事例研究:「ディスクのエラーを確認しています」が1時間以上続く複合トラブルをコマンドプロンプトで解決

結論:原因はWindows Update失敗に起因する複合エラー。「$WinReAgent」フォルダの更新日が特定の手がかりです。
一般的なチェックディスクでは直りません。コマンドプロンプトでDISMを使い、失敗した更新プログラムを削除して解決しました。


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事例サマリー:Windows Update失敗による起動不全

  • 症状:「ディスクのエラーを確認しています」が1時間以上終わらない。動作が重く強制終了した経緯あり。
  • 原因:Windows Updateの更新失敗に起因するファイルシステム破損(複合トラブル)。
  • 診断:コマンドプロンプトで「$WinReAgent」の更新日時と、DISMコマンドで更新失敗(Install Pending)のパッケージを確認。
  • 解決策:回復ドライブを使用。「chkdsk」でファイルシステム修復後、「DISM」コマンドで不具合のある更新プログラムを個別削除。
  • 注意点:「chkdsk」自体が極端に遅い場合は、ハードディスク(SSD)の物理故障の可能性があります。

本記事は、「ディスクのエラーを確認しています。完了するまで1時間以上かかる場合があります。」という画面が終わらないWindows起動トラブルを、コマンドプロンプトで修復した事例研究レポートです。

通常、このメンテナンス画面は、ファイルシステムの軽微なエラーを直すためのもので、長くても10分?20分程度で完了します。もし1時間待っても終わらない場合、それは単なるエラーではなく、「Windows Updateの失敗」や「システム情報の深刻な破損」など、複数のトラブルが裏で起きているサインです。

今回の事例も、一般的な対処法(chkdskコマンド)だけでは解決せず、Windows Updateのエラー修復まで行う必要がありました。「なぜ自動修復が終わらないのか?」その根本原因を特定し、データを消さずに復旧させたプロの診断・修復プロセスを公開します。

更新理由:2026年01月27日
修理内容はそのままで、注意点などを追記&手順書ではなく、実績ということが明確になる表現をAIで編集(ドキュメンタリー化)しました。

** 目次 **

  1. プロの視点:なぜ「ディスクエラー」が終わらなかったのか?
  2. 徹底調査:真犯人は「Windows Updateの失敗」
  3. Windows起動トラブルでお困りの時は…

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プロの視点:なぜ「ディスクエラー」が終わらなかったのか?

ディスクのエラーを確認しています。完了するまで1時間以上かかる場合があります。画面の写真
この画面のまま1時間以上進まない状態でした。
*画像はすべて当社のPCです。お客様の画面を撮影することは一切ありません。

「ディスクのエラーを確認しています」というメッセージは、本来であればパソコン自身が軽い傷を治すための自動修復機能です。健康なパソコンであれば、数分から長くても20分程度で終わります。

今回のお客様は「1時間待っても終わらない」とのことでした。ハイスペックなパソコンでこの時間は明らかに異常です。私たちはこの時点で「単なるディスクのエラーではなく、もっと根深い原因(複合トラブル)がある」と直感しました。

「待つ」のではなく「検査」をする

まずは現状を把握するため、当社のメンテナンス用ツール(回復ドライブ)を使って、強制的に検査を行いました。

chkdsk c: /fの画面
プロの診断画面:実はディスクの修復自体はたった数分で完了していました。

驚くべきことに、プロ用のツールでチェックディスク(chkdsk)を実行すると、わずか数分で完了しました。「ディスクのエラー」自体はこれで解消されたはずです。

しかし、パソコンを再起動しても、やはり正常に起動しません。これは「ディスクのエラーは、真犯人が暴れた結果の『傷跡』に過ぎず、真犯人はまだ潜んでいる」ことを意味します。

ここで「chkdskで直らないから初期化(リカバリ)しかない」と諦めてしまう業者さんもいますが、私たちはデータを守るため、さらに奥深くの調査(捜査)へ進みます。

徹底調査:真犯人は「Windows Updateの失敗」

お客様からのヒアリングにあった「動作が急に遅くなり、強制終了した」という経緯がヒントになりました。

私たちはコマンドプロンプトという黒い画面を使い、パソコンの内部記録(ログ)を「事情聴取」します。

コマンドプロンプトでdir c:\ /aの画面
証拠を発見:トラブル発生時刻と更新日時が一致するシステムファイル($WinReAgent)を特定。

調査の結果、「$WinReAgent」というWindows Updateに関連するフォルダの更新日時が、トラブル発生日時とピタリと一致しました。

つまり、「Windows Updateを行おうとして失敗し、パソコンがフリーズ。それを強制終了したため、ファイルシステムも巻き添えで破損した」という全貌が見えてきました。

失敗した更新プログラムだけを「外科手術」で取り除く

原因が「Windows Updateの失敗」と特定できれば、解決策は決まっています。失敗して「のどに詰まった」状態のプログラムだけを、コマンドを使って丁寧に取り除きます。

コマンドプロンプトでdism /image:c:\ /get-packagesの画面
失敗リストの抽出:インストールに失敗している(Install Pending)プログラムを洗い出します。

専用のコマンド(DISM)を使い、インストールされているプログラムの一覧を取得します。すると、1ヶ月以上前から「インストール保留中(エラー)」になっているプログラムが複数見つかりました。これが起動を妨げていた「真犯人」です。

コマンドプロンプトでdism /image:C:\ /remove-package /packagename:の画面
修復作業:エラーを起こしているプログラムだけをコマンドで削除します。

ここからは慎重な作業になります。正常なプログラムには触れず、エラーを起こしているプログラム名だけを指定して、一つひとつ手作業で削除していきます。間違ったファイルを消すとWindowsが壊れてしまうため、知識と経験が必要な作業です。

修復完了、そして正常起動へ

システムの復元の画面
最終確認:他に悪さをしている設定がないか、システムの復元ポイントなども念のため確認します。

すべてのエラー要因を取り除いた後、再起動を行うと、嘘のようにスムーズにWindowsが立ち上がりました。

今回のケースは、画面上には「ディスクのエラー」と表示されていましたが、その裏には「Windows Updateの失敗」という根本原因が隠れていました。表面的なエラーメッセージだけを信じて対処していたら、直らなかった事例です。

「自分では原因が特定できない」「コマンド操作は怖い」という場合は、無理に触らず、私たち専門家にお任せください。大切なデータを残したまま、安全に修復いたします。

※プロの現場からの重要補足

今回の事例ではスムーズに修復できましたが、実際の修理現場では以下の点に細心の注意を払っています。

  • BitLockerの壁:近年のパソコンは暗号化(BitLocker)されており、コマンド操作の前に「回復キー」が必要になるケースが増えています。
  • chkdskのリスク:ハードディスクが物理的に弱っている場合、チェックディスク(chkdsk)の負荷で完全に故障し、データが取り出せなくなるリスクがあります。