ディスクのエラーを確認していますとは?

ディスクのエラーを確認していますは、Windows11/Windows10に起動トラブルが起きると自動的に始まるメンテナンス機能です。通常は、ディスクのエラーを確認していますなんて見たことないメッセージが表示されているけど大丈夫かな?とネットで調べてるうちに(10分もあれば)作業が完了し、再起動すれば何事もなかったかのようにデスクトップまでWindowsがきちんと起動します。
そしてディスクのエラーを確認していますが終わらない場合ですが、Windowsに起動トラブルが起きている上に、そのトラブルを解決するためのメンテナンス機能(ディスクのエラーを確認しています)にもトラブルが起きているということになります。
ちなみに、メンテナンスの作業に異常があるなら、ディスクのエラーを確認していますが無事完了してもWindowsの起動トラブルが直るとは考えられません。たとえば「自動修復がはじまって1日かけてやっと完了しましたがWindows起動トラブルは直らず自動修復を繰り返しています」というお問い合わせはありますが、逆パターンの「1日かけてやっと完了し、無事Windowsの起動トラブルが直りました」みたいなケースのお話をお伺いすることはありません。
もしディスクのエラーを確認していますが3時間を超えるようでしたら、待ち続けてもWindowsの起動トラブルが直る見込みはありません。別のメンテナンス方法(ここでご紹介する方法)でWindowsの起動トラブルを直す必要があります。
ディスクのエラーを確認していますが終わらない原因と注意点
ディスクのエラーを確認していますが終わらない原因は3つあり、具体的には、パソコン部品が誤作動しているケース、ディスクのエラーを確認していますで実行されているプログラムにエラーが起きているケース、パソコン部品に故障が起きているケースがあります。
- パソコン部品が誤作動しているケース
- プログラムにエラーが起きているケース
- パソコン部品に故障が起きているケース
パソコン部品が誤作動しているケース
パソコンには再起動だけで解決するトラブルがあります。たとえば、突然USB機器を認識しなくなり、再起動だけで使えるようになったなど。部品交換の修理やWindowsのメンテナンスなしで再起動だけで解決できる誤作動というトラブルがあります。もしパソコン部品が誤作動していれば、プログラムは正常に動作できません。ディスクのエラーを確認していますが終わらないなどの現象につながります。
プログラムにエラーが起きているケース
Windows起動トラブルの影響で、ディスクのエラーを確認していますといったメンテナンスのプログラムにも同時にエラーが起きてしまうトラブルもあります。このプログラムのエラーで正常に処理されない現象はWindows7のときから珍しくなく、当社の実績ブログ では回復ドライブや回復ディスクといったUSB(DVD)からのメンテナンスで簡単に直ったケースもご紹介しております。
パソコン部品に故障が起きているケース
パソコン部品が故障していますとプログラムは正常に動作できません。10年など長くお使いのパソコンでしたら部品故障の可能性も出てきます。

ディスクのエラーを確認していますが終わらない3つの原因の切り分け方法はとても簡単です。パソコン部品が誤作動しているケースでしたら放電で解決します。放電で解決できない場合はプログラムにエラーが起きているか部品故障です。
回復ドライブに収録されているスタートアップ修復のプログラムにはエラーがないため、放電でもディスクのエラーを確認していますが終わらないときは回復ドライブからのスタートアップ修復を試してみます。これで解決すればプログラムにエラーが起きていたということですし、放電&回復ドライブからのスタートアップ修復でもディスクのエラーを確認していますが終わらないときはパソコン部品の故障です。
データが重要な場合の注意点です。パソコン部品の故障が原因の場合は、長時間作業することでデータを壊してしまう恐れもあります。壊れたデータは直すことができないため、ディスクのエラーを確認していますが30分待っても終わらないときは強制終了してパソコンを休ませてください。
ディスクのエラーを確認していますが終わらないときの対処法

「ディスクのエラーを確認しています。完了するまで1時間以上かかる場合があります。」という表示ですが、実際のところとして30分もあれば完了します。2012年以降に販売されたパソコンで3時間を超えるようなら異常です。
まずはパソコンを強制終了してください。その後で放電&回復ドライブからのスタートアップ修復を行ってください。もしこの方法でもディスクのエラーを確認していますが終わらない場合は部品故障がその原因です。データが重要な場合は30分以上の作業は悪化させてしまう恐れがありここはご注意ください。
ここでご紹介するすべての作業にかかる最大の作業時間は4時間です。ここでは回復ドライブを使います。2GB以上の空のUSBメモリをご準備ください。それではWindows11/Windows10のトラブルを直しましょう。
強制終了してください。

パソコンの電源ボタンを長押しして強制終了してください。
ディスクのエラーを確認していますが3時間を超えるようでしたら、待ち続けてもWindowsの起動トラブルが直る見込みがないため強制終了してください。データが重要な場合は30分を超えたら強制終了してください。
放電してください。

