自動修復を繰り返して Windows10 ⁄ 8.1 が起動しないときの対処法

Windows10 ⁄ 8.1 自動修復がループして起動しません…

自動修復がループするトラブルの概要について

「自動修復を準備しています」画面

パソコンの電源を入れると「自動修復を準備しています」画面にしかならず… Windows が起動しません。何回電源を入れても、この自動修復を繰り返してしまい、ループ状態です。どのようなトラブルが起きているのでしょうか???

これは大きく分けて 2 パターンの原因があります。まずは「自動修復のプログラム自体が壊れている」ケース。次に「自動修復での修復に失敗している」ケースです。そして症状としては同じであっても、原因によって対処法が変わります。

そこでその判断方法ですが、「自動修復が完走しているか」がポイントです。もし自動修復が完走しているなら、自動修復のプログラムに問題はありません。またもし完走せずに途中で再起動している場合は、自動修復のプログラムに問題があります。

それでは「自動修復を繰り返す」の修復方法について注意点も含めてレポートします。

自動修復を繰り返し、ループしてしまう原因について

この自動修復は、自分で自分を直す自己修復機能です。Windows が起動できないときに自動的に始まり、そのトラブルを直します。そこで万が一、自動修復を繰り返してしまうなら、つまりで表現すれば「自動修復でのトラブル解決に失敗している」ということです。それではなぜ失敗するのでしょうか?

まず考えられるのは、Windows トラブルと一緒に自動修復にもトラブルが起きている、ということです。もし自動修復のプログラム自体が壊れていれば、正常に動作しないため、Windows トラブルを解決することはできません。

また次に考えられるのは自動修復では直せないトラブルです。自動修復には守備範囲と言いましょうか、作業範囲があります。多くのトラブルが解決できても、すべてのトラブルが解決できるわけではありません。

自動修復のプログラム自体が壊れている
Windows7 には「スタートアップ修復」という Windows10 ⁄ 8.1 の「自動修復」と同じ自己修復機能が搭載されています。そしてスタートアップ修復時代から、Windows トラブルと一緒にこの修復機能が壊れてしまうことがあります。

対処法としては、回復ドライブ( USB 版の自動修復)を作成して、Windows トラブルを直します。ちなみに、こちらの当社実績ブロクの記事「 「スタートアップ修復が終了しない」の起動修復 Sony Vaio 」では、スタートアップ修復が終わらないものの、Windows DVD から修復に成功した事例です。* Windows7(Vista)は自動修復の名称がスタートアップ修復でした。もちろん、機能は同じです。

自動修復での修復に失敗している
自動修復の作業範囲について Microsoft 社さんの情報によると、レジストリの破損、システムおよびドライバ ファイルの不足または破損、ファイル システム メタデータの破損、その他、重要な部分をチェックし修復してくれます。しかし、自動修復では壊れたプログラムを直したり、消失したプログラムを復活させることは作業の対象外です。

対処法としては、システムの復元から壊れたプログラムを直します。ちなみに、こちらの当社実績ブロクの記事「 「スタートアップ修復が失敗する」の起動修復 Win7 」では、システムの復元を実行し、システムが正常だった状態に戻すことでパソコンが起動すようになりました。* Windows7(Vista)は自動修復の名称がスタートアップ修復でした。もちろん、機能は同じです。

解決のイメージ画像

どちらの原因なのかを特定する方法としては、自動修復が完走しているかどうかです。ちなみに自動修復が完了するとメッセージを表示します。以下のような画像が出るかどうか確認してください。

自動修復が完了した画面「再起動」または「詳細オプション」ボタンがあれば完走しています。
スタートアップ修復が完了した画面「シャットダウン」または「詳細オプション」ボタンの場合でも完走しています。

これらの画面が表示されれば、「自動修復での修復に失敗している」ため、システムの復元で Windows トラブルを直します。またこれら画面が表示されない場合は、「自動修復のプログラム自体が壊れている」ため、回復ドライブ( USB 版の自動修復)を作成して、Windows トラブルを直します。

なお、このページでは、回復ドライブ( USB 版の自動修復)を作成して、Windows トラブルを直す方法をレポートします。自動修復での修復に失敗している(システムの復元で直す)トラブルについては、以下のリンクからシステムの復元方法を確認してください。

「自動修復で PC を修復できませんでした」で Windos8 が起動しない時の対処法

「 Windows が正しく読み込まれませんでした」で起動しない時の対処法

回復ドライブ( USB 版の自動修復)を実行する前の注意点

5 年以上使っているパソコンでトラブルが起きたときは、部品が故障している可能性も少なからずあります。もし故障している場合は、直すつもりがボロボロにしてしまいます。以下の症状がある場合は要注意です。もちろん、5 年未満しか使っていないパソコンでも環境によっては故障していることもあります。作業中は注意深く見守ることが大切なポイントになります。

