Windows11ロック画面が解除できないトラブルをchkdskとsfcで解決する手順を画像付きで徹底解説

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ロック画面が解除できなくなったWindows11を簡単に直せるように手順を徹底解説します!

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公開日 :

Windowsロック画面の表示されたノートパソコンをこれから直そうとしている30代のエンジニアの男性がいます。青いシャツで右手にマニュアルを持っています。そんなイラストです。

はじめに、このページの重要ポイントです!

Windows11のロック画面が解除できなくなっても故障ではありません。多くのケースで、ロック画面解除の設定が変更になった又は、簡単に直せるWindowsのトラブルが原因です。

まずはWindows11ロック画面でキーボードの「Ctrl」+「Alt」+「Delete」を押してください。もしこれでもロック画面が解除できないときはトラブル確定です。

コマンドプロンプト画面で「 chkdsk c: /f 」と「 sfc /scannow 」を実行してください。

この記事では、ITに苦手意識があっても約15分で元通りに復旧できるよう、画像付きで手順をレポートします。もちろん、保存してある写真やデータが消えることはありませんのでご安心ください!

・・ 目次 ・・

  1. Windows11ロック画面解除のためのchkdskコマンドとsfcコマンドを最短で実行する作業手順
  2. コマンドプロンプトで解決できないときのAI診断テンプレ
  3. Windows11ロック画面が解除できないトラブルに関するFAQ
  4. 万が一、お困りの時は…

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Windows11ロック画面解除のためのchkdskコマンドとsfcコマンドを最短で実行する作業手順

Windows11ロック画面

コマンドプロンプト画面を開きまして、コマンドの「 chkdsk c: /f 」と「 sfc /scannow 」を実行する作業手順をレポートします。

作業時間は10分で終わります。再起動しまして、Windows11のロック画面からサインイン画面に進めることをご確認ください。

ちなみに、Windows11ロック画面が解除できないトラブルの原因やこのコマンドの根拠については、Q1Q2Q3 、FAQでレポートしております。ぜひご確認ください。

Windows11ロック画面で強制終了しても問題ありません。電源オフにしてからメンテナンス作業をスタートしてください。

*文章のボリュームが大きくなってしまう補足(注意点は除く)などを、FAQにまとめて書いてリンクする、というスタイルで、スッキリ感のある解説を目指しています。”Q-”からはじまるリンクがFAQになります。


Step1:強制終了を行って、自動修復を準備していますをスタートしてください。

自動修復を準備していますがはじまった画像

PCの電源オンしまして、メーカーロゴが表示されてから電源ボタンを長押しする強制終了、という作業を3回しますと、自動修復を準備していますというメッセージが表示されます。

コマンドプロンプトなどのメンテナンスメニューは、このメッセージの続きの画面にあります。自動修復が完了するまでしばらくお待ちください。

*強制終了しても問題ありません。

注意点です!

BitLocker回復キーの入力画面
この画面が表示される場合のみ、BitLocker回復キーが必要です。

このBitLocker回復キーの入力を求める画面が表示される場合は、必ず回復キーをご入力ください。

Q-BitLocker回復キーの詳細を教えてください。 BitLocker回復キーの見つけ方もレポートしております。

Step2:キーボードのEnterを押してください。

現時点では、デバイスを自動的に修復できませんでした。画面の画像

「現時点では、デバイスを自動的に修復できませんでした」の画面で、キーボードのEnterを押してください。

注意点です!

