Windows11サインイン後に真っ黒(真っ暗)な画面で停止するトラブルの対処法

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Windows11サインイン後の真っ黒(真っ暗)画面をセーフモードでスピード解決!

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Windows11サインイン後の真っ黒画面を男性エンジニアが直そうとしているイラストです

この記事の対処法のポイント

  • 修復方法:セーフモードで起動してバックアップ&メンテナンス
  • 要注意 :システムの復元(行うとしても最終手段)

Windows11にサインインしたあと、真っ暗な画面になって動かない……そんなときは、強制終了せずに、キーボードの「Ctrl」+「Alt」+「Delete」を押してみてください。

セキュリティオプション画面が開くのでしたら、デスクトップが表示されないだけで起動がほぼ完了しています。そのままセーフモードで起動しますと、データのバックアップやメンテナンスができます。

この記事では、ITに苦手意識があっても15分で解決の目処が立つよう、画像付きで手順をレポートします。もちろん、保存してある写真やデータは消えませんのでご安心ください!

・・ 目次 ・・

  1. Windows11サインイン後の真っ黒(真っ暗)な画面からセーフモードを実行する手順を徹底解説!
  2. セーフモードで起動後はAI診断で簡単メンテナンス
  3. Windows11サインイン後に真っ黒(真っ暗)な画面で停止するトラブルのFAQ
  4. 万が一、お困りの時は…

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Windows11サインイン後の真っ黒(真っ暗)な画面からセーフモードを実行する手順を徹底解説!

Windows11のセーフモードは、Windows回復環境というメンテナンスモードに収録されています。

黒い画面でキーボードの「Ctrl+Alt+Delete」を押してください。画面が切り替わりましたら、キーボードの「Shift」を押しながら、再起動をクリックしてください。これでWindows回復環境で再起動します。

詳細オプション → トラブルシューティング → 詳細オプション → スタートアップ設定 → 再起動 の順にクリックしてください。

再起動後にBitLocker回復キーの入力を求める画面が表示されたときは必ずご入力ください。次の画面でキーボードの数字の4又はF4ボタンを押してセーフモードがスタートします。

サインイン後の画面からセーフモードで起動するまでにかかる作業時間は5分です。

*文章のボリュームが大きくなってしまう補足(注意点は除く)などを、FAQにまとめて書いてリンクする、というスタイルで、スッキリ感のある解説を目指しています。”Q-”からはじまるリンクがFAQになります。


Step1:黒い画面でキーボードの”Ctrl+Alt+Delete”を押してください。

キーボードの画像の画像

黒い画面で停止しましたら、キーボードの”Ctrl+Alt+Delete”を押してください。この画面の続きからセーフモードで起動できます。

キーボードの「Ctrl+Alt+Delete」を押しても次の画面(セキュリティオプション画面)に切り替わらないときは、深刻なエラーと判断できます。Q-セキュリティオプション画面が開きません。

Step2:キーボードの”Shift”を押しながら、”再起動”をクリックしてください。

Ctrl+Alt+Deleteで表示された切り替え画面の画像
画面右下の電源アイコンをクリックしますと、再起動とシャットダウンの電源メニューが表示されます。

セキュリティオプション画面に切り替わりましたら、右下にある電源アイコンをクリックしてください。電源メニューが表示されましたら、キーボードの「Shift」を押しながら、「再起動」ボタンをクリックしてください。

