Windows11「デバイスに問題が発生したため」黒い画面(ブルースクリーン)起動しない修理事例:初期化と言われたトラブルを復旧

結論:「デバイスに問題が発生」の黒い画面(青い画面)は、Windows Update失敗が原因でした。
コマンド診断で特定し、システムの復元で解決。初期化せずデータそのままで復旧しました。


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オレンジセキュアサービス株式会社

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TEL : 03-5823-1870

【修理事例の要約】初期化せずに直せたケース

症状
Windows11の起動中に「デバイスに問題が発生したため、再起動する必要があります。」というメッセージが出て、黒い画面(または青い画面)で停止し、再起動を繰り返す。
原因
Windows Updateのインストール失敗(更新プログラムの適用不全)。
診断
回復ドライブのコマンドプロンプトにて「$WinReAgent」の更新日時と、「dism」コマンドによるパッケージエラーを確認し、更新失敗と断定。
解決策
システムの復元を実行。エラーが起きる前の復元ポイントへ戻すことで、データを保持したまま約15分で復旧。
注意点
他店で「初期化(リカバリ)しかない」と診断されることが多い症状ですが、この手順ならデータは消えません。諦めて初期化する前にコマンド診断を推奨します。

「メーカーロゴの後、いつもの画面に行かず、青い画面(または黒い画面)で停止してしまう」
これはWindowsの起動トラブルの中でも、特に深刻に見える症状です。

今回のご依頼は、Windows11の起動時に「デバイスに問題が発生したため、再起動する必要があります。」と表示され、再起動ループに陥ってしまった事例です。

お客様は、事前にメーカーサポートや他の修理店に相談されたそうですが、どこでも返ってくる答えは「初期化(リカバリ)するしかない」という絶望的なものでした。初期化をすれば、大切な写真も、仕事のデータもすべて消えてしまいます。

しかし、当社の診断結果は異なりました。原因は「Windows Updateの失敗」。
適切な処置を行うことで、データを1バイトも消すことなく、わずか15分で復旧させることに成功しました。

なぜ他店では「初期化」と言われたトラブルを、データそのままで直すことができたのか?
実際の修理現場で行った「コマンド診断」のプロセスと、解決までの全記録を以下の構成でレポートします。

更新理由:2026年1月28日
修理内容はそのままで、注意点などを追記&手順書ではなく、実績ということが明確になる表現をAIで編集(ドキュメンタリー化)しました。

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お問い合わせフォーム
電話番号は0358231870です

プロの診断:なぜ「初期化不要」と判断できたのか

Windowsブルースクリーン(デバイスに問題が発生したため)の画像
▲依頼品の画面。最近のWindows11では背景が黒色(ブラックスクリーン)になることもありますが、内容は同じ重度のエラーです。

「メーカーロゴの後、すぐにこの画面になって再起動を繰り返す」。
これはWindowsの重要なシステムが壊れている時に出る症状です。この状態になると、多くの修理店やメーカーサポートでは「初期化(データを全部消して工場出荷時に戻す)」を提案されます。

しかし、当社では「本当に初期化しか方法がないのか?」を徹底的に調査します。もし原因が「Windows Update(更新)の失敗」であれば、エラーだけを修正して(初期化せずに)直せるからです。

証拠1:トラブル発生時刻と更新時刻の一致

私たちはまず、メンテナンス専用のツール(回復ドライブ)を使って、パソコン内部の「更新記録」を確認しました。

コマンドプロンプトという黒い画面で調査を行うと、Windows Updateの動作を管理するフォルダ($WinReAgent)の日付が、トラブルが起きた日時とぴったり一致していることが判明しました。

コマンドプロンプトで更新日時を確認している証拠画面
▲プロの診断画面:ファイルの更新日時(タイムスタンプ)を確認し、トラブル発生のタイミングと照合します。
*画像はすべて当社のPCです。お客様の画面を撮影することは一切ありません。

「何もしていないのに壊れた」とお客様はおっしゃっていましたが、裏側ではWindowsが自動更新を行おうとして、そこで失敗していたことがこの画面から読み取れます。
この時点で「機械の故障ではなく、プログラムの故障」である可能性が濃厚になりました。

証拠2:更新履歴のエラー反応

さらに詳しく調べるため、どのようなプログラムがインストールされたのかをコマンドで問い合わせてみました。すると、通常ならズラリと表示されるはずの履歴が表示されず、エラーコードが返ってきました。

コマンドプロンプトでエラーが出ている画面
▲更新履歴を呼び出そうとするとエラーに。これは「更新システムのデータベース自体が壊れている」という決定的な証拠です。

一見すると悪い状況に見えますが、私たちにとっては「原因特定」の瞬間です。

  • 機械(ハードディスク等)は壊れていない
  • Windows Updateの失敗が原因でシステムが混乱しているだけ

この2点が確定しました。つまり、「初期化(データを消す)必要はなく、システムの時間を巻き戻せば直る」と診断できます。

このように、当社では「とりあえず初期化」ではなく、ログ(記録)に基づいた根拠のある修理を行っています。

解決策:データそのまま「15分」で復旧完了

診断の結果、「部品故障ではない(データは無事)」こと、「Windows Updateの失敗が原因」であることが特定できました。

ここまで分かれば、対処法は一つです。Windowsの時間を、失敗する前の状態に戻す「システムの復元」を実行します。

システムの復元で正しい復元ポイントを選んでいる画面
▲実際の修復作業:診断に基づき、エラーが起きる直前の「健全な状態」のポイントを正確に選びます。

やみくもに復元を行うと状況が悪化することがありますが、今回はログ解析で「どのタイミングで壊れたか」を完全に把握しています。迷わず正しい復元ポイントを選択し、実行からわずか15分程度で、いつものログイン画面が戻ってきました。

もちろん、デスクトップの写真やドキュメント、メール設定なども「トラブルが起きる前のまま」です。

なぜ他店では「初期化しかない」と言われたのか?

お客様が最初相談された修理店では、「Windowsが起動しない=初期化(リカバリ)」と案内されたそうです。

確かに初期化をしてしまえば、システムは新品同様になるのでトラブルは直ります。しかし、それは「データも設定も全て消える」ことを意味します。

最近のWindows11(25H2/24H2)では、エラー画面が青色から黒色(ブラックスクリーン)に変わるなど見た目の変化はありますが、内部の仕組みは変わっていません。今回のようにしっかりログを解析すれば、初期化せずに直せるケースは非常に多いのです。

重要:ご自身で作業される場合の注意点

この記事のケースは「Windows Update失敗」が原因でした。もし原因が「ハードディスクの故障」だった場合、システムの復元を行うとトドメを刺してしまい、データが取り出せなくなるリスクがあります。
「原因が特定できていない状態」での無理な操作は禁物です。

補足

診断結果の比較:なぜデータが残ったのか

比較項目 一般的な修理店・メーカー 当社の専門診断
着眼点 起動するかどうか
(ハードウェア重視)
ログにエラー記録があるか
(ソフトウェア重視)
診断結果 システム破損により
修復不可能
Windows Update失敗による
一時的な不整合
処置内容 初期化(リカバリ) システムの復元
(適切なポイント選定)
データの運命 すべて消去される そのまま残る

BitLocker回復キーの入力を求めてくる場合は、入力しないとメンテナンスができないのですが、スキップされているケースも意外とあります。もしまだ入手できていない場合は、スマホで回復キーを確認する方法 をご確認ください。