修復しようとしていますの時間は?

修復しようとしていますメッセージに変わってから作業完了まで30分程度は予定しておきたいところです。ただ、30分以上かかる場合は3時間くらい待つケースもありまして、すぐ完了するというよりは時間がかかると想定したほうが間違いありません。
ちなみに、電源を入れるたびに、修復しようとしていますが数秒だけ表示されるようなケースもあるのですが、これは修復開始後すぐに失敗していることがわかります。作業時間があまりに短いと自動修復では直せない深刻なトラブルかもしれません。作業時間が多少長いほうが順調であり、短い時間で終わるよりも期待できます。
ところが、作業時間があまりに長いケースは部品故障の可能性もあり要注意です。部品故障が原因で正常に動作できないために、作業時間が長くかかっているのかもしれません。部品が故障している状態で長時間のメンテナンスを行いますと、直すつもりでどんどん悪化していってしまいます。データが重要な場合はデータが壊れてしまう恐れもあり要注意です。
強制終了の判断材料
修復しようとしていますメッセージが表示されてから最大で3時間くらい作業していることもあります。せっかちになって3時間未満で電源ボタンを長押ししてのいわゆる「強制終了」してしまいますと、直せるはずのトラブルが直せなかったになってしまいます。
最低限3時間まではお待ちいただいたほうが間違いありませんが、しかし、3時間を超えてしまうと今度は直すつもりで悪化してしまうリスクもあり要注意です。これは3時間を超えるような極端に作業時間の長いケースではその理由が部品故障ということもあるためです。
もしパソコン内に保存してあるデータが重要な場合、3時間を超えたなら強制終了したほうが間違いありません。これは部品故障が原因のトラブルですと、データが壊れてしまう可能性もあるためです。
ちなみに、これは誤解が生じないよう念のためですが、長い時間作業することでパソコン部品が故障するということではありません。もともと部品故障が原因で起きたトラブルでしたら、長い時間の作業に耐えられず状況が悪化してしまうというものです。
そのため、データが重要ではない場合は(たとえば、部品故障が原因でしたら新パソコンを購入して、部品故障でなければこのまま使い続けたいなど)、修復しようとしていますが完了するまでお待ちください。作業が完了するまで待っていれば直る可能性もありますし、途中で止めてしまいますと故障の判断(新パソコン購入の判断)ができません。お客様より24時間を超えて作業が完了したというご連絡をもらうことも稀ですがあります。データが重要ではない場合は悪化するリスクがないため、時間を気にせずにお試しください。
ただ仕事で使っているパソコンですと、仕事が止まってしまいます。新しいパソコンへの買い替えが必要なのか、直って使えるのかの判断をすぐにでも行いたいところです。
そこで例えば、修復しようとしていますが3時間待っても終わらない場合は強制終了してWindowsの初期化(再インストール)を行いますと、時間短縮になります。もし修復しようとしていますが終わらないうえにWindowsの初期化も失敗するなら、一般の方で直せるレベルではなくなってしまいます。つまり、故障という判断ができますので時間短縮になります。
このトラブルを直す方法
修復しようとしていますが終わらないトラブルの直し方は、回復ドライブからのスタートアップ修復、更新プログラムのアンインストール、システムの復元になります。
回復ドライブとは、USBメモリで作成するWindowsのメンテナンス機能です。トラブルがいま起きているパソコンでは作成できませんが、会社やご家庭にある他のパソコンで作成した回復ドライブからメンテナンスできます。
ちなみに、修復しようとしていますが終わらないような、メンテナンスのプログラムのエラーで正常に処理されない現象はWindows7のときから珍しくなく、当社の実績ブログ では回復ドライブや回復ディスクといったUSB(DVD)からのメンテナンスで簡単に直ったケースもご紹介しております。回復ドライブを使ったメンテナンスでしたら間違いありません。
注意点としましては、回復ドライブからのメンテナンスでも時間がかかる場合は部品故障が疑われます。データが重要な場合は長時間作業にならないようご注意ください。スタートアップ修復は最大30分、更新プログラムのアンインストールとシステムの復元は最大3時間を目安にしてください。それ以上時間がかかる場合は、電源ボタン長押しの強制終了をしてパソコンを休ませてください。
回復ドライブの作り方とトラブルが起きているパソコンでの使い方については、Windows回復ドライブの作り方と起動方法 でご確認ください。
回復ドライブからの起動後に、もしBitLocker回復キーの入力を求めてくる場合は、BitLocker 回復キーを確認する方法 でBitLocker回復キーを入手してください。BitLocker回復キーの探し方がわかったものの、なかなかBitLocker回復キーが見つからないという場合は、BitLocker回復キーが見つからないときに確認したいポイントと事例 でご確認ください。なんとかBitLocker回復キーが見つかるようご協力できればという思いから、なかなか見つからないときに確認したいポイントやお客様からお伺いした「やっとの思いでBitLocker回復キーが見つかった!」という事例をご紹介しています。
回復ドライブからの起動後は、Microsoft IME、トラブルシューティングとクリックして進みますとこの詳細オプション画面になります。詳細オプション画面に スタートアップ修復、 コマンドプロンプト、 更新プログラムのアンインストール、 システムの復元 のボタンがあります。詳しい操作手順はリンクからご確認ください。*コマンドプロンプトは、入力画面が開きましたら「chkdsk c: /f」と入力して、キーボードのEnterキーを押してスタートしてください。

システムの復元だけ注意点もあります。もし複数の復元ポイントがある場合は、若い日付(一覧の上から順に)を選択してください。トラブルが起きた直後にシステムの復元を試されるでしょうから、復元ポイントの若い日付とWindows起動トラブルが起きた日時が一致するはずです。復元ポイントの日時とWindows起動トラブルが起きた日時に関連性がない場合は、トラブルとは関係しない余計な作業になってしまう可能性もあります。その他注意点は システムの復元を実行する前に知ってほしい 10 のこと でご確認ください。