Windows11「PCを診断中」が終わらない原因と対処法・修復手順

結論:あわてなくて大丈夫です。「PCを診断中」が終わらない場合、SSDなら10分、HDDなら90分が待つ目安です。
進まないときは強制終了→放電→回復ドライブの順で、Windowsエラーか部品故障かを切り分けてデータを守ります。


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「PCを診断中」からデータを守る解決フロー

  • 正常な完了時間:通常は約10秒(くるくる4回転ほど)で終わります。
  • 放置の限界:SSDなら10分、HDDなら90分待っても進まなければ強制終了して修復をスタートします。
  • 初期対応:強制終了後、周辺機器を取り外して「放電」を試します(10分)。
  • システム修復:改善しなければ、回復ドライブで「スタートアップ修復」を実行します(10分)。

Windows11のパソコンの電源を入れた際、「自動修復を準備しています」から「PCを診断中」に画面が切り替わったまま、ロード画面が終わらない……というトラブルでお困りではありませんか?

実はこの診断プロセス、Windows11がインストールできる標準的なスペックであれば、上記のとおり通常は約10秒で完了します。SSDで10分、HDDで90分待っても進まない場合は、自動修復を含めたWindowsシステムのエラーや部品故障の可能性も残ります。

そのため、そのまま放置すると、万が一部品故障が原因だった場合に状態を悪化させてしまうリスクがあります。放電後に回復ドライブを使って、Windowsシステムを修復しながら、部品故障を安全に切り分けします。

秋葉原で15年以上パソコン修理に携わった経験をもとに、この記事では、「PCを診断中」が終わらない状態から安全に脱出するための正しい手順を、原因を切り分けるステップ形式で解説します。

** 目次 **

  1. 作業手順の確認:強制終了→放電→スタートアップ修復
  2. 「PCを診断中」は通常どれくらいで終わる?放置時間の目安と強制終了
  3. 「PCを診断中」が終わらない状態から脱出する対処法・修復手順
  4. 【最終診断】どうしても直らないときは
  5. 【解決】Windows11が起動したらやるべきこと
  6. 「PCを診断中」が終わらないトラブルで回復ドライブが必要な理由
  7. よくある質問(FAQ)
  8. まとめ(結論だけ3行)
  9. 万が一、お困りの時は…
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作業手順の確認:強制終了→放電→スタートアップ修復

「PCを診断中」の修復フローチャート

** Windowsを修復しながら、部品故障を切り分けるロードマップ **

現在の状況に合わせて、以下のSTEPを順番にご確認ください。

Step1:PCを診断中が終わらない状態の確認

  • 診断1:SSD搭載なら10分、HDDなら90分待っても進まない → 強制終了してStep2へ

Step2:周辺機器の取り外しと放電(10分)

  • 診断1:Windowsが起動するようになれば、帯電や周辺機器が原因だった(解決)
  • 診断2:現象変わらず(改善なし) → Step3へ
  • 診断3:Windowsは起動しないがPCを診断中が終わるようになった → Windowsシステムのエラー
    > 「診断2」Windowsが起動しない修復方法

Step3:回復ドライブのスタートアップ修復(10分)

  • 診断1:Windowsが起動するようになれば、スタートアップ修復で直せるWindowsのシステムエラーが原因だった(解決)
  • 診断2:スタートアップ修復は完了したが、Windowsは起動しない → 重度なWindowsのシステムエラー
    > 「診断3」Windowsが起動しない修復方法
  • 診断3:スタートアップ修復が完了しない場合は部品故障の可能性が大 → 最終診断

回復ドライブを入手できない場合は、Step1とStep2を行って状況の確認と今後の方針を検討します。

「PCを診断中」は通常どれくらいで終わる?放置時間の目安と強制終了

結論:部品故障の可能性もあり、データを守るためにSSDなら10分、HDDなら90分が強制終了の目安時間になります。

パソコンの電源を入れた際、「自動修復を準備しています」というメッセージから「PCを診断中」へと切り替わりますが、これはWindowsのメンテナンスモードが立ち上がった合図です。

パソコン修理の現場で見ていますと、Windows11がインストールできる標準的なスペックのパソコンであれば、ロード画面のぐるぐるマークが4回転(約10秒)もすれば「PCを診断中」のプロセスは完了します。1分以上かかっている時点で、何らかの異常が発生しているサインです。