再起動後に「ようこそ」メッセージが表示されましたら、Windows回復環境というメンテナンスモードでの起動に成功しています。

「ようこそ」メッセージが表示されず、通常起動してしまった場合は、Step1からやり直してください。

Step3:トラブルシューティングをクリックしてください。

「トラブルシューティング」ボタンをしている画像

オプションの選択画面で、トラブルシューティングをクリックしてください。

Step4:詳細オプションをクリックしてください。

詳細オプションをクリックしている画像

トラブルシューティング画面で、詳細オプションをクリックしてください。

Step5:スタートアップ設定をクリックしてください。

スタートアップ設定をクリックしている画像

詳細オプション画面で、スタートアップ設定をクリックしてください。

Step6:再起動をクリックしてください。

再起動をクリックしている画面

スタートアップ設定画面で、再起動をクリックしてください。

Step7:BitLocker回復キーをご入力ください。

BitLocker回復キーの入力を求める画像
BitLocker回復キーの入力を求める画面が表示されない場合は不要です。

BitLocker回復キーの入力を求める画面が表示される場合は、必ず回復キーをご入力ください。

回復キーを入力しないとセーフモードでの起動ができません。必ずご入力ください。

ちなみに、回復キーはMicrosoftアカウントから入手できます。Q-回復キーの見つけ方を教えて!

Step8:キーボードの数字の4又はF4ボタンを押してください。

スタートアップ設定画面でセーフモードを選択する画像

再起動しましたら、キーボードの数字の4又はF4ボタンを押してください。セーフモードがスタートします。

セーフモードで起動しましたら、まずは外付けのハードディスクなどにデータのバックアップをとってください。

ちなみに、データさえ残せればOKという場合は、データのバックアップ後に初期化を行ってください。エラーの原因を取り除くより、初期化のほうが難易度はだいぶ低くなります。

セーフモードでエラーを修復される場合は次の章をご確認ください。難易度は高いかもしれませんが、AIを使えば簡単に作業できます。

*AI診断はWEBにアクセスする関係で、スマホや正常に起動するパソコンで行って、画面を見ながら、トラブルの起きているパソコンをメンテナンスしてください。

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セーフモードで起動後はAI診断で簡単メンテナンス

geminiを活用してセーフモードでWindows11起動トラブルを直しているイラスト

セーフモードではいろいろなメンテナンス方法を提供しています。以下の記事は、そのメンテナンス方法のひとつになります、システム構成を使って起動トラブルを直した事例です。

Windows11サインインしてもデスクトップ画面まで進まないトラブルの事例研究

こちらの記事は、セーフモードで起動しまして、ウイルス対策ソフトを停止することで修復した事例研究です。

2つのウイルス対策ソフトがインストールされているために、デスクトップ画面まで進まないトラブルが起きていました。

ちなみに、代表的なメンテナンス方法は、クリーンブート、コマンドプロンプト(dismとsfc)、イベントビューアーです。

  • クリーンブートは、上記記事のすべてをオフにする方法です。原因を追究する必要がないため作業は簡単です。
  • コマンドプロンプト(dismとsfc)も原因を追究する必要がなく、定型文を打ち込むだけでして簡単です。
  • イベントビューアーは、判断が必要になるケースバイケースになります。知識が必要になります。

簡単な作業もありますが、IT関係に苦手意識のある方やWindowsに精通されていない方からしますと、これは難しいと感じるかと思います。

そこでGoogle Geminiの登場です。質問するだけで、ポンと作業手順を知ることができます。難易度が高くても、AIを使ったら超簡単です。

AIはプロンプト(質問文)が肝になります。私の方で考えましたので、ぜひご活用ください。

以下の文章をコピーしてGeminiに貼り付けてください

Windows11サインインしてもデスクトップ画面が表示されません。セーフモードでなら起動できます。クリーンブートの方法を教えてください。

もしクリーンブートで起動できないときは、新しくチャットを開始するのではなく、以下のプロンプトを追加で貼り付けてください。

以下の文章をコピーしてGeminiに貼り付けてください

クリーンブートでは通常起動ができないため、コマンドプロンプトのdismとsfcを教えてください。

もしコマンドプロンプトを実行しても正常に起動できないときは、新しくチャットを開始するのではなく、以下のプロンプトを追加で貼り付けてください。

以下の文章をコピーしてGeminiに貼り付けてください

コマンドプロンプトの実行後でも通常起動ができないため、イベントビューアーの使い方を詳しく教えてください。

もしそれらを行っても、Windows11が通常起動できないときは、Geminiと対話しながらメンテナンスを進めてください。

ちなみに、プロンプトを追加で行ったことにより、まだ作業していない、別の視点の解決策を提案してくれるようになります。対話をしながら、次々と解決策を教えてもらってください。

回答が難しいときは、遠慮なく「もっと初心者向けに、専門用語を使わずに説明してください」と追加で質問してください。AIは疲れません。何度でも納得いくまで聞き返せるのが、AI診断の最大のメリットです。

システムの復元は要注意!