Windowsが正しく読み込まれませんでした”画面の”詳しい修復オプションを表示する”ボタンの画像
「現時点では、デバイスを自動的に修復できませんでした」画面とは違う画面のパターンもあります。

「Windowsが正しく読み込まれませんでした」画面の場合は、”詳しい修復オプションを表示する”ボタンをクリックしてください。

次の「オプションの選択」画面で、トラブルシューティングをクリックしてください。

次の「トラブルシューティング」画面で、詳細オプションをクリックしてください。

次の「詳細オプション」画面に、コマンドプロンプトのボタンがあります。下の Step6:「コマンドプロンプト」をクリックしてください にお進みください。

Step3:トラブルシューティングをクリックしてください。

その他の回復オプション画面

その他の回復オプション画面で、トラブルシューティングをクリックしてください。

Step4:トラブルシューティングをクリックしてください。

「トラブルシューティング」ボタンをしている画像

オプションの選択画面で、トラブルシューティングをクリックしてください。

Step5:詳細オプションをクリックしてください。

詳細オプションをクリックしている画像

トラブルシューティング画面で、詳細オプションをクリックしてください。

Step6:コマンドプロンプトをクリックしてください。

コマンドプロンプトをクリックしている画像

詳細オプション画面で、コマンドプロンプトをクリックしてください。

Step7:Windowsが入っているドライブ(場所)を探します。

コマンドプロンプトでdir c:と入力している画像
「dir c:」を実行して、Program Files、Users、Windows、3つのフォルダがあれば「c:」が正解です!

Windowsのインストールされているドライブレターをお調べください。

コマンドプロンプトの画面では、普段の「Cドライブ」が「D」や「E」に変わっていることがあります。正しい場所を見つけるために、以下の手順で確認します。

  1. 画面に「 dir(スペース)c: 」と入力し、キーボードのEnterキーを押します。
  2. 表示されたリストの中に、以下の3つのフォルダがあるか探してください。
    • Program Files
    • Users
    • Windows
  3. もし3つともあれば、そこが正解です!ドライブレターは「 c: 」とメモしてください。
  4. もし無ければ、次は「 dir(スペース)d: 」 、その次は「 dir(スペース)e: 」と順番に入力して、上記3つのフォルダがある場所を探し当ててください。*見つかるまで、ABC順でお探しください。

ドライブレターをメモしましたら、続けてStep8のchkdskコマンドを実行してください。

Step8:「 chkdsk c: /f 」を実行してください。

コマンドプロンプトでchkdsk c: /fと入力している画像
chkdskは「 ¥ 」を入れるとエラーになります。

続けて、「 chkdsk(スペース)c:(スペース)/f 」を実行してください。

ドライブレターの「 c:¥ 」は、お調べいただいたものをご入力ください。「 /f 」のほうは、固定でして必ず「 /f 」です。

  • ドライブレターが「 c:¥ 」でしたら、「 chkdsk(スペース)c:(スペース)/f 」と入力して、キーボードの「Enter」キーを押してください。
  • ドライブレターが「 d:¥ 」でしたら、「 chkdsk(スペース)d:(スペース)/f 」と入力して、キーボードの「Enter」キーを押してください。
  • ドライブレターが「 e:¥ 」でしたら、「 chkdsk(スペース)e:(スペース)/f 」と入力して、キーボードの「Enter」キーを押してください。

ちなみに、chkdskコマンドをお試しいただく根拠については、Q-「 chkdsk c: /f 」で直りますか? をご確認ください。

「X:\windows\system32>」の行が表示されたら、chkdskコマンドの作業完了です。続けてsfcを実行してください。

X:\windows\system32>の画像

Step9:「 sfc /scannow 」を実行してください。

コマンドプロンプトでsfc /scannowと入力している画像
Windows11は「 sfc /scannow 」で正常に実行され完了します。

続けて、「 sfc(スペース)/scannow 」を実行してください。

もし「 Windows リソース保護は要求を実行できませんでした 」というエラーメッセージになる場合のみ、Step:7でお調べいただいたドライブレターを付け加えてください。

  • ドライブレターが「 c:¥ 」でしたら、「 sfc /scannow /offbootdir=c:¥ /offwindir=c:¥windows 」と入力して、キーボードの「Enter」キーを押してください。
  • ドライブレターが「 d:¥ 」でしたら、「 sfc /scannow /offbootdir=d:¥ /offwindir=d:¥windows 」と入力して、キーボードの「Enter」キーを押してください。
  • ドライブレターが「 e:¥ 」でしたら、「 sfc /scannow /offbootdir=e:¥ /offwindir=e:¥windows 」と入力して、キーボードの「Enter」キーを押してください。

