Windows10 ⁄ 8.1 自動修復がループして起動しません…

自動修復がループするトラブルの概要について

パソコンの電源を入れると「自動修復を準備しています」画面にしかならず… Windows が起動しません。何回電源を入れても、この自動修復を繰り返してしまい、ループ状態です。どのようなトラブルが起きているのでしょうか???

これは大きく分けて 2 パターンの原因があります。まずは「自動修復のプログラム自体が壊れている」ケース。次に「自動修復では直せない起動トラブルが起きている」ケースです。そして症状としては同じであっても、原因によって解決方法が変わります。

その判断方法としましては「自動修復が完走しているか」がポイントです。もし自動修復が完走せずに途中で再起動している場合は「自動修復のプログラム自体が壊れている」ために修復作業ができていないと判断できます。こちらは回復ドライブ( USB 版の自動修復)から Windows 起動トラブルを直していきます。

また自動修復が完走しているなら、自動修復のプログラムに問題はなく、「自動修復では直せない起動トラブルが起きている」と判断できます。この場合は自動修復の後の画面にある「システムの復元」からトラブルを直していきます。

それでは自動修復を繰り返して Windows が起動しないときの直し方について注意点も含めてレポートします。

  1. 動画ダイジェスト
  2. 自動修復を繰り返し、ループしてしまう原因について
  3. 回復ドライブ( USB 版の自動修復)で修復を試す注意点
  4. 回復ドライブの作り方と注意点
  5. 「自動修復を繰り返す」の対処法
  6. 万が一、復旧できないときは…

動画ダイジェスト

「自動修復を繰り返して Windows が起動しないときの対処法」のポイントを動画にしました。こちらの動画は合計で 3 分 20 秒あります。Youtube の字幕機能を使っております。文字が出ない場合は、Youtube の字幕をオンにしてください。音は出ません。

自動修復を繰り返して Windows が起動しないときの対処法の要点です。

自動修復を繰り返し、ループしてしまう原因について

この自動修復は「自分で自分を直す」自己修復機能です。Windows が起動できないときに自動的に始まり、そのトラブルを直します。そこでもし、自動修復を繰り返してしまうなら「トラブル解決に失敗している」ということです。それではなぜ失敗するのでしょうか?

まず考えられるのは、Windows トラブルと一緒に自動修復にもトラブルが起きている、ということです。もし自動修復のプログラム自体が壊れていれば、正常に動作しないため、Windows トラブルを解決することはできません。

また自動修復では直せないトラブルもあります。自動修復には守備範囲と言いましょうか、作業範囲があります。多くのトラブルが解決できても、すべてのトラブルが解決できるわけではありません。

自動修復のプログラム自体が壊れている
Windows7 には「スタートアップ修復」という Windows10 ⁄ 8.1 の「自動修復」と同じ自己修復機能が搭載されています。そしてスタートアップ修復時代から、Windows トラブルと一緒にこの修復機能が壊れてしまうことがあります。

対処法としては、回復ドライブ( USB 版の自動修復)を作成して、Windows トラブルを直します。ちなみに、こちらの当社実績ブロクの記事「 「スタートアップ修復が終了しない」の起動修復 Sony Vaio 」では、スタートアップ修復が終わらないものの、Windows DVD から修復に成功した事例です。* Windows7(Vista)は自動修復の名称がスタートアップ修復でした。もちろん、機能は同じです。

自動修復での修復に失敗している
自動修復の作業範囲について Microsoft 社さんの情報によると、レジストリの破損、システムおよびドライバ ファイルの不足または破損、ファイル システム メタデータの破損、その他、重要な部分をチェックし修復してくれます。しかし、自動修復では壊れたプログラムを直したり、消失したプログラムを復活させることは作業の対象外です。

