「回復 お使いのPCまたはデバイスは修復する必要があります」青い画面でWindows11が起動しない原因とデータを守る修復手順

結論:原因はBCDからWindowsへの引き継ぎエラーです。Windows Update直後や長期間のスリープ運用で発生します。画面の指示(F8やF1)に従い、セーフモードやシステムの復元を実行して直します。進めない場合は回復ドライブが必須です。


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【概要】「回復 お使いのPCまたはデバイスは修復する必要があります」の原因と対処法

「回復 お使いのPCまたはデバイスは修復する必要があります」という青い画面が表示され、Windows11が起動しない場合、多くは起動情報(BCD)からWindowsへバトンタッチする際のエラーが原因です。

この症状の最大の特徴は、画面に「スタートアップ設定(F8)」や「回復環境(F1)」などのメニューが表示され、あなたの操作を待っている状態(待機状態)になることです。

【原因と対処法】

  • 主な原因:Windows Updateやスリープ状態のまま使い続けるなどの理由でWindowsにエラーが発生し、BCDがWindowsへ処理をバトンタッチできなくなると発生します。
  • 対処法:表示されているメニューから「セーフモード」、「コマンドプロンプトでのシステム修復」、「システムの復元」の順番で試すことで直る可能性が高いです。
  • 例外:F8やF1を押しても画面が切り替わらない場合は、より深刻なBCDファイルのエラーが疑われます(※別の対処法へご案内します)。

突然の青い画面に驚かれるかもしれませんが、メニューが表示されている場合はソフトウェア的なトラブルであるケースも多く、順番に対処することで復旧できる可能性があります。

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青い画面の具体的な症状と似たエラーとの違い

結論:電源を入れるとメインメッセージと共に、「スタートアップ設定(F8)」などの実行メニューが表示され、キーボードからの入力を待機する状態になります。

回復 お使いのPCまたはデバイスは修復する必要がありますがモニターに表示されている

メッセージとF1/F8などの実行メニューが表示されて待機状態になる

パソコンの電源を入れると、メーカーロゴが表示された後に青い画面となり、「回復 お使いのPCまたはデバイスは修復する必要があります」というメインメッセージが表示されます。

そして画面の下部には、以下のような実行メニューが案内されています。

  • 回復環境を表示するにはF1キーを押してください
  • スタートアップ設定を表示するにはF8キーを押してください
  • UEFIファームウェア設定を表示するにはESCキーを押してください

この画面はエラーを知らせていると同時に、「次にどの修復メニューを実行しますか?」とパソコンが待機している状態です。自動的に再起動を繰り返すことはなく、あなたがキーを押すまでこの画面のまま留まります。

【違い】「Recovery Your PC needs to be repaired」はメニューが出ない

青い画面で起動しないトラブルには、非常によく似た「Recovery Your PC needs to be repaired」という英語のメッセージが表示されるものがあります。

単なる英語と日本語の違いのように見えますが、実は決定的な違いがあります。英語の「Recovery Your PC...」エラーの場合、F1やF8といった修復メニューの案内が表示されず(UEFIファームウェア設定の実行メニューのみ)、Windowsの修復機能(回復環境)を呼び出すことができません。

今回のように日本語で「回復 お使いのPC...」と表示され、さらにF1やF8のメニューが出ている場合は、Windowsの自己修復機能がまだ生きている証拠です。修復のハードルは比較的低いため、安心してください。

「お使いのPCまたはデバイスは修復する必要があります」が表示される原因

結論:起動の案内役である「BCD」は正常に動いているものの、そこからWindowsへ処理を渡す(バトンタッチする)際に、Windows側のエラーで失敗している状態です。

起動情報(BCD)は正常だが、Windows側のエラーでバトンタッチできない状態

パソコンがWindows11を起動する際、まず「BCD(起動情報)」という案内役のプログラムが働き、その後にWindows本体のシステムが読み込まれるというリレー形式になっています。

このエラー画面でF1やF8のメニューが表示されているということは、第一走者である「BCD(案内役)」までは正常に動いているということです。しかし、第二走者である「Windowsシステム」に何らかの不具合が起きており、うまくバトンタッチできずに起動がストップしてしまったために、この青い画面(ブートエラー)が表示されています。

