Windows10システムの復元が終わらないトラブルの7つの対処法

システムの復元が終わらないトラブルの画面

実は、トラブルではないかもしれません!

昨日の夜にシステムの復元をスタートしたものの朝になっても終わっていない、という「システムの復元が終わらない」トラブルのお問い合わせがコンスタントにあります。

そしてシステムの復元が終わらないトラブルの対処法はパソコンの強制終了と再起動です。ほとんどのケースで、電源ボタンの長押しによる強制終了後に再起動したら、問題なく起動したとお聞きします。つまり、システムの復元の完了画面が表示されなかったものの、作業自体は正常に終わっていたため再起動で解決できたと判断できます。

ちなみに、システムの復元をかけるということは、もともと何かしらのトラブルが起きていたわけでして、その影響でシステムの復元の完了画面が表示されないなどの異常があっても不思議なことではありません。

もし強制終了後にパソコンが正常に起動しない場合ですが、原因として、パソコン部品の熱暴走や、システムの復元を実行するプログラムや復元ポイントのトラブルなどでシステムの復元が止まっていることが考えられます。それらを改善することでシステムの復元が無事完了します。

それではシステムの復元が終わらないトラブルの対処法を以下のメニューでレポートします。Windows10 で書いておりますが Windows8 でも作業方法は同じです。この作業には、回復ドライブが必要になります。すべてを作業する場合は最大で12時間かかります。

  1. 強制終了と再起動
  2. パソコン内の掃除
  3. 回復ドライブのスタートアップ修復
  4. 回復ドライブのシステムの復元
  5. セーフモード
  6. ドライバー署名の強制を無効にする
  7. この PC を初期状態に戻す
  8. 万が一、お困りの時は…
作者の齋藤実の顔写真

Author by 

IT トラブルの現場をよく知る専門性を買われて、All About、Biz コンパス、ウイルスバスターチャンネルといった専門色の強い大手 WEB メディアでも活躍中。雑誌やラジオへ出演したこともあり。

こんにちは、パソコンが苦手な人でも安全で簡単にできるトラブルシューティングを書きました。この記事がトラブル解決に役立ったならとても幸いです! ぜひご活用いただければと思います。

10周年の節目になりましてホームページを新デザインに移行中です。古いページが表示されることもありまして、ご面倒をおかけします。また Internet Explorer は機能が古く非対応です。大変申し訳ありません。Ver.5.1.1

強制終了と再起動

ハードディスクのアクセスランプを確認し、強制終了する写真
円すいマークがハードディスクのアクセスランプです。

システムの復元が終わらないトラブルのまず試したい対処法は強制終了になります。

ただし、強制終了を行いますので注意点もあります。あくまでも、システムの復元の完了画面が表示されなかっただけで、しっかりと完了していることが大切です。既に作業が完了していれば強制終了しても問題ありません。その確認方法は、パソコンのハードディスクのアクセスランプです。もし点灯または点滅している場合は、システムの復元の作業中のため強制終了はしないでください。作業中に強制終了してしまうとエラーが残ってしまい、その後でシステムの復元が試せなくなります。

ハードディスクのアクセスランプが消灯している場合は、システムの復元作業が完了していますので強制終了してください。*これでトラブルなく、正常に起動します。

もしパソコンにアクセスランプが搭載されていない場合は、時間を基準にするしかありません。私の経験ですと、システムの復元で一番長い作業時間は 3 時間です。その倍の 6 時間、さらに倍の 12 時間も経過していれば強制終了して問題ないでしょう。

万が一、強制終了後に再起動してもパソコンが正常に起動しない場合はパソコン内の掃除に進んでください。

パソコン内の掃除

パソコンの掃除をした画像
CPU ファン周りが肝心です。

パソコン内のホコリを取り除いてください。

パソコン部品は熱に弱いため、内部の熱を外に放出しています。熱で壊れることはありませんが、フリーズや誤作動の原因になります(正常に動作できなくなります)。もしパソコンが起動しないときに掃除をされる場合はホコリの除去がポイントになります。

重要なのは、CPU ファン周りです。フリーズや誤作動の原因になります。ピンセットやエアダスターなどを使い、ホコリの目詰まりを改善してください。念のため、空気の流れの要になります吸気口のホコリも取り除いてください。

作業するときは感電防止のためコンセントから外してください。ノートパソコンはバッテリーも外してください。電源から外して掃除をすることで、一時的なトラブルの解決方法でもある放電を兼ねられます。

