システムの復元が終わらないトラブルの対処法

昨日の夜にシステムの復元をスタートしたものの朝になっても終わっていない、という「システムの復元が終わらない」トラブルのお問い合わせがコンスタントにあります。

そしてシステムの復元が終わらないトラブルの対処法はパソコンの強制終了と再起動です。ほとんどのケースで、電源ボタンの長押しによる強制終了後に再起動したら、問題なく起動したとお聞きします。つまり、システムの復元の完了画面が表示されなかったものの、作業自体は正常に終わっていたため再起動で解決できたと判断できます。

ちなみに、システムの復元をかけるということは、もともと何かしらのトラブルが起きていたわけでして、その影響でシステムの復元の完了画面が表示されないなどの異常があっても不思議なことではありません。

もし強制終了後にパソコンが正常に起動しない場合ですが、原因として、パソコン部品の熱暴走や、システムの復元を実行するプログラムや復元ポイントのトラブルなどでシステムの復元が止まっていることが考えられます。それらを改善することでシステムの復元が無事完了します。

それではシステムの復元が終わらないトラブルの対処法を以下のメニューでレポートします。Windows10 で書いておりますが Windows8 でも作業方法は同じです。この作業には、回復ドライブが必要になります。すべてを作業する場合は最大で12時間かかります。

  1. 強制終了と再起動
  2. パソコンの冷却
  3. 回復ドライブのスタートアップ修復
  4. 回復ドライブのシステムの復元
  5. セーフモード
  6. ドライバー署名の強制を無効にする
  7. この PC を初期状態に戻す
  8. 万が一、お困りの時は…

強制終了と再起動

円すいマークがハードディスクのアクセスランプです。

システムの復元が終わらないトラブルのまず試したい対処法は強制終了になります。

ただし、強制終了を行いますので注意点もあります。あくまでも、システムの復元の完了画面が表示されなかっただけで、しっかりと完了していることが大切です。既に作業が完了していれば強制終了しても問題ありません。その確認方法は、パソコンのハードディスクのアクセスランプです。もし点灯または点滅している場合は、システムの復元の作業中のため強制終了はしないでください。作業中に強制終了してしまうとエラーが残ってしまい、その後でシステムの復元が試せなくなります。

ハードディスクのアクセスランプが消灯している場合は、システムの復元作業が完了していますので強制終了してください。電源が落ちたら念のため、放電しておきます。コンセントから外して 1 時間程度休ませてください。ノートパソコンの場合はバッテリーも外します。放電が完了しましたら、電源を入れてみてください。*これでトラブルなく、正常に起動します。

もしパソコンにアクセスランプが搭載されていない場合は、時間を基準にするしかありません。私の経験ですと、システムの復元で一番長い作業時間は 3 時間です。その倍の 6 時間、さらに倍の 12 時間も経過していれば強制終了して問題ないでしょう。

万が一、強制終了後に再起動してもパソコンが正常に起動しない場合はパソコンの冷却をお試しください。

パソコンの冷却

①から外気を取り込んでいるため、ホコリなどで詰ると熱暴走の原因になります。

パソコン部品の熱暴走でシステムの復元作業中にフリーズしている可能性もあります。空気の取り込み口のホコリに注意して清掃してください。清掃するときは、コンセントやノートパソコンの場合はバッテリーも外すと安全です。

電源ボタン側の①から外気を取り込んでいるため、ホコリなどで詰ると熱暴走の原因になります。

デスクトップパソコンは、パソコン前面から空気を取り入れているため前面にホコリが集中します。布団など布のある部屋で使用している場合は特にホコリが溜まります。できれば、側面のカバーを開けて内部にもホコリが侵入していないか確認したいところです。

このクーラーの上にノートパソコンを乗せて底面を冷却します。

ノートパソコンは底面から空気を取り入れていますが、取り込み口が小さいためホコリが詰まっているケースをあまり見ません。ノートパソコンを置いているテーブルが熱くなるレベルでしたらノートパソコンクーラーで冷やす方法もあります。*テーブルが熱くならなくても、ノートパソコンの底面が熱い(持ち運びを考えたときに実用的と思えない)場合もノートパソコンクーラーは有効です。

回復ドライブのスタートアップ修復

システムの復元が途中で止まってしまう理由として、システムの復元のバックアップにエラーが起きていたり、システムの復元を実行するプログラムにエラーが起きていることが考えられ、回復ドライブの「スタートアップ修復」が解決方法になります。

回復ドライブは USB メモリで作成した Windows のメンテナンスツールです。トラブルが起きているパソコンで作成することはできないため、たとえば職場内や家族の正常なパソコンで作成し、トラブルの起きているパソコンで使います。

回復ドライブの作り方は Windows が起動しないときの回復ドライブの作り方です! 、使い方につきましては 回復ドライブからスタートアップ修復を実行する手順です! でご確認ください。