ちなみに、sfcコマンドをお試しいただく根拠については、Q-「 sfc /scannow 」で直りますか? をご確認ください。

「X:\windows\system32>」の行が表示されたら、sfcコマンドの作業完了です。再起動して、ロック画面からサインイン画面に移れるかをご確認ください。

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コマンドプロンプトで解決できないときのAI診断テンプレ

geminiを活用してWindows11ロック画面トラブルを直しているイラスト

同じ症状のトラブルでも、テクニックいらずで簡単に直せるケースもあれば、重症で修理が必要なケースもあります。

もしコマンドのchkdskとsfcを実行しても、Windows11ロック画面が解除できない場合ですが、重症でパソコン修理(又は新パソコンの購入)が必要なケースだった、と切り分けできます。

そしてこれ以上の作業は悪化させてしまう可能性もあり、パソコン修理に出されることをお考えの場合は、このタイミングでご依頼されることをご検討ください( このページ下部でご案内しております )。

ただ、新パソコンを購入する前提の方もいらっしゃると思います。データも含めまして、もし悪化させてしまうことのリスクがないようでしたら、Google Gemini を使ったAI診断による修復をお試しください。

Geminiの回答を実際に見てみますと、IT関係に苦手意識がある方やWindowsに精通されていない方が、ネット検索でここまでの答えにたどり着くことは、ほぼ不可能かと思います。そんなレベルの作業が簡単にできます。

注意点としましては、プロンプト(質問文)が雑になりますと、意図しない回答になることもあります。とにかくプロンプトが肝です。

まだまだAI活用をはじめたばかりということでしたら、Windows11自動修復ループをGemini(AI)活用でスピード解決!プロンプトのテンプレあり をご確認ください。プロンプトを深堀してレポートしております。

ちなみに、このページにあったテンプレを考えてみました。「発生のきっかけ」は実際の状況に変更してください。

Geminiへのプロンプトのテンプレ

以下の文章をコピーしてください

Windows11が起動できません。PCの電源オンしますと、Windows11のロック画面まで進みますが、この画面の解除ができません。このトラブルを直す方法を教えてください。

  • 試したこと:コマンドプロンプトの「 chkdsk c: /f 」と「 sfc /scannow 」を実行して、エラーなく正常に完了しています。再起動を数回。
  • 発生のきっかけ:前回使用時は、いつも通りの使い方で、エラーなどの異常も一切ありませんでした。突然であり、きっかけなしです。

よろしくお願いします(^^)

補足

このプロンプトをお使いいただきますと、まだ試していない作業をGeminiのほうで回答してくれます。

ちなみに、対話しながら問題を詰めていくこともあり、AIの回答はざっくりなこともあります。もしご不明な点があるようでしたら、「○○の詳しい作業手順を教えてください。」など、追加のプロンプトを入力してご質問ください。

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Windows11ロック画面が解除できないトラブルに関するFAQ

ノートパソコンにFAQと表示されているイラスト

Q1-なぜWindows11ロック画面が解除できなくなったのでしょうか?

フィッシング詐欺対策としまして、パスキーが主流になっています。

ユーザーはPINを入力するだけと簡単操作ですが、パスキーで使うPINはハードウェア(TPM)と連帯するなど、複雑な動きをしています。

PINが再登録できないエラーでしたり、以前のパスワードではなかった、新機能にまつわるトラブルが起きることもあります。

パソコンの修理で見ておりますと、パソコン部品やプログラム・エラーの確率は低く、PINやパスワードといった情報のエラーがほとんどです。

そして情報のエラーになりますと一番確実なのがchkdskコマンドによる修復です。

Q2-「 chkdsk c: /f 」で直りますか?