この対処法の詳細は パソコンの掃除 でご確認ください。

回復ドライブからの「スタートアップ修復」

回復ドライブから「スタートアップ修復」を試している画像

回復ドライブから起動して「スタートアップ修復」でメンテナンスしてください。

「スタートアップ修復」は、Windows が起動できない原因を調査して改善してくれる機能です。下地作りといいましょうか、まずはエラーのない綺麗な状態にメンテナンスしておけば間違いありません。

回復ドライブは USB メモリで作成した Windows のメンテナンスツールです。トラブルが起きているパソコンで作成することはできないため、たとえば職場内や家族の正常なパソコンで作成し、トラブルの起きているパソコンで使います。

回復ドライブを使う理由は信頼性です。起動に 3 回失敗したときに始まる「自動修復を準備しています」画面の続きから「スタートアップ修復」などのメンテンスを試すこともできます。ただトラブルが起きているパソコンの「スタートアップ修復」が当てにならないこともあります。正常なパソコンで作成した回復ドライブなら間違いありません。

この対処法では回復ドライブを作ります。詳細は Windows が起動しないときの回復ドライブの作り方です!回復ドライブからスタートアップ修復を実行する手順です! でご確認ください。

回復ドライブからの「システムの復元」

回復ドライブからの「システムの復元」を試している画像

回復ドライブの「システムの復元」をお試しください。

システムの復元を実行するプログラムにトラブルが起きているかもしれません。回復ドライブのプログラムは正常ですので、回復ドライブのシステムの復元をお試しください。

エラーが起きている復元ポイントがあることも。複数の復元ポイントがある場合は、他の復元ポイントもお試しください。*日付の若い順で作業してください。

この対処法の詳細は、回復ドライブからシステムの復元を実行する手順です! でご確認ください。

セーフモードからの起動

セーフモードからの起動を試している画像
この作業で回復ドライブは使いません。

セーフモードでの起動をお試しください。

セーフモードは起動に必要な最低限のプログラムだけで Windows を起動します。ある程度メンテナンスしますとセーフモードでならギリギリ起動できることもあります。

この対処法の詳細は、Windows10 が起動しないときに、セーフモードで起動する方法です! でご確認ください。

ドライバー署名の強制を無効にするモードでの起動

ドライバー署名の強制を無効にするモードでの起動を試している画像
この作業で回復ドライブは使いません。

ドライバー署名の強制を無効にするモードで Windows を起動してください。

Windows のトラブルシューティングというよりも、セキュリティ機能が向上した Windows に過去の古いプログラム(セキュリティが無い)をインストールするための機能というのが目的なのですが、Windows 起動トラブル時にこの「ドライバ署名の強制を無効にする」モードですんなり解決できた!という事例もあります。

Windows の起動に 3 回失敗すると「自動修復を準備しています」画面になります。その続きから「スタートアップ設定」内の「ドライバー署名の強制を無効にする」を選びます。この「スタートアップ設定」が回復ドライブにないため、こちらの作業で回復ドライブは使いません。

この対処法の詳細は、ドライバー署名の強制を無効にするモードでパソコンを起動する手順です! でご確認ください。

PC を初期状態に戻す

このPCを初期状態に戻すを試している画像
この作業で回復ドライブは使いません。

PC を初期状態に戻すをお試しください。

マイドキュメントなどユーザーアカウント内のデータを残すオプションが選べますが、Windowsやアプリ、設定などは、購入時の箱から出した状態になります(ユーザーアカウントのデータはそのまま残っています)。そのため、マイドキュメントなどユーザーアカウント内のデータだけ残ってれば OK! という場合は最後の砦になります。

パソコンの起動に 3 回失敗しますと、「自動修復を準備しています」画面になりまして、その画面の続きに「この PC を初期状態に戻す」メニューがあります。データを残す場合は、「この PC を初期状態に戻す」をクリック後に「個人用ファイルを保持する」をクリックしてください。

もし「この PC を初期状態に戻す」又は「ドライブから回復する」が失敗する場合は、再インストールに必要なプログラムにもトラブルが起きている可能性があります。長年お使いのパソコンでしたら、ハードディスクなどの部品故障の可能性も考えられます。

この対処法の詳細ページは、このPCを初期状態に戻す、の作業手順です! からご確認ください。