もしGeminiからシステムの復元を提案されたときは、「復元ポイントの日付」と「最終使用日」が一致していることを必ずご確認ください。

ちなみに、システムの復元は、Windowsに重要なイベントがありますと、事前にバックアップしてエラーに備えます。それが復元ポイントです。

最終使用日と一致する復元ポイントがないということは、イベントがなくエラーになりましたので、システムの復元ではカバーしていない要素のエラーと判断できます。

システムの復元は、プログラムのフルバックアップではなく、一部のプログラムしかバックアップしていないため、矛盾が生じてしまい、悪化することがあります。

残るは初期化とシステムの復元しかないという、やり切ってから、システムの復元 → 改善しない場合は初期化 という流れがポイントになります。

システムの復元を提案されたが、日付が一致していない場合の追加スクリプト

以下の文章をコピーしてGeminiに貼り付けてください

システムの復元を確認しましたが、「復元ポイントの日付」と「最終使用日」が一致していません。システムの復元とWindowsの初期化ではない修復方法が残っていれば教えてください。

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Windows11サインイン後に真っ黒(真っ暗)な画面で停止するトラブルのFAQ

ノートパソコンにFAQと表示されているイラスト

Q1-サインイン後の真っ黒画面から進まない原因を教えて!

アプリのエラー、アカウントのエラー、Windowsのエラー、がありまして、そのどれかのエラーが起きています。

  • アプリのエラー
  • アカウントのエラー
  • Windowsのエラー

アプリのエラー

修理で見ておりますと、アプリ(とアプリが提供するドライバー)のエラーがもっとも多いかと思います。

セーフモードで起動しましたら、まずは外付けのハードディスクなどにデータのバックアップをとってください。

バックアップが完了しましたら、アプリの起動を無効にするなど、いま起きているエラーの原因を取り除いて、Windowsの起動トラブルを修復してください。

ちなみに、メンテナンス系のアプリのエラーが昔から多いです。ウイルス対策ソフトやバックアップソフトなど。それらを無効にしたり、アンインストールしてみてください。

デスクトップパソコンでグラフィックボードを増設されている場合は、グラフィックドライバーのエラーもあります。

*データさえ残せればOKという場合は、データのバックアップ後に初期化を行ってください。エラーの原因を取り除くより、初期化のほうが難易度はだいぶ低くなります。

アカウントのエラー

サインインしたアカウントのエラーが原因で、デスクトップ画面まで進まないトラブルが起きることもあります。

ちなみに、家族でひとつのパソコンを共有する場合は、お父さん、お母さん、子供、といった複数のアカウントを作成して、自分のアカウントでサインインするような使い方をされるかと思います。

たとえば、各アカウント毎にデスクトップ画面の壁紙を変えたりできますが、そのようなアカウントの情報にエラーが起きています。

もし複数のアカウントを設定してある場合は、他のアカウントでサインインしてください。他のアカウントなら無事デスクトップ画面まで進むようでしたら、アカウントのエラーです。

古いバージョンのWindowsですと、アカウントのエラーを簡単に直すことが難しかったのですが、Windows11はセーフモードで起動したり、再起動を繰り返すとアカウントに起きたエラーを自動で直してくれます。

Windowsのエラー

キーボードの「Ctrl+Alt+Delete」を押しても、真っ黒画面からセキュリティオプション画面に切り替わらない場合は、Windowsの深刻なエラーが原因です。

その他

XP時代には、explorer.exeが起動していないというトラブルもありました。セキュリティオプション画面にあるタスクマネージャーでexplorer.exeを読み込むと、デスクトップが表示されます。

「explorer.exeを指定しても改善しません」というお問い合わせもありますが、Windows11でしたら、その方法で解決できなくても心配ありません。

Q2-セーフモードはどんな機能ですか?

