NECパソコンのBIOSトラブルシューティング方法
NECロゴで停止してパソコンが起動しないときのNECパソコンのBIOS起動はキーボードの「F2」です。パソコンの電源を押した後で、キーボードの「F2」をタンタンと押し続けます。NECパソコンはこれでBIOS画面が表示されます。BIOS画面が表示されたら、ひとつずつ設定を点検して原因を切り分けていきます。
NECパソコンのBIOS画面は、キーボード操作のみになります。画面などを移動するときはキーボードの矢印キーを押します。各種設定を変更するときは、その項目にカーソルを移動してからEnterキーを押して変更します。イメージしやすいように画像を添付していますが、もし文章で伝わりにくい操作は YouTube 動画でも手順をレポートしています! こちらもぜひご確認ください。
ちなみに、一番最初に表示されるメイン画面ですが、日付の変更とWi-Fiの確認ができます。このようにNECパソコンのBIOSはとてもシンプルです。
キーボードの「→」右矢印キーでBootまでお進みください。ここで1st boot(起動の優先順位の1番目)が「Windows Boot Maneger」であることをご確認ください。これは電源ボタンを押すと、DVDやUSBなどではなく、Windowsにバトンタッチするという意味になります。
もし1st Bootが「USBハードディスク」など「Windows Boot Maneger」ではない場合は、1st Bootにカーソルを合わせた後でキーボードの「Enter」を押してください。メニューにある「Windows Boot Maneger」にカーソルを合わせて「Enter」を押してください。
もし設定を変更したときは必ず保存して終了してください。その方法は、矢印キーでExit画面まで進んでから「Save Changes and Reset」を選択して、キーボードの「Enter」を押します。ちなみに、再起動後に「F2」タンタン押しで再びBIOS画面を表示して設定が保存されているか確認すると間違いありません。
ちなみに、こちらはご自分で情報を調べることができる中級者レベル以上になりますが、Advanced画面にあるSGX(SW Guard Extensions)をDisableに変更してソフトウェアの影響を受けない設定にするのもアリです。
それとこちらも中級者レベル以上になりますが、Security画面にあるSecure BootをDisableに変更してテストするのもアリです。
こちらは注意点です。Microsoftアカウントをお使いでSecurity画面にあるTPM( Intel(R) Platform Trust Technology )を変更すると、アカウントにエラーが起きてWindowsの初期化といったメンテナンスができなくなることもあります。こちらは変更しないようご注意ください。
それともしインテルOptane搭載パソコンの場合はAdvanced画面にあるRAID設定( Intel(R) Rapid Storage Technology )を変更しないでください。こちらもご注意ください。
BIOSトラブルシューティングで解決しないときは?
今回はNECパソコンに特化したメンテナンス方法をテーマにしておりますので、BIOSのトラブルシューティングを中心にレポートしました。たとえば、Windowsのトラブルシューティングやパソコン部品のメンテナンスは各社共通の方法です。もしBIOSトラブルシューティングで解決しないときは メーカーロゴから進まない( Windows クルクル出ない)トラブルの対処法 をご確認ください。Windowsとパソコン部品全般のトラブルシューティングになります。
YouTube 動画でも手順をレポートしています!
NECパソコンのBIOS画面は、キーボード操作のみになります。トラブルシューティングでチェックしたい項目やテストしたい項目と、キーボードの操作方法を動画にしました。