「自動修復を準備しています」で停止して進まない原因と対処法

Windows8 「自動修復を準備しています」から進まない…

このトラブルの概要と注意点について

「自動修復を準備しています」画面

この「自動修復」は、自分で自分を直す自己修復ツールです。Windows8 が起動できないときに自動的に始まり、修復されます。つまり何かしらのトラブルは既に起きています。しかし、ほとんどのケースはちょっとしたトラブルであり、「この画面はなんだろう?!」と思っているうちに修復が完了し、いつものようにきちんと起動します。

そしてこの「自動修復を準備しています」画面ですが、まだ自動修復のプログラムを読み込んでいる段階です。読み込みが終わるとこの次に「 PC を診断中 」画面になり、「ディスクエラーを確認しています…」画面になります。まだまだ自動修復は実行されていません。

それではなぜプログラムの読み込みが完了しないのでしょうか? これは自動修復のプログラムも壊れているためです。もともと何かしらのトラブルがあり、自動修復が始まります。そのトラブルの影響で自動修復のプログラムも一緒に壊れており、次に進めません。そこで対処法としては、USB メモリ版の自動修復を作り、修復を試します。

それでは「自動修復を準備しています」で停止して進まない状況での修復方法について注意点も踏まえてレポートします。

「自動修復を準備しています」画面から進まない、その原因は…

Windows7 には「スタートアップ修復」という Windows8 の「自動修復」と同じ機能が搭載されています。そしてスタートアップ修復時代から、Windows トラブルと一緒にこの修復機能が壊れてしまうなんてこともありました。むしろ、この修復機能も壊れていて役に立たないケースはよくある話だったりします。

そこで Windows7 であれば DVD 版のスタートアップ修復からトラブルを直します。 DVD 版のスタートアップ修復なら壊れていないので修復ができます。ちなみに右のリンクは、スタートアップ修復が終わらないものの、Windows DVD から修復に成功した事例です( 「スタートアップ修復が終了しない」の起動修復 Sony Vaio)。当社の実績ブログです。

なお、「準備しています」というメッセージの通り、まだまだ自動修復を実行していません。実行するためのプログラムを読み込んでいる最中です。ちなみにこのプログラムの読み込みに 1 分もかかりません。もし 3 分以上「自動修復を準備しています」画面から進まない場合は、このプログラムにトラブルがあると判断して間違いないでしょう。

解決のイメージ画像

Windows8 では回復ドライブという USB 版の自動修復を作成することができます。こちらは壊れることがないため、自動修復をちゃんと実行できます。なお、トラブルの起きていない他のパソコンで作成し、トラブルの起きているパソコンで使います。ちなみに DVD での作成はできません。USB のみになります。

回復ドライブ( USB 版の自動修復)を実行する前の注意点

Windows トラブルの原因がハードディスク故障という場合もあります。そして故障が原因の場合は、末期症状の可能性もあり要注意なトラブルです。ちなみに「自動修復を準備しています」画面から進まないというのは、ほんの少しの時間しか動作できない状態です。だいぶ弱まっています。自動修復関係のトラブルの中で一番注意したい症状と言えるでしょう。

なお、故障がある場合は、作業することで悪化させてしまいデータを壊してしまう恐れもあります。特に下の症状がある場合は要注意です。作業する時は注意深く見守ってください。ちなみに故障の末期症状を 不良セクタとは? その注意点も でレポートしています。また当社の実績ブログでは「どうしたらこうなった」というお客様談も載せています。ぜひ参考にしてください。

ハードディスクのアクセスランプが点灯状態
「自動修復を準備しています」画面でハードディスクのアクセスランプが点灯状態の場合、プログラムのエラーでループし、暴走していることも考えられますが、ハードディスク故障もひとつの原因として考えられます(応答速度が極端に遅くなっており、故障の末期症状です)。この症状が出ている場合は、特に注意して作業したいところです。

「自動修復」の画面を何回か見たことがある
トラブル発生時に自分で自分を直す自己修復ツールです。そのため、この画面を何回か見たことがあれば頻繁にトラブルが起きていたということになります。もちろん、たまたまの偶然というケースもありますが、これらは故障の前兆だったというケースもあります。少しずつ劣化して弱くなっていくような経年劣化的なイメージです。

強制終了したらこうなった
インターネット使用中やファイルを開こうとしてフリーズした、また動作が極端に遅くなったなどで「強制終了したら」この症状になったというケースでは、プログラムの暴走も考えられますが、ハードディスク故障もひとつの原因として考えられます。ちなみに「自動修復の画面を何回か見たことがある」は経年劣化ですが、こちらは突然壊れたイメージです。

