そしてこの「ディスクはフォーマットされていません」ですが、OS( Windows )レベルで使う情報にトラブルが起きています。外付けハードディスク、USB メモリ、SD カードなどに保存されているのはデータだけではなく、そのメディアの記録方法など OS で使用するための重要な情報も保存されています。この情報にトラブルが起こると、そのメディアが何ものなのか不明になるためエラーが発生します。
外付けハードディスク、USB メモリ、SD カードの中には、データだけではなく、そのメディアの記録方法やその他、OS レベルで使ういろいろな情報も保存されています( 以下 OS 情報に統一 )。繰り返しになりますが、データだけではありません。
具体的には、ボリューム(E:)(F:)(G:)(H:)の先頭に、ここからスタートしますという OS 情報があります。NTFS ですので「NTFS」の呪文から始まります。なお、画像はボリューム(F:)のスタート位置です。次に進みます。
ボリューム(F:)の OS 情報をゼロ上書きで壊してしまうと…
Windows がきちんと認識できずローカルディスク(F:)という名称に変わってしまいましたが、クリックすると「ドライブ F のディスクはフォーマットされていません。今すぐフォーマットしますか?」で開けません。またボリューム(F:)のスタート位置のみ壊しましたので、他のボリュームに影響はありません。
ちなみにボリューム(H:)の FAT32 は「FAT32」の呪文から始まります。
人為的に再現できるため OS 情報を消しました。しかし、このようなソフトがないとあえて消したり変更することはできません。そこで「この操作を行うと OS 情報が消えてしまう、不具合を起こす」という法則はありません。ただしデータ量がギリギリというケースを多く見かけますので容量の 80% 未満に抑えたほうが良いでしょう。その他注意点などは「 なぜフォーマットされていませんエラーが発生するの? その注意点も 」こちらも読んでください。