【修理事例】BitLocker回復キーが会社のアカウントにない!個人用アカウントで見つけた解決実績

結論:会社支給のPCでも、初期設定等の経緯で「個人のMicrosoftアカウント」に回復キーが自動登録されているケースがあります。
仕事用のアカウントにない場合は、個人や家族のメールアドレスでログインし、回復キーが保存されていないか確認してください。


更新日 :
公開日 :


オレンジセキュアサービス株式会社

東京都千代田区神田佐久間河岸70-4B
TEL : 03-5823-1870

この記事の要約

  • 症状:会社支給のPCでBitLocker回復キーを求められたが、管理している仕事用Microsoftアカウントにはキーが保存されていない。
  • 原因:Officeのライセンスは「仕事用アカウント」、BitLocker回復キーは「個人用(または家族用)アカウント」というように、複数のMicrosoftアカウントが混在して設定されていた。
  • 診断:「仕事用PCに個人のメールを使うはずがない」という先入観を捨て、過去に使用した全メールアドレス(個人・家族・共有)でMicrosoftアカウントにログインして有無を調査する。
  • 解決策:ユーザー自身が個人用メールアドレスのMicrosoftアカウント内で回復キーを発見し、ロックを解除する。
  • 注意点:Windows 10での後からのアカウント切り替えや、家族による初期設定代行などが原因で、本人の自覚がないまま個人アカウントに紐づいているケースが多い。

「会社のパソコンだから、会社のアカウントにあるはず」
そう信じて探したけれど見つからない……と、諦めかけていませんか?

実は、私たちのような修理の現場では、「仕事用のパソコンなのに、なぜか個人のMicrosoftアカウントに回復キーが保存されていた」というケースが後を絶ちません。
お客様ご自身も「まさか個人メールが紐付いているとは夢にも思わなかった」と驚かれる、典型的な「隠れ場所」です。

このページでは、実際にあった「アカウントのチグハグな設定(混在)」が原因で回復キーが見つからなかった修理事例と、そこから判明した「意外な探し方」をレポートします。
もしあなたが同じような状況なら、まだ回復キーは見つかる可能性があります。

更新理由:2026年01月27日
修理内容はそのままで、注意点などを追記&手順書ではなく、実績ということが明確になる表現をAIで編集(ドキュメンタリー化)しました。

  1. 今回の修理事例:会社PCの回復キーが「個人のアカウント」にあった理由
  2. 実際の調査プロセス(回復キー発見までの流れ)
  3. この修理事例に関するよくある質問
  4. Windows起動トラブルでお困りの時は…

この記事を Twitterでツイートする | Facebookでシェアする | LINEに送る

お問い合わせフォーム
電話番号は0358231870です

今回の修理事例:会社PCの回復キーが「個人のアカウント」にあった理由

BitLocker回復キーの入力画面
突然この青い画面が出て、仕事ができずお困りでした。
*画像はすべて当社のPCです。お客様の画面を撮影することは一切ありません。

「会社のパソコンだから、会社のメールアドレスにキーがあるはず」
そう思って探しても見つからず、途方に暮れてご相談にいらっしゃいました。

調査の結果、原因はお客様がパソコンを使う中で生じた「アカウントのチグハグな利用(混在)」でした。

「Office」と「回復キー」の保存先が別々だった

今回の事例における最大のポイントは、一つのパソコンの中で2つのMicrosoftアカウントが使われていたことです。

  • ExcelやWord(Office):会社支給の「仕事用メールアドレス」で登録
  • BitLocker回復キー:ご自身の「個人用メールアドレス」で登録

日常的にExcelなどを使う際は「仕事用アカウント」にサインインしているため、「このパソコンは仕事用アカウントで管理されている」と強く思い込んでしまいます。

しかし、実はパソコンの初期設定やWindows Updateのタイミングで、無意識のうちに「個人用アカウント」でログインしてしまい、そちらにBitLocker回復キーが自動登録されてしまうケース(チグハグな状態)が意外と多いのです。

なぜ「チグハグ」になってしまうのか?

