ソフトウェアをインストールしたらWindows11が起動しないトラブルをシステムの復元で解決した修理事例

結論:原因はソフトではなく、過去の更新不具合が潜伏していたこと。
解決策は「システムの復元」。直近は避け古い日付を選ぶのが鍵。


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オレンジセキュアサービス株式会社

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この記事の修復事例要約

  • 症状:ソフト導入後、自動修復とBitLocker画面のループで起動しない。
  • 原因:導入ソフトではなく、2週間前のWindows Updateによる不具合が潜伏していた。
  • 診断:コマンドプロンプトでシステムファイルの更新日時を調査し、真の不具合発生日を特定。
  • 解決策:回復ドライブを使用した「システムの復元」。
  • 注意点:直近の復元ポイントは破損している状態。エラー発生前の「古い日付」を選択しないと悪化する。

「ソフトをインストールしたら、再起動後にBitLockerや自動修復画面が出て起動しない」

このトラブルに遭遇した時、ほとんどの方が「インストールしたソフトが合わなかったのかな?」「セーフモードでアンインストールすれば直るかな?」と考えます。

しかし、今回の修理事例は違いました。

実は、インストールしたソフトは無実でした。本当の原因は、ユーザーが気づかないうちに裏で起きていた「Windowsのシステム破損」であり、ソフトのインストールは単なる「引き金」に過ぎなかったのです。

このケースの恐ろしい点は、「直近の変更が原因だ」と思い込んでシステムの復元を行うと、破損した状態に復元してしまい、状況がさらに悪化(トドメを刺す)ことです。

このページでは、プロの修理現場で実際にどのように「真の原因」を特定し、どの「復元ポイント」を選んで解決したのか、その全プロセスを事例研究としてレポートします。

更新理由:2026年01月27日
修理内容はそのままで、注意点などを追記&手順書ではなく、実績ということが明確になる表現をAIで編集(ドキュメンタリー化)しました。

【目次:この修理事例のレポート構成】

  1. 直前にインストールしたソフトが犯人ではない?プロの診断視点
  2. コマンド画面で特定!トラブルの「真の発生日」を見抜く
  3. ここが運命の分かれ道。「システムの復元」の正しい選び方
  4. Windows起動トラブルでお困りの時は…(修理のご案内)

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直前にインストールしたソフトが犯人ではない?プロの診断視点

Windowsが起動せず自動修復画面で止まっている状態
「ソフトを入れたら壊れた」という状況でも、真犯人は別にいることが多いです。

「音楽編集ソフトをインストールしたら、再起動後にWindowsがおかしくなった」

普通なら、そのソフトが悪いと思いますよね?私もお客様から相談を受けた際、最初はそう疑いました。しかし、診断を進めると「そのソフトは無実」であることがわかりました。

実は、パソコン内部では2週間前からWindowsのエラーが起きていた(時限爆弾のような状態だった)のです。

たまたま今回ソフトをインストールしたことで、その爆弾が破裂しただけ。もしソフトを入れていなくても、次のWindows Updateやプリンター設定などで、いずれ必ず起動しなくなっていたでしょう。

なぜそう言い切れるのか?実際の診断画面をお見せします。

コマンド画面で特定!トラブルの「真の発生日」を見抜く

私たちは「回復ドライブ」というメンテナンス機能を使って、Windowsの裏側(コマンドプロンプト)を調査します。

まず、Windowsのシステムファイルが最後に書き換わった日付を確認します。ここが一番の証拠になります。

コマンドプロンプトでファイル更新日時を確認している画面
画像はすべて当社のPCです。お客様の画面を撮影することは一切ありません。

上の画像をご覧ください。お客様がソフトをインストールしてトラブルになったのは「今日」ですが、パソコンのシステムファイル(この画面に表示されているpagefile.sys)の日付は「2週間前」で止まっていました。

さらに詳しく調べると、Windows Updateに関連するフォルダ($WinReAgent)も2週間前の日付になっていました。

Windows Updateの履歴を確認している画面
アップデートの履歴自体には「失敗」の記録はありませんでしたが…

これにより、今回のトラブルのストーリーが見えてきました。

  • × 間違い:今日の音楽ソフトが悪さをした。
  • ◎ 正解:2週間前のWindows Updateで不具合が潜伏していた。今日ソフトを入れたきっかけで、表面化しただけ。

原因が「2週間前」にあるとわかれば、直す方法は一つ。「2週間より前の元気だった状態」に戻すことです。

ここが運命の分かれ道。「システムの復元」の正しい選び方

原因特定ができれば、あとは「システムの復元」という機能で時間を戻せば直ります。しかし、ここにとんでもない「罠」がありました。

以下の画面は、実際に表示された復元ポイント(戻れる日付)のリストです。

システムの復元ポイント選択画面。日付が2つある。
どちらを選ぶか?ここで間違えるとトドメを刺してしまいます。

選択肢が2つあります。

  1. 上の日付(トラブル当日):ソフトを入れた直前の状態
  2. 下の日付(2週間前):Windows Updateが入る前の状態

もし、今回の原因調査をせずに「とりあえず直近に戻そう」として①を選んでいたら、Windowsは完全に壊れていた可能性があります。なぜなら、その時点ではすでに「時限爆弾(潜伏していたエラー)」が存在しているからです。エラーを含んだまま復元しても、状況が悪化するだけです。

今回は、事前の調査で「2週間前からおかしい」とわかっていたため、迷わず②の古い日付を選びました。

その結果、検査時間も含めてわずか15分程度で、データも消えることなく無事にWindowsが起動するようになりました。

今回の修復まとめ

「システムの復元」は強力な機能ですが、「いつに戻すか」の判断を間違えると致命傷になります。
ご自身で作業される際は、「トラブルが起きた日」ではなく、それより前の「確実に調子が良かった日」があるかどうかを確認してください。もし判断に迷う場合や、失敗してデータが消えるのが怖い場合は、無理せずプロにご依頼ください。


【補足】コマンドでCドライブが見つからない場合

回復ドライブでの作業中、Windowsが入っている場所が「Cドライブ」ではなく「Dドライブ」や「Eドライブ」に変わっていることがあります。

もし dir c:\ /a と入力しても pagefile.sysWindows フォルダが見当たらない場合は、dir d:\ /adir e:\ /a と入力して、Windowsの中身が表示されるドライブを探してください。プロはこの「ドライブ文字のズレ」を最初に見極めてから診断しています。

【補足】修復後は

自分で直せたときに重要なポイントとしまして、データが重要な場合は、修復後にデータのバックアップが鉄則です。

システムの復元で2週間前に戻ったということは、トラブルの原因となった「2週間前のWindows Update」が適用される前の状態に戻っただけです。そのままにしていると、夜間に自動で同じアップデートが走り、また起動しなくなる可能性があります。

*修理の場合は、復旧後すぐに手動でWindows Updateを行い、「正常に更新が完了するか」を見届けるところまで行っています。