Windows Update直後や、シャットダウンしない使い方(スリープ運用)で起きやすい

では、なぜWindowsシステム側でバトンタッチに失敗するような不具合が起きるのでしょうか?
パソコン修理の現場で数多く診断してきた経験上、このトラブルには明確な傾向があります。

最も多いのは「Windows Updateの直後」です。アップデートによってシステムファイルが更新された際、一時的な不整合が起きて読み込めなくなるケースです。

また、お客様からお話を伺うと「普段パソコンをシャットダウンせず、スリープや電源を入れっぱなしで使っている」という傾向が非常に強いです。長期間パソコンを完全にシャットダウンしないと、メモリやシステム内に小さなエラーが蓄積しやすくなり、ある日突然、起動のバトンタッチに失敗してしまうことがあります。

これらは部品の物理的な故障ではなく、一時的なシステムエラーであることが多いため、次にご紹介する手順で修復できる可能性が十分にあります。

【データを守る修復手順】Windows11を直す3つのステップ

結論:画面の指示に従い「F8」または「F1」キーを押して修復メニューに進みます。「セーフモード」「コマンドプロンプトでの修復(chkdsk、sfc)」「システムの復元」という順で、データを守りながら修復して切り分けします。

回復 お使いのPCまたはデバイスは修復する必要がありますの修復作業のフローチャート

大切なデータや設定を消さずにWindows11を直すために、まずは画面に表示されているメニューから自己修復機能を呼び出しましょう。

診断:BCDとWindowsのどちらにエラーがあるかを切り分ける

まずは青い画面に表示されている指示に従い、キーボードの「F8キー」を押してみてください。

  • 診断1:
    画面が切り替わり、「スタートアップ設定」画面に進んだ場合:Windowsのエラーです。このまま修復作業を進めてください。
  • 診断2:
    キーを押しても全く反応しない、または再起動して同じ青い画面に戻ってしまう場合:BCDのエラーです。このページの手順では直せないため、【例外】F8やF1を押してもメニューに進めない場合の対処法へお進みください。

BitLocker回復キーについて

BitLocker回復キー入力画面

操作の途中で「BitLocker回復キー」の入力を求められた場合は、スキップせずに必ず毎回入力してください。

参考:BitLocker回復キーの見つけ方(スマホで確認可能)

手順①:セーフモードでの起動を試す(目安5分)

スタートアップ設定画面でf4を押します

無事に画面が切り替わったら、まずは必要最小限のシステムだけでWindows11を立ち上げる「セーフモード」を試します。Windows Update直後の一時的なエラーであれば、これだけで直るケースがあります。

参考:セーフモードで起動中に「更新プログラムを構成しています ○○%」という表示が出て直った修理事例

  1. 「スタートアップ設定」の画面が表示されたら、キーボードの「4」または「F4」キーを押し、「セーフモードを有効にする」を選びます。
  2. 無事に起動した場合は、USBメモリなどへデータのバックアップを行ってから再起動してください。
  • 診断1:
    セーフモード可:通常起動もできた場合は完了です。仕上げ作業へ進みます。
  • 診断2:
    セーフモード可:通常起動は不可の場合は、次のステップへ進むか、初期化を行うことを検討してください。
  • 診断3:
    セーフモード不可:次のステップへ進みます。

手順②:コマンドプロンプトでシステム修復(chkdsk、sfc)を実行する(目安20分)

セーフモードで起動できなかった場合は、コマンドプロンプトを使ってWindowsのエラーを検査・修復します。

  1. 再び「回復 お使いのPC...」の青い画面から、今度は「F1キー」を押して回復環境を開きます。
  2. 「トラブルシューティング」>「詳細オプション」>「コマンドプロンプト」の順にクリックします。

①ドライブの確認(DIR)

dirコマンドでWindowsフォルダを確認している画面

入力: dir c:
画面に「Windows」や「Users」というフォルダが表示されるか確認します。
もし表示されない(「ファイルが見つかりません」など)場合は、dir d:dir e: と順番に試し、Windowsフォルダが入っているドライブ文字(CやDなど)を探してください。