対処法としては、システムの復元から壊れたプログラムを直します。ちなみに、こちらの当社実績ブロクの記事「 「スタートアップ修復が失敗する」の起動修復 Win7 」では、システムの復元を実行し、システムが正常だった状態に戻すことでパソコンが起動すようになりました。* Windows7(Vista)は自動修復の名称がスタートアップ修復でした。もちろん、機能は同じです。

どちらの原因なのかを特定する方法としては、自動修復が完走しているかどうかです。ちなみに自動修復が完了するとメッセージを表示します。以下のような画像が出るかどうかご確認ください。

「再起動」または「詳細オプション」ボタンがあれば完走しています。
「シャットダウン」または「詳細オプション」ボタンの場合でも完走しています。

これらの画面が表示されれば、「自動修復での修復に失敗している」ため、システムの復元で Windows トラブルを直していきます。右のリンクからシステムの復元方法をご確認ください( 「自動修復で PC を修復できませんでした」で Windows が起動しない時の対処法 )。

これら画面が表示されない場合は、自動修復が完走していません。「自動修復のプログラム自体が壊れている」ため、正常に起動するパソコンで回復ドライブ( USB 版の自動修復)を作成して、Windows トラブルを直していきます。このページでは、回復ドライブ( USB 版の自動修復)を作成して、Windows トラブルを直す方法をレポートします。

Windows10 と 8 の回復ドライブは USBメモリで作ります。ちなみに、Windows7 は DVD で作成します。

回復ドライブ( USB 版の自動修復)で修復を試す注意点

5 年以上使っているパソコンでトラブルが起きたときは、一時的なものではなく、部品故障の「前兆」の場合もあります。修復作業から直しても、近いうちに再発したり、故障する可能性が少なからずあります。特に以下の症状がある場合は要注意です。トラブルが解決したら、しばらくは様子見してください。念のため、アプリのライセンスを控えたり、データのバックアップを取るなど故障に備えたいところです。

「自動修復」の画面を何回か見たことがある
トラブル発生時に自分で自分を直す自己修復ツールです。そのため、この画面を何回か見たことがあれば頻繁にトラブルが起きていたということになります。そして故障の前兆で頻発するケースもあります。

強制終了したらこうなった
インターネット使用中やファイルを開こうとしてフリーズした、また動作が極端に遅くなったなどで「強制終了したら」この症状になったというケースでは、プログラムの暴走も考えられますが、長年使っているパソコンは故障もひとつの原因として考えられます。

回復ドライブでの起動に時間がかかる
回復ドライブのプログラムは正常です。そこで回復ドライブからの起動でも時間がかかる場合は異常です。もし読み込みに 3 分以上かかる場合は故障の可能性もあります。なお、回復ドライブの作成に失敗しているケースもあり、念のため作り直して試してください。

修復に 6 時間を超える
回復ドライブから自動修復が始まっても、まだまだ注意は必要です。あくまでも Windows の修復しか行いませんので、膨大な時間はかかりません。よくあるトラブルなら 1 時間以内です。ただし、ドライブの容量いっぱいいっぱいまで使っているなどの理由で時間がかかることもあります。6 時間を超えるようなら異常な範疇と言えるでしょう。

なお、万が一、回復ドライブからの修復でも完走しない、ループしてしまう場合は(現象が変わらない場合は)、部品故障の可能性がかなり高くなります。部品交換の修理が必要になります。

回復ドライブの作り方と注意点

ここでは Windows10 を例にしています。他のバージョンは、Windows8 回復ドライブの作り方Windows7 システム修復ディスクの作り方 でご確認ください。手順を細かくレポートしています。

回復ドライブは USB メモリで作成します。トラブルが起きているパソコンで作成することはできないため、たとえば職場内や家族のパソコンで作成し、トラブルの起きているパソコンで使います。

注意点については、回復ドライブに使う USB メモリ内のデータが消去されるということです。保存してあるデータは事前にバックアップしておく必要があります。またうっかり違うメディアに作成してしまうことも考えられます。回復ドライブを作る際は、キーボードとマウスと回復ドライブ用の USB メモリの 3 点のみパソコンへ接続すると間違いがありません。