特にWindows 10のパソコンをお使いの場合、購入後の初期設定や、その後のアップデートの際に「Microsoftアカウントへの切り替え」を求められることがあります。

その際、手元にあった個人のスマホのメールアドレスや、設定を手伝ってくれたご家族のメールアドレスを入力してしまうと、そのアカウントに回復キーが保存されます。
本人は「設定したつもりがない」ことがほとんどのため、トラブルになった時に「なぜここに!?」となるのが典型的なパターンです。

実際の調査プロセス(回復キー発見までの流れ)

当店では、お客様のスマホや予備のPCをお借りして、対面で一緒に回復キーを探します。
実際に見つかった際の流れを、画面のイメージと共に再現します。

ステップ1:まずは「仕事用アカウント」を確認

まずはお客様が「ここにあるはず」と考えていた、仕事用のメールアドレスでMicrosoftアカウントにサインインしていただきました。

Microsoftアカウントへのサインイン画面
仕事用メールでサインインを試行

しかし、デバイスの管理画面を確認すると……。

BitLocker回復キーがありませんという表示
「BitLocker回復キーがありません」と表示されました

この画面を見て「やっぱりない、もうデータは戻らないのか」と諦めてしまう方が多いのですが、ここで調査を終わらせてはいけません。

ステップ2:思い当たる「個人用メール」で再調査

「可能性は低いと思いますが」と前置きしつつ、普段プライベートで使っているGmail(個人用Microsoftアカウント)でサインインしていただきました。
すると……。

BitLocker回復キーが表示された画面
回復キーが見つかりました!

「まさか、こっちに入っていたとは!」
お客様も驚かれていましたが、無事に回復キー(48桁の数字)を発見でき、その場でパソコンのロックを解除できました。

この事例からの教訓

BitLocker回復キーが見つからない時は、「自分の記憶」よりも「機械的な総当たり」が正解への近道です。

「このメールアドレスであるはずがない」という先入観を捨てて、ご自身だけでなく、設定に関わった可能性のあるご家族のアドレスも含め、すべてのメールアドレスでログインを試してみてください。

再発防止:回復キーがある「Microsoftアカウント情報」を管理・記録する

無事にWindowsが起動した後、最も大切なのは「このパソコンの回復キーは、どのアカウントに入っていたか」を記録に残しておくことです。

今回のトラブルの最大の原因は、普段使っている「Office用(仕事用)アカウント」と、裏で動いている「BitLocker用(個人用)アカウント」の区別がついていなかった点にあります。

【推奨する管理方法】
今回発見できた「個人用Microsoftアカウント」の「メールアドレス」と「パスワード」を、手帳やスマホ等に控えてください。

その際、単にアカウント情報を書くのではなく、「※このパソコンのBitLocker回復キー・管理用」とメモを添えておくと、将来また「仕事用アカウントにない!」と慌てずに済みます。

PCの入れ替えや故障時にも、このアカウント情報さえ管理できていれば、スムーズに復旧やデータ移行が可能になります。

この修理事例に関するよくある質問

Q. 会社のパソコンなのに、なぜ個人のアカウントに回復キーがあるのですか?
A. パソコンの初期設定やWindowsアップデートの際、手元にあった個人のメールアドレス(またはご家族のアドレス)でMicrosoftアカウントにログインしてしまったことが原因です。Officeは仕事用、BitLockerは個人用と、別々のアカウントに登録されるケースは珍しくありません。
Q. どのアカウントを使ったか全く思い出せません。どう探せばいいですか?
A. 「仕事用だから個人メールは使わないはず」という先入観を捨てることが重要です。ご自身のGmailやスマホのキャリアメールだけでなく、設定を手伝ってくれたご家族のメールアドレスなど、可能性のある全てのアドレスでMicrosoftアカウントへのログインを試してください。