このまま連続して、次のコマンド操作(CHKDSK)を行います。

②ディスクのチェック(CHKDSK)

chkdskコマンドを実行している画面

入力: chkdsk c: /f
※ 手順①でWindowsがあった場所が「d:」だった場合は chkdsk d: /f に変えてください。
「Y/N」と聞かれたら「Y」を押してEnterします。
このコマンドはファイルシステムのエラーを直します。

要注意:カウンターが止まって動かない場合

  • 【危険】HDDやSSDの機械的な故障が疑われます。
    画面に表示されているカウンターの数字が、2秒以上、全く動かないタイミングがある場合は、無理に続けず右上の「×」ボタンで閉じて電源を切ってください。
    これ以上負荷をかけると、データ救出もできなくなります。
  • 参考: chkdskスピード 1秒間に2回はチェックしています。

chkdskコマンドが完了しましたら、再起動せずにそのまま次のsfcコマンドを試します。

システムスキャン(SFC)

sfcコマンドを実行している画面

入力: sfc /scannow
このコマンドはシステムファイルにエラーがあるとそれを直します。
※「検証 100% 完了」と出るまで電源を切らないでください。

sfcコマンドが完了しましたら、右上の「×」をクリックして画面を閉じ、「続行(終了してWindows11に進む)」または「再起動」してください。

  • 診断1:
    通常起動ができた場合は完了です。仕上げ作業へ進みます。
  • 診断2:
    改善しない場合は、次のステップへ進みます。

手順③:システムの復元でWindows Update前の状態に戻す(目安30分)

復元ポイントの日付を確認している画面

コマンド修復でもWindows11が起動しない場合は、エラーが起きる前の健康な状態にシステムを戻す「システムの復元」を実行します。

  1. 手順②と同じように、F1キーから回復環境を開き、「トラブルシューティング」>「詳細オプション」へと進みます。
  2. 「システムの復元」をクリックします。
  3. 復元ポイントのリストが表示されたら、摘要欄にWindows Updateと表示されている日時を選択して「次へ」を進みます。
  4. 復元処理が完了するまで待ち、指示に従って再起動します。

*Windowsのシステムだけを過去に戻すため、ドキュメントや写真などのデータは消えません。

  • 診断1:
    通常起動ができた場合は完了です。仕上げ作業へ進みます。
  • 診断2:
    改善しない場合は、最終診断へ進みます。

【最終診断】すべて試しても改善しない場合

このページでご案内している手順をすべて実行しても起動しない場合、ご自身で行える標準的な修復は完了しています。

データやPCを守るためには、ここから先は「どう直すか」ではなく、「どの方法を選ぶか」の段階になります。

データを残したまま起動を戻したい場合

ここまでの手順で起動が戻らない場合でも、データが残っている可能性は十分あります。初期化を行う前に、現在の状態を確認することが重要です。

当社では、Windowsを初期化せずに正常起動へ戻す修復を専門に対応しています。もし故障などの理由で、起動の復旧が難しい場合でも、状態に応じてデータの取り出しも行っていますのでご安心ください。こちらもご確認ください。

修理に出す前にここだけ確認

  • 重要なデータが入っているか
  • 同じ症状を何度も繰り返していないか
  • 異音やフリーズが増えていないか

このような症状がある場合、ストレージ故障の可能性があります。

もし、このページのタイトルとどのような診断結果なのかをお問い合わせフォームからご相談いただければ、時間をかけてしっかりと確認し、対応可否をご案内いたします。

「まだ修理に出すかどうか決めていない」という段階のご相談が最も多いです。症状だけでも構いませんので、お気軽にご相談ください。

修理に出さず、ご自身で完結させたい場合のアドバイスです

初期化が実行できる状態であれば、早めに行うことでパソコンとしては正常な状態に戻せます。

状態が進行すると初期化すらできなくなるケースも実際にあるため、実行できる段階で判断しておくことも安心につながります。

お問い合わせフォーム
電話番号は0358231870です

【再発防止】Windows11が起動したら行いたいこと

結論:Windows11が起動しましたら、データのバックアップや今後の備えを行った上で、エラーが間違いなく修復できたことをWindows Updateで検証します。

Windows11起動トラブルの多くは、「再現性のないエラー(たまたま起きた不具合)」であり、いつまた再発するかわかりません。頻繁には発生しないものの、忘れたころに発生したりします。
Windows11が起動した場合は以下の対策を行っておきますと安心です。