「PCを診断中」が終わらない原因

  • 部品故障(ハードディスクやSSDの物理的な破損)
  • 帯電や周辺機器による部品の誤作動
  • 自動修復を含めたWindowsシステムのエラー

注意点:終わらない状態での「待ちすぎ」は危険

不安にさせてしまうかもしれませんが、終わらない現象の裏には、パソコンの「部品故障(ハードディスクやSSDの物理的な破損)」が隠れている可能性があります。そのため、1日中そのまま放置して待ち続けることには、大切なデータを壊してしまうリスクが伴います。

特に最近のパソコンは、読み書きの状態を示すアクセスランプがない機種も多いため、「時間」をベースに切り分け作業を開始するのがベストです。いま現在、「PCを診断中」が終わらない状態で待機している場合は、データを守るために、以下の条件で修復作業を開始してください。

Step1:強制終了

  • SSD搭載パソコン:10分待っても進まない場合
  • HDD搭載パソコン:90分待っても進まない場合

※上記の時間を超えても終わらない場合は、電源ボタンを長押しして強制終了し、次の修復ステップへ進んでください。

強制終了している画像

「PCを診断中」が終わらない状態から脱出する対処法・修復手順

結論:周辺機器の取り外しと放電で改善した場合は、一時的な不具合の可能性が高いです。直らない場合は回復ドライブを使って、Windowsシステムのエラーを修復しながら、部品故障を切り分けします。

Step1の強制終了でパソコンの電源を完全に切ったら、ここから原因を特定しながら修復作業を進めていきます。まずは、一番リスクが低く簡単に試せる「初期対応」から行います。

Step2:周辺機器の取り外しと放電(初期対応)10分

パソコン内部に不要な電気が溜まっている(帯電)ことや、接続されている周辺機器の誤作動が原因で、診断プログラムがフリーズして終わらないケースがあります。まずはパソコンをリセットする「放電」を行います。

【放電の手順】

  1. USBメモリ、外付けHDD、プリンター、SDカードなど、後から接続した周辺機器をすべて取り外します。
  2. 電源ケーブル(ノートパソコンの場合はACアダプター)を抜きます。
  3. そのままの状態で数分間(5分~10分程度)放置し、内部の電気を逃がします。
  4. 電源ケーブルだけを繋ぎ直し、パソコンの電源を入れます。
放電している画像
Step2の診断結果

放電後に電源を入れた結果、以下のどの状態になったかで次の行動が変わります。

  • Windowsが正常に起動するようになった
    【解決】帯電や周辺機器の一時的な誤作動が原因でした。
  • 現象変わらず(「PCを診断中」が終わらない)
    → 要因は、Windowsシステムのエラー、または部品故障であり切り分けが必要です。Step3(回復ドライブのスタートアップ修復)へ進んでください。
  • 「PCを診断中」は終わるようになったが、Windows11は起動しない
    → 部品故障の可能性はかなり低く、Windowsシステムのエラーとほぼ判断できます。
    ※この場合は、以下の別記事の「診断2」を参考に修復を行ってください。
    > 「診断2」Windowsが起動しない修復方法

Step3:回復ドライブのスタートアップ修復(システム修復)10分

Step1の放電を行っても「PCを診断中」が終わらない場合、要因は、Windowsシステムのエラー、または部品故障です。次に、正常に動作する別のパソコンで作成した「回復ドライブ(USBメモリ)」を使って、システムの修復を試みながら切り分けします。

回復ドライブが必要な理由 は、次の章でレポートしています。

回復ドライブ(USB)を挿して電源ON

5分経ったら、用意した「回復ドライブ」をUSBポートに挿し、電源を入れます。
※機種によっては、電源を入れた直後にF12キーなどを連打して「ブートメニュー」を出す必要があります。
一番多いのが「F12」連打です。
HPは「F9」。
Surfaceは「音量下げる」+「電源ボタン」。
lenovoは「novoボタン」。

参考: 回復ドライブの作り方と起動方法の手順

回復ドライブから起動しようとしている画像

要注意:「ドライブから回復する」を選ばない!

