これはダメ!?システムの復元で間違いやすい 3 つの注意点

お客様からよくお伺する話から注意点をまとめました!

Windows の「システムの復元」をひと言でまとめますと、Windows システムのバックアップみたいなものです。トラブルが起きた時にこのシステムの復元をかけますと正常な状態(バックアップ時の状態)に復活させることができます。

ところが俗に言う諸刃の剣ではないのですが…うかつに使うとかえってトラブルを起こしてしまうことも。これは Windows システムのバックアップといってもすべてがバックアップされいるわけではないためです。

たとえば、システムの復元をかけたことによって、一部のシステムが過去の状態に戻れば矛盾が生じることもあるでしょう。すべてのバックアップではないシステムの復元にはそのようなリスクもあります。

ちなみに「イメージでシステムを回復」はデータも設定もアプリも Windows システムもすべてバックアップしていますので、こちらを実行した場合はまるまるすべてイメージの作成日に戻ります。こちらはあらゆるすべてが作成日に戻りますので矛盾は生じません。

そんなシステムの復元ですが、お客様のお話を聞いておりますと「あっ!?実はそれダメなんです」という作業をされているケースも珍しくありません。具体的には「注意点1 : 起動トラブルでしか使わない」、「注意点2 : システムの復元中に強制終了しない」、「注意点3 : 直ったときは他の復元ポイントを試さない」の 3 つが注意点としてあげられます。

そこで今回は、システムの復元で間違いやすい上記 3 つの注意点を対処法も含めて詳しくレポートします。

  1. 注意点1 : 起動トラブルでしか使わない
  2. 注意点2 : システムの復元中に強制終了しない
  3. 注意点3 : 直ったときは他の復元ポイントを試さない
  4. システムの復元でこれを知らないと損です!
  5. 気付かず要注意作業をしてしまった時は…
  6. 万が一、お困りの時は…

起動トラブルでしか使わない

まずひとつめの注意点としましては、パソコンが起動した後のトラブルでシステムの復元を使わないということです。たとえば、パソコン使用中に特定のアプリがエラーで開けなくなった、アプリをクリックした時のレスポンスが遅くなったなどで、システムの復元を試したところ、むしろパソコンが起動しなくなってしまったというお話をよく聞きます。

ちなみに、パソコン起動後の使用中に起こるトラブルをメンテナンスするときは、システム構成から行います。ログのチェックや自動起動の設定など各種メンテナンスツールが網羅されていますので、症状に合わせて必要なツールを実行します。たとえば、特定のアプリがエラーで開けなくなった場合は、システム構成からツールにあるプログラムを起動します。そこから該当アプリを再インストールします。

システム構成画面へアクセスする手順を動画にしました。もしパソコン起動後のトラブルでメンテナンスされる場合はご確認ください。こちらの動画は合計で 1 分 35 秒あります。音は出ません。

システム構成画面を表示するための手順です。

システムの復元は、それらメンテナンスツールを駆使しても改善しない時にやっと使う流れになります。もちろん、システムの復元で失敗してパソコンが起動すらしなくなる、という状態が悪化する可能性も残ります。念のため、データのバックアップを取ったり、ソフトウェアのライセンス確認をするなど、万が一に備えて初期化できる準備をしておきますと安心かと思います。

もしシステムの復元を実行した後でパソコンが起動しなくなってしまったという場合は 気付かず要注意作業をしてしまった時は… をご確認いただければと思います。

システムの復元中に強制終了しない

なかなかシステムの復元が終わらないので、フリーズかな?一旦終了してやり直そうと電源ボタンを長押しで強制終了したというお話もよく聞きます。ここで厄介なのは、強制終了した後で再びシステムの復元を試そうとした時に、システムの復元画面がエラーで進まなくなるケースがあることです。

もし複数の復元ポイントがあった場合ですが…強制終了しなければ他のポイントを試すことでトラブルが改善したかもしれません。パソコンが起動しないトラブルでは、システムの復元は最後の砦になります。もしシステムの復元がなかなか完了しない場合でも 6 時間は待ちたいところです。

