Windows11でサインイン後、黒い画面のままデスクトップが表示されないときの対処法

結論:修復中の可能性もあり、まずは「Ctrl」+「Alt」+「Delete」で確認します。安全な状態でセーフモードでの起動を試して、データを守りながら修復します。


更新日 :
公開日 :


オレンジセキュアサービス株式会社

東京都千代田区神田佐久間河岸70-4B
TEL : 03-5823-1870

データを守るための安全な作業方法

  • 初動対応:「Ctrl」+「Alt」+「Delete」で反応を見る
  • 診断1:反応があれば セーフモード
  • 診断2:反応なしは、修復中の可能性あり(SSD10分/HDD最大90分待機)
  • 注意点:アクセスランプ点滅中の強制終了は×
  • 時間目安:待機(最大90分)→セーフモード作業(10分)

Windows11にサインインしたあと、黒い画面のまま進まず、デスクトップ画面が表示されなくて困っていませんか?

このような状態でも、慌てて電源を切る必要はありません。ここまで起動が進んでいる場合、Windowsの起動処理はほぼ完了している状態です。このトラブルは、OSの初期化をせずとも「セーフモード」経由で復旧できるケースが大半です。

秋葉原で15年以上パソコン修理に携わった経験をもとに、データを守ることにこだわった安全な方法を解説します。

参考:セーフモードが解決した修理事例

Windows11サインイン後の真っ黒画面を男性エンジニアが直そうとしているイラストです

・・ 目次 ・・

  1. 【初動対応】「Ctrl」+「Alt」+「Delete」で反応を見る
  2. 【対処法】セーフモードでの起動手順
  3. 【診断】セーフモードで起動できないときは
  4. 【仕上】セーフモードで起動したときは
  5. Windows11サインイン後に真っ黒(真っ暗)な画面で停止するトラブルのFAQ
  6. 万が一、お困りの時は…
電話番号は0358231870です
お問い合わせフォーム

【初動対応】「Ctrl」+「Alt」+「Delete」で反応を見る

結論:画面が表示されたらそのままセーフモードへ。反応がない場合は、修復中の可能性あり「SSD10分/HDD90分」待ってから強制終了し、サインイン画面から試してください。

この作業の目的:
同じ現象でも、サインアウトなどの、セキュリティオプション画面が表示されないケースもあり、データを守るためにしばらく待ったほうが良いのか、それともセーフモードをすぐに試せる状態なのかを切り分けます。

初動対応:キー操作による診断
操作 反応 対処法
Ctrl + Alt + Delete 画面が表示された 右下の電源アイコンから
Shift + 再起動
反応なし(真っ黒) 修復中の可能性あり。
強制終了せずに待機(下表参照)
ストレージ別の待機時間目安
ストレージの種類 待機時間 備考
SSD 10分 アクセスランプの点滅も確認
HDD 90分 処理が長引く傾向あり
不明 90分 安全のため長く待つ

黒い画面でキーボードの「Ctrl」+「Alt」+「Delete」

キーボードの画像

診断1:セキュリティオプション画面が表示される場合

  • 右下にある電源アイコンをクリックしてください。キーボードの「Shift」を押しながら、「再起動」ボタンをクリックしてください。*次の章へ

診断2:セキュリティオプション画面が表示されない場合

  • 【状況】Windowsが懸命に作業しています。データを守るために、終わるのを待ってあげてください。
  • 【ランプあり】アクセスランプ搭載PCはランプが点滅している間は作業中です。2秒以上の間隔の点滅や消灯なら強制終了してください。
    *時間ではなく、ランプでの判断を優先してください。
  • 【ランプなし】SSDは10分、HDDなら90分は待ってから強制終了してください。
    SSDかHDDか分からない場合は、念のため長い方の90分待つのが安全です。
  • 【強制終了後】再起動して、サインイン画面の右下にある電源アイコンをクリックしてください。キーボードの「Shift」を押しながら、「再起動」ボタンをクリックしてください。*次の章へ

