故障する理由があって対策できるケース

永久材ではありませんので長年お使いのパソコンでしたら、いつ故障しても不思議ではありません。そのような寿命が理由でしたら、むしろ”ボロ雑巾になるまで使い切った”という誉れ的な話になります。
しかしながら、”コーヒーをこぼした”みたいな理由があり、知っていれば対策のできる故障もあります。そのようなケースをご紹介します。
電源の入れっぱなし
購入してから3年使用したくらいのパソコンでも、ハードディスクの稼働時間が3万時間を超えていて故障しているケースもあります。
ちなみに、就業時間(1日8時間で週5日稼働、その他休日あり)みたいなイメージで、3万時間の稼働は7年分に相当します。
パソコンに触っていなければ、電源の入れっぱなしでも問題ないように感じますが、ソフトウェアが動いておりますのでパソコンは稼働しています。
動物(ペット)
室内で飼っている猫が電源アダプタにぶつかってしまい、ノートパソコンが引っ張られてテーブルから落下してしまったみたいな、ペットが起こすトラブルもあります。
そうそう簡単に壊れることはないのですが、当たり所が悪いと壊れてしまうこともあります。
落雷
雷でパソコンや家電が壊れるケースもあります。雷が聞こえましたら、パソコンをシャットダウンするだけではなく、電源ケーブルやLANケーブルをパソコンから抜くこともかなり重要です。
スマホを落とした
ノートパソコンにスマホを落としただけなのに、ノートパソコンのハードディスクが故障したというケースもあります。
ちなみに、多くのノートパソコンが右側手前の部分にハードディスクを設置しておりまして、この部分に落としますと、ハードディスクに大きな衝撃が伝わります。
飲み物をこぼした
故障する理由があって対策できるケースのなかでも、飲み物をこぼしたというお話が圧倒的に多いです。
強制終了したら故障しますか?
電源ボタンを長押しする”強制終了”をしたから故障したのかな?というご相談は多いです。しかし、強制終了による故障の可能性はゼロです。
というのも、パソコンの動作が極端に遅いなどの理由があって強制終了されています。その症状が出たときから既に故障していて、強制終了するしかなかったというのが真相です。
ちなみに、パソコン使用中に停電にあい、その後からパソコンが動かなくなったというトラブルが稀ではあるのですが、昔から実際にあります。そのため、意味もなく強制終了するのはオススメできません。
ただ、強制終了をしたり、コンセントから抜いても、パソコンが壊れることはめったにありません。強制終了するしかない状況でしたら、私なら強制終了してパソコンを休ませます。
早く持ち込めば故障を防げますか?
人間の病気であれば、軽度で済ますことができますので早期発見はとても大切なことですが、劣化のはじまった部品は早期に見つけても長く使えないため交換するしか手はありません。
もしあれこれ試す前に持ち込まれたとても、劣化のはじまった部品を壊れないように(寿命を延ばすような)手当てをすることができません。*あくまでも、故障前の劣化がはじまった段階で、交換修理が必要になります。
ただし、データが重要な場合は、部品故障が悪化してしまうことでデータがどんどん壊れてしまう恐れもあります。データが重要な場合は、早めの対処が重要になります。
長く使えるパソコンはありますか?
10年以上使えるような、長寿をコンセプトにしたパソコンや部品はなかったりします。
ちなみに、Windows8.1の頃のパソコンは、部品仕様の関係でWindows11にアップすることができません。Windows10の2025年サポート終了がひとつの区切りになります。
もし部品の寿命が長くなったとしても、部品寿命とは関係しない要因で、長く使えないことも可能性としてあります。
ただパソコンの消費電力はどんどん改良されておりますし、部品の性能もどんどん良くなっています。5年も経ちますと、その差が歴然だったりしまして、長寿である必要がないのかもしれません。