ちなみに、6 時間待ってもシステムの復元が完了しない場合は異常です。データを大量に保存してあってハードディスクの空き容量が少ないパソコンでも 3 時間くらいが目安になるかと思います。その倍の 6 時間は見たことがないですし、そんなにかかるのは説明ができません。6 時間を超える場合は、システムの復元では改善しない深刻なトラブルが起きている可能性もあります。

もしシステムの復元中に強制終了し、不具合が生じた場合は 気付かず要注意作業をしてしまった時は… をご確認いただければと思います。

直ったときは他の復元ポイントを試さない

システムの復元を行ってパソコンが起動するようになったものの、動作が遅いなどの不具合が残り…しっかり直したいと他の復元ポイントを試してみたら、また起動しなくなり、さらに前回成功した復元ポイントを試してもエラーで進まず。このようなお話も珍しくありません。

もしシステムの復元でパソコンが起動するようになったときは、他の復元ポイントを試さないということが大切です。

ちなみに、システムの復元で起動するようになったものの動作が遅いなどの不具合が残り、さらにメンテナンスするときは、システムの復元ではなく、システム構成から行います(注意点1 : 起動トラブルでしか使わない と同じツールです)。ログのチェックや自動起動の設定など各種メンテナンスツールが網羅されていますので、症状に合わせて必要なツールを実行します。

念のため、データのバックアップを取ったり、ソフトウェアのライセンス確認をするなど、万が一に備えて初期化できる準備をしておきますと安心かと思います。

もし他の復元ポイントを試して、パソコンが起動しなくなってしまったという場合は 気付かず要注意作業をしてしまった時は… をご確認いただければと思います。

システムの復元でこれを知らないと損です!

これをやってしまうことで、むしろ悪化するということはないのですが、すごくもったいないという勘違いです。

たとえば、復元ポイントが 3 つある場合に、2 つは試したものの最後の 1 つはダメかと思って試さなかった、というお話をたびたびお聞きします。確かに、そんなに前からトラブルが続いていたなんて普通は想像できないはずです。

ところが、試していないその最後の復元ポイントで直るケースも珍しくありません。せっかちになって、システムの復元では直らないと途中で断念せずに、トラブルが直るまで試したいですね。

ちなみに、シャットダウンではなくスリープが多い方は、トラブルが前回のシャットダウン後から続いているなんてことも。これはスリープですとパソコンを起動させないことから、すでにトラブルが起きていてもシャットダウンするまで起動トラブルが起きません。

気付かず要注意作業をしてしまった時は…

もし 3 つの間違えをした後で「システムの復元がエラーで使えない」、「パソコンが起動しなくなってしまった」など、悪化させてしまった時は、システムの復元の取り消しで解決できるかもしれません。

ただ条件がありまして、パソコンが起動しない状態からは(回復ドライブや自動修復からは)、システムの復元画面を開いても取り消しメニューがありません。

セーフモードでしたらシステムの復元画面から取り消しができます。まずはセーフモードでの起動をお試しいただければと思います。

Windows10 をセーフモード起動する方法を動画にしました。こちらはパソコンが起動するケースと、パソコンが起動しないケースの両方を動画にしてあります。パソコンが起動しないケースは 1 分 10 秒からはじまります。動画の時間は 2 分です。Youtube の字幕機能を使っております。文字が出ない場合は、Youtube の字幕をオンにしてください。音は出ません。

Windows10 セーフモードで起動する方法(動画)です。

セーフモードで起動しましたら、念のため、データのバックアップを取ったり、ソフトウェアのライセンス確認をするなど、万が一に備えて初期化できる準備をしておきますと安心かと思います。その後でシステムの復元の取り消しをお試しください。

セーフモードでの起動後に、システムの復元を取り消す手順を動画にしました。こちらの動画は合計で 1 分 55 秒あります。音は出ません。

セーフモードでシステムの復元を取り消す手順です!