【重要】キーボードのレイアウト選択画面が出たら「Microsoft IME」を選びます。
次にメニューが出ますが、ここでは絶対に「ドライブから回復する」を選ばないでください(※パソコンが初期化され、大切なデータがすべて消えてしまいます。慎重に進めてくださいね)。
必ず「トラブルシューティング」を選んでください。

オプションの選択画面

スタートアップ修復を実行する

「詳細オプション」に進み、「スタートアップ修復」をクリックします。
これが「Windowsの起動トラブルを直す」専用の機能です。

参考: 回復ドライブでの起動方法とスタートアップ修復の手順

詳細オプション画面

注意点:BitLocker回復キー

回復キーの入力を求められたら

この画面が出たら、48桁の数字(回復キー)を入力します。

参考: BitLocker回復キーの見つけ方(スマホで確認可能)

BitLocker回復キーの入力画面
Step3の診断結果

スタートアップ修復を実行した結果、以下のどの状態になったかで原因を特定できます。

  • Windowsが正常に起動するようになった
    【解決】スタートアップ修復で直せる範囲の軽度なWindowsシステムエラーが原因でした。
  • スタートアップ修復は完了したが、Windowsは起動しない
    → 部品故障の可能性はかなり低いことが切り分けできました。残る要因は、中度以上のWindowsシステムのエラーです。
    別記事の「診断3」の修復方法を試してください。
    > 「診断3」Windowsが起動しない修復方法
  • スタートアップ修復自体が完了しない(終わらない・フリーズする)
    → 回復ドライブの正常な診断プログラムを使っても修復が終わらない場合、部品故障(HDD/SSDやマザーボードの物理的破損)の可能性が大です。次の最終診断に進んでください。

【最終診断】どうしても直らないときは

ここまでの手順をすべて試された方は、本当にできることはやり切っています。

そしてデータを守るためには、ここから先は「どう直すか」ではなく、「どの方法を選ぶか」の段階になります。

データを残したまま起動を戻したい場合

初期化を行う前に、起動修理という選択肢があります。

当店では、Windowsを初期化せずに、正常起動へ戻す修復を専門に対応しています。もし修復できない状況でも、データを救出する作業も行っています。

「初期化しかないのかな…」と感じたタイミングが、実は一番ご相談が多い段階です。

修理の流れについては、ページ下部の修理案内をご覧ください。

修理に出さず、ご自身で完結させたい場合

初期化が実行できる状態であれば、早めに行うことでパソコンとしては正常な状態に戻せます。

初期化ができなくなる前に決めておくことも、ひとつの安心につながります。

【解決】Windows11が起動したらやるべきこと

結論:Windows11が起動しましたら、データのバックアップや今後の備えを行った上で、エラーが間違いなく修復できたことをWindows Updateで検証します。

1回だけ起動に成功して、力尽きるというパターンもあり、データのバックアップはシャットダウンする前、修復後の初回起動時に行うのがポイントです。

もしエラーが解消されたことが確認できても、今後データのバックアップを継続しますとデータを安全に守ることができます。

1. データのバックアップ(最優先)

USBメモリやクラウド(Googleドライブなど)に、大切なデータをコピーしてください。

2. 回復ドライブの作成

USBメモリを使って「回復ドライブ」を作成しておけば、次に起動しなくなった時、部品故障でなければ初期化してパソコンを再利用できます。
今回、他のPCで作成した回復ドライブを使った場合は、その回復ドライブでは初期化ができません。個々のPC用に作成しておくと間違いありません。

3. アカウント情報のメモ

Microsoftアカウントのメールアドレスとパスワード、Officeのライセンスキーなどを紙に書いて保管しておくと安心です。

4. 仕上げ:Windows Update

最後にWindows Updateを手動で実行してください。エラーなくアップデートが完了すれば、今回のトラブルは完全に解消されたと診断できます。

「PCを診断中」が終わらないトラブルで回復ドライブが必要な理由

結論:周辺機器の取り外しと放電を行っても「PCを診断中」が終わらない場合は、データを守るために、回復ドライブを使った切り分けが必要になります。

条件1:放電を行っても現象が変わらない

Step1の「周辺機器の取り外しと放電」を行っても「PCを診断中」が終わらない場合、一時的な帯電や周辺機器の誤作動ではありません。Windowsのシステムファイル、あるいはパソコンの部品(HDDやSSDなど)に深刻なエラーが起きている状態です。