補足:キーボードの「Shift」は電源が落ちるくらいまで押しっぱなしにするのがポイントです。

Ctrl+Alt+Deleteで表示された切り替え画面の画像
セキュリティオプション画面とサインイン画面ともに、右下にある電源アイコンをクリックした後で、キーボードの「Shift」を押しながら、「再起動」ボタンをクリックしてください。

【対処法】セーフモードでの起動手順

結論:「セーフモード」を試してください。起動できれば【仕上】へ、起動できない場合は【診断】へ進んでください。

Windows11セーフモードで起動するまでにかかる作業時間は10分です。


Step1:トラブルシューティングをクリックしてください。

「トラブルシューティング」ボタンをしている画像
「再起動」が成功すると、この画面まで進みます。

オプションの選択画面で、トラブルシューティングをクリックしてください。

Step2:詳細オプションをクリックしてください。

詳細オプションをクリックしている画像

トラブルシューティング画面で、詳細オプションをクリックしてください。

Step3:スタートアップ設定をクリックしてください。

スタートアップ設定をクリックしている画像

詳細オプション画面で、スタートアップ設定をクリックしてください。

Step4:再起動をクリックしてください。

再起動をクリックしている画面

スタートアップ設定画面で、再起動をクリックしてください。

Step5:BitLocker回復キーをご入力ください。

BitLocker回復キーの入力を求める画像
BitLocker回復キーの入力を求める画面が表示されない場合は不要です。

BitLocker回復キーの入力を求める画面が表示される場合は、必ず回復キーをご入力ください。

回復キーを入力しないとセーフモードでの起動ができません。スキップせずに必ず入力してください。

参考: BitLocker回復キーの見つけ方(スマホで確認可能)

Step6:キーボードの数字の4又はF4ボタンを押してください。

スタートアップ設定画面でセーフモードを選択する画像

再起動しましたら、キーボードの数字の4又はF4ボタンを押してください。セーフモードがスタートします。

お問い合わせフォーム
電話番号は0358231870です

【診断】セーフモードで起動できないときは

結論:Windowsの起動があと少しで完了するタイミングなのにセーフモードで起動できない場合は、一見すると単純な画面エラーに見えますが、実は、難易度の高いトラブルだったと診断できます。初期化や修理依頼を検討するタイミングです。

『やりすぎ』厳禁

パソコン修理の現場では、以下のようなご相談が後を絶ちません。

  • 「初期化でも良かったけど、無理に直そうとして初期化ボタンさえ消えてしまった」
  • 「ネットの情報を片っ端から試していたら、いつの間にかデータが消えていた」

もちろん、このページで紹介した対処法は安全ですので安心してください。これ以上の作業は、かえって大切なデータを失うリスクが高まります。

今後のアクションプラン:

  • データが大事な場合:
    これ以上深追いせず、パソコン修理の依頼を検討するタイミングです。今の状態ならデータを生かせる成功率はとても高いです。
  • データは不要な場合:
    悪化させる前に初期化を検討してください。

【仕上】セーフモードで起動したときは

結論:データのバックアップを取ってから、再起動してください。もしセーフモードでしか起動できない場合は、システム構成でクリーンブートを試してください。

クリーンブート後の症状と対応一覧
再起動後の状態 推定される原因 次のアクション
通常起動できた 常駐ソフト(主にセキュリティソフト)の競合・不具合
  • 原因ソフトのアンインストール
  • または1つずつ有効化して犯人を特定
起動できない Windowsシステムファイルの破損、または重度の不具合

セーフモードはWindowsの診断モードです。コピペやメンテナンスツールは使えますが、エクセルなどのアプリは使えない仕様です。
PCを使えるようにするには、クリーンブートまたは初期化を行ってください。

まずはデータのバックアップ

  • 1回だけデスクトップまで起動して、その後は起動できないというケースもあり、まずはデータのバックアップを優先してください。
  • セーフモードでもUSBハードディスクなどを認識できますので、デスクトップやドキュメント、ピクチャなどの個人データをコピペしてください。

