「 Windows エラー回復処理」画面でセーフモードでも起動できない?!スタートアップ修復がまだ試せます! Windows7(Vista)
パソコンの電源を入れた直後に「 Windows エラー回復処理」画面が表示されたときは、トラブルでも何でもない可能性がありますので「通常起動」を選択してみます。
もし再び「 Windows エラー回復処理」画面が表示されたら起動に失敗しています。今度は「セーフモード」を試してみます。起動に成功した場合は念のため、バックアップを取ってください。
ちなみにですが、Windows XP のときは 「 Windows 拡張オプションメニュー」 というタイトルでした。こちらはセーフモードで失敗すると Windows CD から回復コンソールを試すしかありませんでした。
Windows7(Vista)はセーフモードに失敗しても「スタートアップ修復」というクリックひとつで簡単にトラブル解決できるツールが搭載されています。さらに「システムの復元」という Windows システムのバックアップからトラブル前の状況に戻すこともできます。もしセーフモードでも起動に失敗するときはこれらツールを使いトラブルを解決できます。
それでは以下の構成で「 Windows エラー回復処理」で起動できない場合の対処法をレポートします。
「 Windows エラー回復処理」画面が表示されるということは、パーテーション情報や Windows の起動に必要なファイルは正常に読み込まれています。そのため、起動系ファイルのトラブルではありません。そして原因ですが、Windows のプログラムや設定ファイルに問題があったり、ドライバなどのアプリケーションソフトに問題が生じています。
通常は何でもないレベルの偶発的なトラブルです。「 Windows エラー回復処理」画面が表示された場合は「通常起動」を選択してみてください。これで無事起動するはずです。もし失敗した場合は最小の構成で立ち上がる「セーフモード」を選択します。起動に成功した場合は念のため、バックアップを取っておくのが鉄則です。
もし「セーフモード」を選択しても立ち上がらない場合は、重要なプログラムやシステムファイルが壊れています。そこで「システム回復オプション」から修復を試してみます。ちなみに Windows XP でトラブルが起きた場合は Windows CD からコマンドを使って修復を試すしかありません。つまりパソコンに精通していない限り、手も足も出ないというのが実際のところです。そして Windows7(Vista)からは自己修復機能が搭載され、XP 時代では解決が難しかったトラブルでも「システム回復オプション」から簡単に直せるようになりました。
「 Windows エラー回復処理」で起動できない場合の対処法
「詳細ブート オプション」画面を呼び出し「コンピューターの修復」を選択します。そこからまずは「スタートアップ修復」を実行し、もし失敗する場合は再起動後に「システムの復元」を実行します。ちなみにですが「 Windows エラー回復処理」画面で「コンピューターの修復」が表示される場合は同じ機能ですのでそちらから進んでください。
その他、「システム イメージの回復」はイメージファイルというバックアップファイルを作成している場合のみ使えます。ただしシステムの復元とは違い、作成日の状態に Windows も「データもすべて過去に戻ります」(システムの復元の場合、データはそのままです)。また「Windows メモリ診断」はメモリという部品を検査します。「プログラムが終了しました」といった異常なエラーメッセージが表示される場合は試してみます。「コマンド プロンプト」はプログラムのようなコマンドを使って Windows を直します。起動トラブルを直すコマンドが数多く準備されているのですが、ITに精通していないと難しく上級者向けです。