回復ドライブのシステムの復元

スタートアップ修復が完了しましたら、次に「システムの復元」を試していきます。こちらの作業も回復ドライブから行うと間違いがありません。システムの復元が完了したら(システムの復元が終わらない場合も、アクセスランプが消灯していたり、時間で強制終了し)再起動してください。無事に起動する場合はこれで作業完了です。

ちなみに、システムの復元の途中で強制終了したら、その後からシステムの復元がエラーでできなくなった、なんてお話を聞くこともあります。システムの復元は長い時で 1 時間くらいかかるときもありまして気長にお待ちください。データが多いなどの理由で空き容量が少ない場合は、3 時間程度かかることもあります。

作業方法については 回復ドライブからシステムの復元を実行する手順です! でご確認ください。

セーフモード

セーフモードは、回復ドライブを使いません。

もし再起動後に(又はパソコンの起動に 3 回失敗して)「自動修復を準備しています」がはじまる場合は、その画面の続きからセーフモードでの起動を試せます。セーフモードで起動したら、システムの復元が完了したメッセージが表示され、無事パソコンが起動したという事例もあります。

セーフモードの作業手順は Windows10 が起動しないときに、セーフモードで起動する方法です! でご確認ください。

ドライバー署名の強制を無効にする

ドライバー署名の強制を無効にするは、セーフモードと同じスタートアップ設定画面にあります。

Windows 起動時のエラーチェックでシステムの復元がブロックされてしまう事例もあります。ドライバー署名の強制を無効にするを実行することで Windows 起動時のエラーチェックを回避できます。

ドライバー署名の強制を無効にするは、セーフモードと同じスタートアップ設定画面にあります。もしセーフモードでも改善しない場合は、次にキーボードの「7」を試してみてください。画像の「(7)ドライバー署名の強制を無効にする」です。

作業手順は ドライバー署名の強制を無効にするモードでパソコンを起動する手順です! でご確認ください。

この PC を初期状態に戻す

この PC を初期状態に戻す、は回復ドライブを使いません。

システムの復元が終わらないトラブルの対処法の最後の砦が「この PC を初期状態に戻す」です。

マイドキュメントなどユーザーアカウント内のデータを残すオプションが選べますが、システムの復元とは違い、Windowsやアプリ、設定などは、購入時の箱から出した状態になります(ユーザーアカウントのデータはそのまま残っています)。

ちなみにですが、データを残したい場合は回復ドライブから作業できません。回復ドライブの「ドライブから回復する」を行った場合は(回復ドライブのこの PC を初期状態に戻す機能です)、データや設定、アプリ、すべてが購入時の箱から出した状態に戻ります。データを残したい場合は厳禁です。

もし「この PC を初期状態に戻す」又は「ドライブから回復する」が失敗する場合は、再インストールに必要なプログラムにもトラブルが起きている可能性があります。長年お使いのパソコンでしたら、ハードディスクなどの部品故障の可能性も考えられます。

「この PC を初期状態に戻す」の手順については このPCを初期状態に戻す、の作業手順です! でご確認ください。

万が一、お困りの時は…

システムの復元が終わらないトラブルの対処法を網羅してみましたが、万が一、Windows が起動しない、困った…というときは、ぜひ当社のパソコン修理サービスにお任せください。メーカーさんの修理とは違い、データを残したパソコン修理をしています。 データを残したままのパソコン修理 の総合案内ページもぜひご確認ください。

当社秋葉原オフィスのバックヤード(立ち入り禁止エリア)です。宅急便やお預かり品のパソコン修理やデータ救出作業をしています。お持ち込みの場合は受付スペースのほうで対面で作業をしています。

よくある Windows 起動トラブルでしたら、回復ドライブのコマンドプロンプトから Windows システムを検査して直せます。コマンドプロンプトからの作業はパソコンの初期化(リカバリ)ではなく、そのエラーだけを直しますので、保存してある写真などのデータもインストールしたアプリも、無線 LAN などの設定も、そのまま残ります。こちらは Windows 起動トラブルを直した事例 です。当社の実績ブログ(カテゴリ:起動修復)が開きます。

なお、長年お使いのパソコンでしたら部品故障などの「寿命」が原因ということもあります。そのような重症なケースでもこのトラブルでしたら、当社の専用設備で大切なデータを救出できます。「なんとかデータだけでも残したい」という場合でも安心してお任せください。もちろん、データを救出した後で部品交換の修理も対応しています。データ復旧実績は 故障ハードディスクからのデータ救出実績 でご確認ください。上記と同じ当社の実績ブログが開きますが、こちらはデータ救出実績を集めたページになっています。

パソコン修理とデータ救出のご相談はお電話( TEL 03-5823-1870 電話受付は年中無休 8時 から 24時までです )又は メールフォーム からお気軽にお問い合わせください! 当社は IT の街、東京・秋葉原のオレンジセキュアサービス(株)です。おかげさまで2008年から営業しています。お持ち込みは対面で診断・修復作業をしておりまして 20 分から 60 分程度お立ち会いください。遠方の方からの宅急便も歓迎です。

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