chkdskはファイルシステムという情報を直すコマンドでして、このコマンドだけで解決できる可能性は十分にあります。

もちろん、chkdskコマンドでも直らないケースもありますが、心配はありません。Windows11ロック画面が解除できないトラブルでしたら、直しやすいトラブルのひとつでして、当社のパソコン修理でしたらほぼ修復できます。

ちなみに、chkdskコマンドはファイルシステムのエラーだけを修正します。ファイルシステムにエラーがないとチェックだけで修正しません。そのため、chkdskコマンドを試すことで悪化することはありません。パソコン修理に出される前にお試しいただいて問題ありません。

Q3-「 sfc /scannow 」で直りますか?

sfcはシステムファイルチェッカーという、プログラム関係のエラーを修復するコマンドでして、Windows11ロック画面が解除できないトラブルになりますと、このコマンドで直る確率は低いかと思います。

ただ、chkdskコマンドの後で連続してsfcコマンドを実行しても問題ないですし、「 sfc /scannow 」だけ入力すれば実行できますし、作業時間も数分で完了します。

作業の手間がまったくないですし、直せる見込みがまったくないわけでもありません。さらにsfcもエラーだけ直すコマンドでして、悪化することはありません。chkdskの後で試されたほうがベストです。

Q4-BitLocker回復キーの詳細を教えてください。

BitLocker回復キーの入力を求める画面が表示される場合は、必ず回復キーをご入力ください。回復キーを入力しないとメンテナンスができないため、Windows起動トラブルが解決できません。

*BitLocker回復キーの入力を求める画面が表示されない場合は不要です。BitLockerはWindows標準の暗号化機能です。オンになっていると回復キーを求めてきます。

ちなみに、Windows11は購入後の初回起動時にメールアドレスとパスワードの登録をしないと次の画面に進まない、という強制になっているのですが、この登録でBitLockerが自動でオンになり、MicrosoftアカウントへBitLocker回復キーが保存される仕組みになっております。

そのような流れで、BitLockerをご自身でオンにした記憶がないという場合でも、初回起動時に自動でオンになっております。この場合は、MicrosoftアカウントからBitLocker回復キーを入手してください。

もしご自身でオンにされた場合は、紙やUSBなどにもBitLocker回復キーを保存できます。保存された場所から入手してください。

回復キーが登録されているMicrosoftアカウントはクラウドのサービスです。そのため、ブラウザからアクセスできます。PC限定ではなく、スマホやタブレットのブラウザからでもアクセスできます。

ちなみに、Microsoftアカウントは、初回起動時に登録したメールアドレスとパスワードでサインインします。

BitLocker回復キーの入手方法の詳細は、BitLocker回復キーを確認する方法スマホ版 でご確認ください。図解入りで手順をレポートしております。

BitLocker回復キーの探し方がわかったものの、なかなかBitLocker回復キーが見つからないという場合は、BitLocker回復キーが見つからないときに確認したいポイントと事例 でご確認ください。

Q5-メーカーロゴで強制終了することのリスクはありますか?

いいえ、メーカーロゴが表示された後で電源ボタンを長押しする強制終了を行っても問題ありません。

Q6-ロック画面で強制終了することのリスクはありますか?

いいえ、ロック画面で電源ボタンを長押しする強制終了を行っても問題ありません。

Q7-パソコン修理に出すならどのタイミングが良いですか?

コマンドプロンプトのchkdskとsfcを実行しても、Windows11ロック画面が解除できないときは、パソコン修理をご検討ください。

Q8-Windows11ロック画面トラブルを予防することはできますか?

完璧に予防することはできないのですが、エラーを起こす要因なら減らすことができまして、トラブルに遭遇しない確率を高めることができます。

具体的には、Windows高速スタートアップとスリープをコントロールすることです。両方ともWindowsのエラーを蓄積してしまう可能性があります。

再起動することでリセットできますから、1週間に1度くらい再起動してください。