、CPU ファン周りです。フリーズや誤作動の原因になります。ピンセットやエアダスターなどを使い、ホコリの目詰まりを改善してください。念のため、空気の流れの要になります吸気口のホコリも取り除いてください。

作業するときは感電防止のためコンセントから外してください。ノートパソコンはバッテリーも外してください。電源から外して掃除をすることで、放電も兼ねられます。

またメンテナンスの際はプリンタや外付けハードディスクなどの周辺機器も外したままの状態で行ってください。

この対処法の詳細ページは、パソコンの掃除 からご確認ください。

増設部品の取り外し

増設メモリを取り外す写真
増設メモリがある場合は取り外してください。

パソコン購入後に増設しているメモリやハードディスクがある場合は取り外してください。

よくあるのはメモリの増設です。購入時から接続されていた既存メモリと自分で取り付けた増設メモリがある場合は、増設メモリを取り外して既存メモリだけにしてください。相性問題で不安定になり、フリーズなど一時的トラブルの原因になることもあります。

また増設ハードディスクの故障の影響でメンテナンスができないというトラブルもあります。自分で取り付けた増設ハードディスクがある場合は取り外してください。

回復ドライブからの「スタートアップ修復」

回復ドライブから「スタートアップ修復」を試している画像

回復ドライブから起動して「スタートアップ修復」でメンテナンスしてください。

「スタートアップ修復」は、自動修復と同じ機能ではありますが違いもあります。起動に失敗したときに始まる「自動修復を準備しています」はそもそもトラブルが起きているパソコンのメンテナンス機能のため当てにならないこともあります。しかし、正常なパソコンで作成した回復ドライブならその信頼性に間違いがありません。

ちなみに、回復ドライブは USB メモリで作成した Windows のメンテナンスツールです。トラブルが起きているパソコンで作成することはできないため、たとえば職場内や家族の正常なパソコンで作成し、トラブルの起きているパソコンに接続して使います。

この対処法の詳細ページは、Windows が起動しないときの回復ドライブの作り方です!回復ドライブからスタートアップ修復を実行する手順です! からご確認ください。