そこで、回復ドライブで作業することで、システムエラーなのか、部品故障なのかが切り分けできます。

条件2:BitLocker回復キーをスキップしたのに終わらない(異常なケース)

「自動修復を準備しています」と「PCを診断中」の間で、BitLocker回復キーの入力を求められるケースがあります。ここで入力をせずに「このドライブをスキップする」を選んだにもかかわらず、「PCを診断中」が終わらない場合は異常な動作です。

【理由】
本来、回復キーの入力をスキップした場合は、暗号化の関係でドライブの診断ができないため、Windowsは待たせることなく即座に自動修復のプロセスを完了させます。診断不可のはずなのに長時間フリーズして終わらない場合は、HDDやSSDなどの部品故障が強く疑われます。

放電の後でも回復ドライブが終わらない場合は、部品故障と切り分けができます。データを守るために、故障を切り分けることはとても重要です。

最大の理由:この段階では「セーフモード」が使えないから

Windowsが起動しない状態でも、データを守る方法としてセーフモードがあります。しかし、今の状態ではセーフモードを起動することはできません。

セーフモードを起動するための「スタートアップ設定」メニューは、「PCを診断中」のプロセスを無事に通過した後に表示される「詳細オプション」の中に存在します。診断中の画面で止まってしまっている以上、回復ドライブを使って外部から修復プログラムを走らせる以外に、ユーザー側でできる対処法がないのです。

【まとめ】回復ドライブが入手できない場合

上記の条件に当てはまり、かつ正常な別のパソコンがなく回復ドライブが入手できないときは、故障を切り分けるなど、データを守ることが難しくなります。

また、セーフモードなどの標準的なメンテナンスも実行できない状態です。このまま無理に電源のオンと強制終了を繰り返すと、本来なら救出できたはずのデータまで完全に壊れてしまうリスクが高まります。

大切なデータを守るためにも、これ以上の自己判断での操作はストップすることをおすすめします。

今後の方針(回復ドライブがない場合)

データを守るためにも、回復ドライブを入手する方向で進めたり、修理検討や新パソコンの購入など、広く検討してください。

よくある質問(FAQ)

ノートパソコンにFAQと表示されているイラスト

Q.「PCを診断中」はどれくらい待てばいいですか?

A.通常は約10秒で終わります。SSD搭載なら10分、HDD搭載なら90分待っても進まない場合は、強制終了して次の対処へ進んでください。

Q.強制終了しても大丈夫ですか?

A.目安時間(SSD10分/HDD90分)を超えて進まない場合は、強制終了して構いません。むしろ長時間の放置はストレージ故障時に悪化させる可能性があります。

Q.放電とは何ですか?本当に効果がありますか?

A.電源ケーブルや周辺機器を外し、数分放置して内部の電気を逃がす作業です。帯電やUSB機器の誤作動が原因の場合、これだけで正常起動することがあります。

Q.回復ドライブがないと直せませんか?

A.放電で改善しない場合、回復ドライブがないとシステムエラーと部品故障の切り分けができません。別の正常なパソコンで作成するか、入手を検討してください。

Q.「ドライブから回復する」を選ぶとどうなりますか?

A.初期化が実行され、保存しているデータが消える可能性があります。データを残したい場合は「トラブルシューティング」→「スタートアップ修復」を選択してください。

Q.BitLocker回復キーを求められたらどうすればいいですか?

A.48桁の回復キーを入力します。Microsoftアカウントにサインインすれば、スマートフォンからでも確認できる場合があります。

Q.スタートアップ修復が終わらない場合は?

A.回復ドライブの正常な診断プログラムでも完了しない場合、ストレージ(HDD/SSD)やマザーボードなどの部品故障の可能性が高いです。データ保護を優先してください。

Q.一度起動したらもう安心ですか?

A.一時的に起動しても再発することがあります。最優先でデータをバックアップし、Windows Updateを実行してエラーが完全に解消したか確認してください。

まとめ(結論だけ3行)

  • 放電で解決: 「PCを診断中」は帯電や周辺機器による一時的な誤作動でした。
  • 放電で直らない: 回復ドライブでWindowsエラーを修復しながら、故障かどうかを切り分けます。
  • 回復ドライブでも終わらない: ストレージ(HDD/SSD)故障の可能性が高いです。

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