回復ドライブでの起動も時間がかかる
回復ドライブのプログラムは正常です。そこで回復ドライブからの起動でも読み込みに 1 分以上かかる場合はハードディスク故障の可能性があります。なお、ハードディスクのアクセスランプが点灯状態であれば、応答速度が極端に落ちているため、故障と判断して間違いありません。また消灯している場合は、回復ドライブを作り直して試してください。

修復に 2 時間を超える
回復ドライブから自動修復が始まっても、まだまだ注意は必要です。あくまでも Windows の修復しか行いませんので、膨大な時間はかかりません。よくあるトラブルなら 1 時間以内です。そして 2 時間を超えれば異常な範疇と言えるでしょう。放置して 24 時間待つなら、長くても 4 時間くらいで止めたいところです。

回復ドライブの作り方と注意点

USB 版の「自動修復」を作ることができます。それが「回復ドライブ」です。なお、修復するマシンで回復ドライブを作成することはできません。違うマシンで作成します。職場内や家族のパソコンで「回復ドライブ」を作り、トラブルの起きているパソコンで使います。お使いの機種によっては特殊な場合もあり、うまくいかないときはパソコンメーカーさんに確認してください。

注意点については、回復ドライブに使う USB メモリ内のデータが消去されるということです。保存してあるデータをコピーしてから回復ドライブで使ってください。またうっかり違うメディアに作成してしまうことも考えられます。回復ドライブを作る際は、パソコンから USB 機器を外してください。キーボードとマウスと回復ドライブ用の USB メモリの 3 点のみ接続します。

回復ドライブの作り方

キーボードの「Windows」ボタンと「 x(エックス)」ボタンを同時に押します。するとメニューが表示されるので「コントロールパネル(P)」をクリックします。

キーボードの「Windows」ボタンと「 x(エックス)」ボタンを同時に押したメニューの画像

「コントロールパネル」画面が表示されたら「回復」をクリックします。

「コントロールパネル」画面

「高度な回復ツール」画面が表示されたら「回復ドライブの作成」をクリックします。

「高度な回復ツール」画面

「自動修復を準備しています」から進まないの修復方法

回復ドライブのプログラムは正常です。これで Windows8 のトラブルを直すことができます。ただし、ハードディスク故障が原因で Windows トラブルが発生している場合もあります。悪化を防ぐためにも作業中は放置せず、注意深く見守ってください。

また「自動修復を準備しています」から進まないの処方箋ですが、回復ドライブから実行するのは「 自動修復 」と「 システムの復元 」です。ちなみに「 PC のリフレッシュ 」、「 PC を初期状態に戻す 」、「 イメージでシステムを回復 」、「 コマンド プロンプト 」は使いません。

1.「 自動修復 」のポイント

回復ドライブから起動したら、まず自動修復を実行します。ほとんどの Windows トラブルは、自動修復で無事復活します。ちなみに Microsoft 社さんの情報によると、レジストリの破損、システムおよびドライバ ファイルの不足または破損、ファイル システム メタデータの破損、問題のある、または互換性のないドライバのインストール、その他、重要な部分をチェックし修復してくれます。時間の目安としては、よくあるトラブルで 1 時間以内です。そして 2 時間を超えれば異常な範疇と言えるでしょう。

「自動修復」

2.「 システムの復元 」のポイント

自動修復で復活しない場合は、次にシステムの復元を実行します。ちなみに自動修復では、壊れたプログラムを直すことはしていません。そしてシステムの復元は Windows プログラムのバックアップであり、復元ポイントからプログラムを元に戻します。なお、近い日付から元に戻します。それでも起動に失敗する場合は、違う日付で再度試します。時間の目安としては、通常 1 時間以内です。こちらも 2 時間を超えれば異常な範疇と言えるでしょう。

「システムの復元」

3.この機能は今回の作業では使いません

Windows8 には「 PC のリフレッシュ 」というデータを残したまま Windows を再インストールするメンテナンス機能が追加されました。ウイルスが原因でパソコンが起動しない場合は大変有効な機能です。これはほとんどのウイルスが Windows を壊すことはないためです。ところが Windows にトラブルが発生している時は、バックアップ作業中に停止し、データが消えてしまうこともあります。もちろん消えたら元に戻すこともできません。したがって、この機能は今回の作業では使いません。

「PC のリフレッシュ」ちなみに「PC を初期状態に戻す」はデータも無くなります。
「PC のリフレッシュ」リカバリDVDは事前に作成しておく必要があり、さらにこの機能に対応している必要もあります。

その他、「イメージでシステムを回復」はイメージファイルというバックアップファイルを作成している場合のみ使えます。ただしシステムの復元とは違い、作成日の状態に Windows も「データもすべて過去に戻ります」(システムの復元の場合、データはそのままです)。また「コマンドプロンプト」はシステムの復元をオフにしている場合に使います。例えばトラブルの原因になっているプログラムを削除するなど。システムの復元が有効であれば Windows システムを過去に戻せるので使いません。

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