メンテナンスに必要な必要最低限だけのシステムで起動する、いわゆる診断モードです。

アプリを実行するような普通のパソコンとして使うことはできません。あくまでも、データをバックアップしたり、Windowsの診断プログラムを実行するようなメンテナンスしかできません。

ちなみに、アカウントのエラーや一部のエラーでは、セーフモードで起動することで自動的に修正され回復するケースもあります。「知らないうちに直っていた」という話は意外と多いです。

Q3-「Ctrl」+「Alt」+「Delete」で、セキュリティオプション画面が開きません……どうしたら良いでしょう?

サインイン後に真っ暗な画面で停止するという同じタイミングでも、原因が違うこともあります。セキュリティオプション画面が開かない場合は、このページで紹介しているセーフモードで解決できるトラブルではありません。

包括的なアプローチが必要になりまして、Windows11起動トラブルの修復方法 でご確認ください。起動トラブル全般の修復手順を図解入りでレポートしております。

 

Q4-セーフモードで起動できない場合はどうしたら良いですか?

セキュリティオプション画面が開くものの、セーフモードで起動できない場合ですが、BitLockerの回復キーをスキップされているケースが多く、必ずご入力ください。

もし回復キーをご入力されていて、「自力で直せない場合はパソコン修理に依頼しよう」とお考えの場合は、このタイミングで修理依頼されることをご検討ください

ちなみに、セキュリティオプション画面が開くところまでWindowsの起動が進んでおります。不要なメンテナンスを行いますと、むしろ悪化する恐れもあります。

「自力で直せない場合は買い替えよう」とお考えの場合は、Windows11起動トラブルの修復方法 をご確認ください。起動トラブル全般の修復手順を図解入りでレポートしております。

Q5-BitLocker回復キーの見つける方法を教えて!

BitLockerをご自身でオンにした記憶がないという場合は、MicrosoftアカウントからBitLocker回復キーを入手してください。

回復キーが登録されているMicrosoftアカウントはクラウドのサービスです。そのため、ブラウザからアクセスできます。PC限定ではなく、スマホやタブレットのブラウザからでもアクセスできます。

ちなみに、Windows11は購入後の初回起動時にメールアドレスとパスワードの登録をしないと次の画面に進まない、という強制になっているのですが、この登録でBitLockerが自動でオンになり、MicrosoftアカウントへBitLocker回復キーが保存される仕組みになっております。

Microsoftアカウントは、初回起動時に登録したメールアドレスとパスワードでサインインしてください。

もしご自身でオンにされた場合は、紙やUSBなどにもBitLocker回復キーを保存できます。保存された場所から入手してください。

BitLocker回復キーの入手方法の詳細は、BitLocker回復キーを確認する方法スマホ版 でご確認ください。図解入りで手順をレポートしております。

BitLocker回復キーの探し方がわかったものの、なかなかBitLocker回復キーが見つからないという場合は、BitLocker回復キーが見つからないときに確認したいポイントと事例 でご確認ください。

Q6-パソコン修理に出すならどのタイミングが良いですか?

セキュリティオプション画面が開かないケースやセーフモードで起動できないときは、パソコン修理をご検討ください。

Q7-Windows11起動トラブルを予防することはできますか?

完璧に予防することはできないのですが、エラーを起こす要因なら減らすことができまして、トラブルに遭遇しない確率を高めることができます。

具体的には、Windows高速スタートアップとスリープをコントロールすることです。両方ともWindowsのエラーを蓄積してしまう可能性があります。

再起動することでリセットできますから、1週間に1度くらい再起動していただくのがポイントです。