パソコン内の電気をゼロにする放電を行ってください。
部品の誤作動は電源オフだけでリセットできるのですが、電源オフだけではリセットされずに誤作動状態を維持してしまうこともあります。これは時計でしたりBIOSで設定変更した情報を保持するためにCMOSというボタン電池を使っているためです。放電で電気を逃がしてあげて(完全な電源オフを行い)誤作動のない、正常な状態にリセットするのが目的です。
放電の詳しい手順は Windowsが起動しないときに放電を試したほうが良い? でご確認ください。
ちなみに、ディスクのエラーを確認していますが終わらない原因を追究する必要はないかと思いますので、そのまま回復ドライブからのメンテナンスにお進みください。放電&回復ドライブからのスタートアップ修復で解決できればパソコン部品が誤作動しているケースまたは、ディスクのエラーを確認していますで実行されているプログラムにエラーが起きているケースのどちらかの原因だったということになりますし、解決できなければ残る原因はパソコン部品の故障になります。
回復ドライブを作ってください。

正常に起動するパソコンで回復ドライブを作ってください。
回復ドライブはUSBメモリで作成するWindows11/Windows10のメンテナンス機能です。会社やご家庭にある正常に動作する他のパソコンで作成した回復ドライブを使ってトラブルの起きたパソコンをメンテナンスできます。
回復ドライブはWindows11とWindows10で相互利用できます。たとえば、Windows10で作成した回復ドライブをトラブルが起きたWindows11で使うことができます(その逆パターンもOKです)。ただし、Windows11は32ビットがありません。32ビットのWindows10で作成した回復ドライブを64ビットのWindows11では使えません。*ビットが違うと作業できません。
回復ドライブから起動してください。

正常なパソコンで作成した回復ドライブをトラブルの起きているパソコンに接続して起動してください。
回復ドライブからの起動方法ですが、たとえば、DELLパソコンは電源ボタンを押してからキーボードの「F12」を連打してください。キーボードの矢印キーで回復ドライブのUSBメモリを選択してから、キーボードのEnterを押してスタートです。
その他のメーカーパソコンはこちらのリンクからご確認ください。 NEC、富士通、東芝、Lenovo、DELL、HP 。もし上手くいかない場合はパソコンメーカー様に電話でご確認ください。詳しく教えてくれます。
回復ドライブの起動に5分以上かかる場合は、パソコン部品が故障している可能性もあります。回復ドライブから起動できないときの原因と対処法 こちらの記事もご確認ください。
回復ドライブからの起動後にBitLocker回復キーの入力を求めてくる場合は、BitLocker 回復キーを確認する方法 でBitLocker回復キーを入手してください。BitLocker回復キーの探し方がわかったものの、なかなかBitLocker回復キーが見つからないという場合は、BitLocker回復キーが見つからないときに確認したいポイントと事例 でご確認ください。
回復ドライブのスタートアップ修復を実行してください。

回復ドライブから起動したら詳細オプション画面まで進んで、スタートアップ修復をクリックしてください。完了したら再起動してWindowsが起動するかどうかご確認ください。
回復ドライブからの起動後に、「Microsoft IME」、「トラブルシューティング」とクリックして進みますと詳細オプション画面になります。詳細オプション画面に「スタートアップ修復」のボタンがあります。次に「Windows11」、「シャットダウン」とクリックして完了です。再起動してWindows11の起動トラブルが改善していることをご確認ください。
詳しい作業手順は Windows11回復ドライブを使ったスタートアップ修復の方法 でご確認ください。Windows11を使ってレポートしておりますが、Windows11をWindows10に読み替えていただければ操作方法は同じです。
回復ドライブのスタートアップ修復でもディスクのエラーを確認していますが3時間を超える場合ですが、残る原因は部品故障になります。修理に出したり、新パソコンの購入が次の解決方法になります。
データが重要な場合は、回復ドライブからの作業でも30分を超えたら強制終了してください。
回復ドライブのコマンドプロンプトを実行してください。

回復ドライブから起動したら詳細オプション画面まで進んで、コマンドプロンプトをクリックしてください。コマンドプロンプトの画面が開きましたら、「chkdsk c: /f」と入力して、キーボードのEnterキーを押してスタートしてください。
本来、コマンドプロンプトはケースバイケースで使い方が変わります。たとえば、料理の味がもの足りないときに、塩を足すのか砂糖なのか、それともおしょう油なのかはケースバイケースです。何でもかんでも、とりあえず塩を足すなんてスタンスでしたら、逆に味が壊れてしまうこともありますよね。
そのような感じで、意図もなくとりあえずコマンドを試してみようは、Windowsの起動トラブルを修復するつもりで、逆に壊してしまう恐れもあります。
ただし、「chkdsk c: /f」はエラーを直すだけのコマンドでして悪化はしません。ファイルシステムが正常でしたら、エラーが見つかりませんで終わるため、無意味な修正がありません。とりあえず試そうがOKな数少ないコマンドです。このコマンドの使い方や、その他お客様よりよくお伺いするコマンドについて Windows11/Windows10が起動しない、コマンドプロンプトの間違ったヤバイ使い方と修復方法 でレポートしております。コマンドプロンプトを試してみようかなという場合は、注意点もありますのでぜひご確認ください。