「自動修復」の画面を何回か見たことがある
トラブル発生時に自分で自分を直す自己修復ツールです。そのため、この画面を何回か見たことがあれば頻繁にトラブルが起きていたということになります。そして故障の前兆で頻発するケースもあります。

強制終了したらこうなった
インターネット使用中やファイルを開こうとしてフリーズした、また動作が極端に遅くなったなどで「強制終了したら」この症状になったというケースでは、プログラムの暴走も考えられますが、長年使っているパソコンは故障もひとつの原因として考えられます。

回復ドライブでの起動に時間がかかる
回復ドライブのプログラムは正常です。そこで回復ドライブからの起動でも時間がかかる場合は異常です。もし読み込みに 3 分以上かかる場合は故障の可能性もあります。なお、回復ドライブの作成に失敗しているケースもあり、念のため作り直して試してください。

修復に 2 時間を超える
回復ドライブから自動修復が始まっても、まだまだ注意は必要です。あくまでも Windows の修復しか行いませんので、膨大な時間はかかりません。よくあるトラブルなら 1 時間以内です。そして 2 時間を超えれば異常な範疇と言えるでしょう。放置して 24 時間待つなら、長くても 4 時間くらいで止めたいところです。

その他の注意点は 不良セクタとは? その注意点も 、こちらもぜひチェックしてみてください。

回復ドライブの作り方と注意点

USB 版の「自動修復」を作ることができます。それが「回復ドライブ」です。なお、修復するマシンで回復ドライブを作成することはできません。違うマシンで作成します。職場内や家族のパソコンで「回復ドライブ」を作り、トラブルの起きているパソコンで使います。お使いの機種によっては特殊な場合もあり、うまくいかないときはパソコンメーカーさんに確認してください。

注意点については、回復ドライブに使う USB メモリ内のデータが消去されるということです。保存してあるデータをコピーしてから回復ドライブで使ってください。またうっかり違うメディアに作成してしまうことも考えられます。回復ドライブを作る際は、パソコンから USB 機器を外してください。キーボードとマウスと回復ドライブ用の USB メモリの 3 点のみ接続します。

回復ドライブの作り方

キーボードの「Windows」ボタンと「 x(エックス)」ボタンを同時に押します。するとメニューが表示されるので「コントロールパネル(P)」をクリックします。

キーボードの「Windows」ボタンと「 x(エックス)」ボタンを同時に押したメニューの画像

「コントロールパネル」画面が表示されたら「回復」をクリックします。

「コントロールパネル」画面

「高度な回復ツール」画面が表示されたら「回復ドライブの作成」をクリックします。

「高度な回復ツール」画面

「自動修復を繰り返す」の対処法

回復ドライブ内のプログラムは正常です。これで Windows10 ⁄ 8.1 のトラブルを修復します。ただし、部品故障が原因で Windows トラブルが発生している場合もあります。悪化を防ぐためにも作業中は放置せず、注意深く見守ってください。

また「自動修復を繰り返す」の処方箋は「 スタートアップ修復 」と「 システムの復元 」です。ちなみに「 この PC を初期状態に戻す 」、「 イメージでシステムを回復 」、「 コマンド プロンプト 」は使いません。

1.「 スタートアップ修復 」のポイント

回復ドライブから起動したら、まずスタートアップ修復を実行します。ほとんどの Windows トラブルは、この作業で無事復活します。ちなみに Microsoft 社さんの情報によると、レジストリの破損、システムおよびドライバ ファイルの不足または破損、ファイル システム メタデータの破損、問題のある、または互換性のないドライバのインストール、その他、重要な部分をチェックし修復してくれます。時間の目安としては、よくあるトラブルで 1 時間(から 2 時間)です。それを大きく超えるようなことがあれば異常な範疇と言えるでしょう。

詳細オプションのスタートアップ修復

2.「 システムの復元 」のポイント

スタートアップ修復で復活しない場合は、次にシステムの復元を実行します。ちなみに、このシステムの復元は Windows プログラムのバックアップであり、復元ポイントからプログラムを元に戻します。作業ポイントとしては、近い日付から元に戻します。それでも起動に失敗する場合は、違う日付で再度試します。時間の目安としては、通常 1 時間(から 2 時間)です。こちらも 2 時間を大きく超えれば異常な範疇と言えるでしょう。

詳細オプションのシステムの復元

3.この機能は今回の作業では使いません

「イメージでシステムを回復」はイメージファイルというバックアップファイルを作成している場合のみ使えます。ただしシステムの復元とは違い、作成日の状態に Windows も「データもすべて過去に戻ります」(システムの復元の場合、データはそのままです)。また「コマンドプロンプト」は上級者向けです。もし原因とまったく関係ないことをしてしまうと、直すつもりがむしろ壊してしまうなんてこともあります。

詳細オプションのイメージでシステムを回復とコマンドプロンプト