1. データのバックアップ(最優先)

USBメモリやクラウド(Googleドライブなど)に、大切なデータをコピーしてください。

2. 回復ドライブの作成

USBメモリを使って「回復ドライブ」を作成しておけば、次に起動しなくなった時、部品故障でなければ初期化してパソコンを再利用できます。
今回、他のPCで作成した回復ドライブを使った場合は、その回復ドライブでは初期化ができません。個々のPC用に作成しておくと間違いありません。

3. アカウント情報のメモ

Microsoftアカウントのメールアドレスとパスワード、Officeのライセンスキーなどを紙に書いて保管してください。

4. 仕上げ:Windows Update

最後にWindows Updateを手動で実行してください。エラーなくアップデートが完了すれば、今回のトラブルは完全に解消されたと診断できます。
特に今回のエラーはWindows Updateの可能性もあり、ここが重要なポイントです。

【例外】F8やF1を押してもメニューに進めない場合の対処法

結論:画面の指示通りにF8やF1を押しても無反応だったり、再起動を繰り返す場合は、Windows本体ではなく起動情報(BCD)側のエラーです。修復には「回復ドライブ」が必須となります。

メニューに進めない場合は、Windowsではなく「BCD」のエラーが原因

パソコン修理の現場でも稀に見かけるケースですが、「回復 お使いのPCまたはデバイスは修復する必要があります」という画面が出ているにもかかわらず、案内されているF8キーやF1キーを押しても全く修復メニューに移れない(待機状態から進まない、あるいは一瞬黒くなって元の画面に戻る)ことがあります。

この場合は、バトンを渡される側のWindowsのエラーではなく、バトンを渡す側の「BCD(起動情報)」自体が破損しており、回復環境すら呼び出せない状態に陥っています。

回復ドライブを使用した修復手順

自力でメニューを呼び出せない以上、外部からメンテナンス環境を立ち上げる必要があります。正常な別のパソコンを使ってUSBメモリで「回復ドライブ」を作成し、そこから起動してBCDを再構築しなければなりません。

この例外的なBCDエラーの修復方法については、非常に似た別のエラー画面である「Recovery Your PC needs to be repaired」の直し方と同じ手順になります。

以下の別記事にて、回復ドライブの作成方法から安全なコマンド手順(bootrec /rebuildbcdなど)までを動画付きで詳しく解説していますので、こちらを参考に修復を行ってください。

【BCDエラーが疑われる場合の修復手順はこちら】

「Recovery Your PC needs to be repaired」青い画面でWindows11が起動しない原因とデータを守る対処法|BCDエラーの修復方法

よくある質問(FAQ)

Q.「回復 お使いのPCまたはデバイスは修復する必要があります」の原因は何ですか?

A. 起動情報(BCD)からWindows11へ処理を引き継ぐ際に、Windows側のシステムエラーによって失敗していることが原因です。Windows Updateの直後や、シャットダウンせずに長期間スリープ運用を続けているパソコンで発生しやすい傾向があります。

Q.「お使いのPCまたはデバイスは修復する必要があります」と表示されたらデータは消えますか?

A. 青い画面に驚かれるかもしれませんが、この時点ではデータが消えているわけではありません。セーフモードやシステムの復元など、正しい手順で修復を行えば、写真やドキュメントなどの大切なデータを守ったまま元の状態に戻せる可能性が高いです。

Q.画面の指示通りにF8キーを押しても何も起きないのですが?

A. キーを押しても修復メニューに進めない場合は、Windows側ではなく、起動を管理するBCDファイル自体が破損している「例外的なケース」です。この場合は、別のパソコンで作成した回復ドライブ(USBメモリ)から起動して修復作業を行う必要があります。

まとめ(結論だけ3行)

  • 「回復 お使いのPCまたはデバイスは修復する必要があります」は、Windows Update直後やスリープ運用で起きやすい、Windows側の一時的なバトンタッチ失敗(エラー)です。
  • 画面の指示に従ってF8キーやF1キーを押し、セーフモード、コマンドプロンプト修復、システムの復元の順番で試すことでWindows11が起動しないトラブルを解決できます。
  • 例外として、キーを押しても全く進まない場合はBCDのエラーが原因のため、回復ドライブを使った修復(別記事の手順)が必要になります。

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