バックアップが完了しましたら、通常起動してください。もし改善していない場合は、セーフモードで起動してクリーンブートを試してください。

クリーンブートの作業手順

最後の一仕上げです。原因となっているソフトを特定して、いつものように使える状態に戻しましょう(これを「クリーンブート」と呼びます)。

  1. タスクバーの検索アイコン(虫メガネマーク)をクリック
  2. 検索画面が表示されますので、”msconfig”と入力
  3. 検索結果に、システム構成が表示されます。”管理者として実行”をクリック
  4. システム構成画面が表示されたら、”サービス”タブをクリック

サービスの無効化作業のポイント

パソコン修理の現場では、ウイルス対策ソフトの重複トラブルが意外と多いです。お試し版の削除し忘れで、別のウイルス対策ソフトを重複してインストールしているパターンです。

  • ウイルス対策ソフトが2件以上ある場合は、そのチェックマークを外してください。
  • 該当しない場合は、「すべて無効(D)」をクリックしてください。
セーフモードからシステム構成を読み込んでメンテナンスしている画像
該当アプリのチェックマークを外しますと、無効になります。

「OK」をクリックするとポップアップ画面が表示されます。「再起動(R)」をクリックして再起動してください。

通常起動できた場合:

  • ウイルス対策ソフトが原因でしたら、アンインストールして完了です。
  • 「すべて無効(D)」で起動できた場合は、1件ずつチェックマークを入れて、エラーを起こしている犯人を見つけてください。

起動不可だった場合:

  • 初期化やパソコン修理を検討してください。
お問い合わせフォーム
電話番号は0358231870です

Windows11サインイン後に真っ黒(真っ暗)な画面で停止するトラブルのFAQ

ノートパソコンにFAQと表示されているイラスト

Q-サインイン後の真っ黒画面から進まない原因を教えて!

A. 最も多いのは、ウイルス対策ソフト同士の「競合」です。パソコン購入時から入っている体験版と、後から入れたソフトが喧嘩をして画面表示を妨げることがあります。お客様に過失があるわけではなく、気づかないうちに起きやすいトラブルです。

また、Windowsのアップデート直後であれば、画面を表示するための「グラフィックドライバー」の不具合も考えられます。いずれもセーフモードで対処可能です。

Q-セーフモードはどんな機能ですか?

A. トラブルの原因となっている余計なアプリやドライバーを読み込まず、Windowsを動かすための「必要最小限の機能」だけで起動するモードです。

これで起動できれば「機械の故障」ではなく「ソフトの問題」だと切り分けができ、安全にメンテナンスを行えます。

Q-「Ctrl」+「Alt」+「Delete」で、セキュリティオプション画面が開きません……どうしたら良いでしょう?

A. 画面が真っ黒でも、裏側でWindowsが懸命に修復処理を行っている場合があります。SSDなら10分、HDDなら90分ほど様子を見てください。

それでも状況が変わらない場合は、処理がフリーズしている可能性が高いため、電源ボタンを長押しして強制終了し、再度電源を入れてサインイン画面からのセーフモードをお試しください。

 

Q-セーフモードで起動できない場合はどうしたら良いですか?

A. BitLocker回復キーを求められた場合は、スキップせず必ず入力してください。

もし手順通りに進めてもセーフモードに入れない場合は、Windowsのシステム自体が深く傷ついている可能性があります。これ以上の無理な操作はデータを消失させるリスクがあるため、作業を中断し、専門家へ修理を依頼するのが最も安全な選択です。

Q-Windows11起動トラブルを予防することはできますか?

A. 「シャットダウン」ではなく「再起動」を週に1回行うのが一番の予防薬です。

Windowsの「高速スタートアップ」や「スリープ」は便利ですが、前回のエラー情報を持ち越してしまうことがあります。「再起動」を行うことでシステムの状態がリセットされ、エラーの蓄積を防ぐことができます。

この記事を Twitterでツイートする | Facebookでシェアする | LINEに送る