ちなみに、Windows10 回復ドライブの作り方の動画を作成しました。注意点も載せていますのでぜひご確認ください。こちらの動画は合計で 3 分 20 秒あります。Youtube の字幕機能を使っております。文字が出ない場合は、Youtube の字幕をオンにしてください。音は出ません。

Windows10 回復ドライブの作り方です。

回復ドライブの作り方(画像版)

キーボードの「Windows」ボタンと「 x(エックス)」ボタンを同時に押します。するとメニューが表示されるので「設定(N)」をクリックします。

「 Windows の設定」画面が表示されたら、検索ボックスに「回復ドライブの作成」と入力します。すぐ下に表示された回復ドライブの作成アイコンをクリックします。

この後で「ユーザーアカウント制御」画面が表示されたら「はい」をクリックします。

「自動修復を繰り返す」の対処法

回復ドライブ内のプログラムは正常なため、これで Windows10 ⁄ 8.1 のトラブルが修復できます。「自動修復を繰り返す」の処方箋は「 スタートアップ修復 」と「 システムの復元 」です。

回復ドライブは USB メモリで作成します。そのため、回復ドライブを利用するときは USB メモリからパソコンを起動します。USB メモリからの起動方法はパソコンごとに異なり、購入時のマニュアルなどから調べられます。うまくいかないときはお使いのパソコンメーカーさんに電話で確認すると詳しく教えてくれます。ここでは Windows10 を例にしています。他のバージョンは、Windows8 回復ドライブの使い方Windows7 システム修復ディスクの使い方 でご確認ください。

ちなみに、回復ドライブ( USB )からの起動方法を動画にしてみました。USB からの起動方法はメーカーごとに違います。一番多いのがキーボードの「F12」です。「 F9(主に hp )」「 F2(主に NEC )」もあります。この動画は合計で 2 分 26 秒あります。その他にも、自動修復(スタート修復)やシステムの復元の操作手順も動画にしてあります。Youtube の字幕機能を使っております。文字が出ない場合は、Youtube の字幕をオンにしてください。音は出ません。

回復ドライブ( USB )からの起動方法です。

回復ドライブからの修復方法

Windows 起動トラブルの起きているパソコンに回復ドライブを接続し、回復ドライブからパソコンをスタートさせます。

回復ドライブから起動すると「キーボード レイアウトの選択」画面が表示されます。まずは「 Microsoft IME 」をクリックします。ちなみに日本語の入力が必要なケースでは「その他のキーボード レイアウトを表示」をクリックし、「日本語」をクリックします。今回は不要ですので「 Microsoft IME 」をクリックします。

「オプションの選択」画面が表示されたら「トラブルシューティング」をクリックします。

「トラブルシューティング」画面が表示されたら「詳細オプション」をクリックします。

「詳細オプション」画面が表示されたら「スタートアップ修復」をクリックします。これで修復作業がスタートします。

「スタートアップ修復」で直らない場合は「システムの復元」も実行します。

作業が完了したら無事復活できたかご確認ください。ほとんどの起動トラブルが、この「スタートアップ修復」で直ります。もし直らない場合は「詳細オプション」画面にある「システムの復元」も実行してみてください。「システムの復元」は Windows システムのバックアップであり、トラブルが起きる前の正常な状態に戻すことができます。

その他の「詳細オプション」についてです。「コマンド プロンプト」はプログラムのようなコマンドを使って Windows を直します。起動トラブルを直すコマンドが数多く準備されているのですが、ITに精通していないと難しく上級者向けです。また「イメージでシステムを回復」はイメージという方法でバックアップしている場合に、こちらからバックアップ時の状態に戻せます。それと「スタートアップ設定」は、セーフモードなどの起動オプションを選択できます。