オレンジセキュアサービス株式会社

Windows10クルクルが終わらず起動しないトラブルの修復方法

Windowsクルクルが終わらず起動しません……

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パソコンの電源を押すとNECなどのメーカーロゴが表示されて、その下にWindows10の起動を表現するアニメーションのクルクルが回り始めます。そのWindows10クルクルが回り続けて終わらないという、Windows10が起動しないトラブルの原因と修復方法が今回のテーマになります。

ちなみに、ここではクルクルが終わらないが対象になりまして、同じWindowsクルクルのトラブルでも以下の症状は原因が違い、解決方法も変わります。症状が違う場合はリンク先ページで解決方法をご確認いただければと思います。

この症状はメーカーロゴが消えてクルクルだけが表示され、回り続けます。ブルースクリーンなどのエラー画面にならず、時間が経つと再起動し、またクルクルがはじまります。クルクルしか表示されず、いつまでたってもWindows10が起動しません。

注意点としましては、5分待っても何分待っても「再起動しない」という場合は、強制終了(パソコンの電源ボタン長押し)せずにそのまま30分は放置してください。実は、Windows10の起動トラブルではなく、Windows Updateの更新中で起動時間が長いだけかもしれません。待っていれば起動します。

それでは、Windows10クルクルが終わらず起動しないトラブルの原因と注意点、解決方法をレポートします。

もしこの記事の難易度が高いと感じた時は、ページ中段の動画のほうもご確認ください。動画のほうは、必要最低限これだけは試したいことをピックアップしておりまして、できる限り難易度を抑えるようにしております。

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*この記事は「パソコンが苦手な方でも安心してできるメンテナンス」を目指しています。秋葉原で対面のパソコン修理をしておりまして、お客様よりお伺いする話から、これは試していただきたいこと、これはやらないほうがよいことなどをまとめた超入門編のトラブルシューティングを書きました。

  1. Windows10クルクルが終わらない原因と注意点
  2. Windows10クルクルが終わらず起動しないトラブルの修復方法
  3. (動画)クルクルが終わらない修復方法のポイント
  4. (動画)Windows10クルクルが終わらず起動しないトラブルの7つの修復方法
  5. Windows10クルクルの起動トラブルでよくあるご質問FAQ
  6. 万が一、お困りときは…
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作者の齋藤実の顔写真

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私は、パソコン修理を中心としたITサポートを秋葉原のオレンジセキュアサービス(2023年6月で15周年を迎えることができました)で行っております。この記事がトラブル解決に役立ったなら幸いです!

ITトラブルの現場をよく知る専門性を買われて、All About、Biz コンパス、ウイルスバスターチャンネルといった専門色の強い大手 WEB メディアでも活躍中。雑誌やラジオへ出演したこともあり。

Windows10クルクルが終わらない原因と注意点

Windows10クルクルが終わらないトラブルのイメージ画像

Windows10クルクルが終わらず起動しないトラブルの原因は、Windows Updateの失敗です。そして同じクルクルが終わらず起動しないトラブルでも、再起動しない場合と再起動する場合で注意点が変わります。

  • 再起動しない場合はトラブルではないかもです。
  • 再起動してまたクルクルがはじまる場合はトラブルです。

再起動しない場合はトラブルではないかもです。

Windowsクルクルが回り続けて永遠とクルクルが終わらないと言いましょうか、時間が経っても再起動しない場合はトラブルではなく、Windows Updateの更新作業に時間がかかっています。

Windows Updateの更新作業は、「シャットダウン時」と「シャットダウン後の起動時」の2回に分かれることがあります。そして起動時の更新作業で、トラブルかな?と思えるくらい時間がかかることもあります。たとえば、30分くらいWindows10起動時のクルクルが回転し続けて「更新プログラムを構成しています」画面に移るなど。時間がかかっているだけで待っていればサインイン画面に移ります。*時間がかかっているだけでトラブルではありません。

ちなみに、Windows10の起動時間が長いため電源ボタンを長押しする”強制終了”したら、エラーで起動しなくなってしまったというのはよくある話です。たとえば、こちらは当社の 修理実績ブログ なのですが、起動時間が長いため強制終了したという案件は、Windows Updateで起動時間がかかっていたというのがほとんどです。リンク先には同様の記事がたくさんあります。

そのようなこともありまして、うかつに強制終了(電源ボタンを長押ししての電源オフ)してしまうと、システムトラブルを起こしてしまう可能性があり最低限30分はお待ちください。

ただし、あんまりにも時間がかかる、たとえば、2018年以降に販売されているパソコンのスペックでしたら1時間を超える場合は異常でして、その場合はパソコン部品のエラーも考えられ、パソコン部品のリセットが必要です。

再起動してまたクルクルがはじまる場合はトラブルです。

これはWindows Updateの仕上げの段階で止まっているトラブルです。Windows起動トラブルですから放置して待っていても、”クルクル”と”再起動”を繰り返すだけで解決はしません。Windowsのメンテナンスが必要になります。

ちなみに、このトラブルを修復しますと、Windows クルクルがしばらく続き、大きなクルクルに変わり、「更新中 80%」という青い画面(Windows Updateの画面)に移っていきます。私の経験では、このトラブルを直した後で更新がはじまらないというWindows Updateの仕上げ段階ではない、まったく違うトラブルというのは見たことがありません。

Windows10クルクルが終わらず起動しないトラブルの修復方法

この作業の概要

トラブルではなく、起動に時間がかかっているだけの場合もありまして、Windows10クルクルが終わらないときは、30分程度放置してください。それでもWindowsが起動しない場合は、トラブルで起動できないと判断できます。電源ボタンを長押ししての強制終了をして、メンテナンスをスタートしてください。

ここではWindowsのメンテナンスに回復ドライブを使っています。回復ドライブは正常なパソコンで作るため、エラーがなく、信頼性という意味で間違いありません。スタートアップ修復、コマンドプロンプト、更新プログラムのアンインストール、システムの復元は回復ドライブをお使いいただければと思います。

ちなみに、スタートアップ設定(ドライバー署名の強制を無効にする、起動時マルウェア対策を無効にする、セーフモード)は、回復ドライブに収録されておりません。こちらはWindowsの起動に3回失敗してスタートする、Windows回復環境からお試しください。

注意点についてです。パソコン部品のリセット後でも回復ドライブでの起動に時間がかかる場合(クルクルが5回転以上)は、パソコン部品が故障しています。故障部品を交換したり、新パソコンの購入が次の解決策になります。

それではWindows10クルクルが終わらず起動しないトラブルを直しましょう。この作業には、回復ドライブが必要になります。すべてを作業する場合は最大で9時間(通常は2時間くらい)かかります。

  1. 強制終了してください。
  2. 回復ドライブを作成してください。
  3. BIOS設定でSecure Bootをオフにしてください。
  4. 回復ドライブから起動してください。
  5. 回復ドライブのスタートアップ修復を実行してください。
  6. 回復ドライブのコマンドプロンプトを実行してください。
  7. スタートアップ設定のドライバー署名の強制を無効にするを実行してください。
  8. スタートアップ設定の起動時マルウェア対策を無効にするを実行してください。
  9. 回復ドライブの更新プログラムのアンインストールを実行してください。
  10. 回復ドライブのシステムの復元を実行してください。
  11. スタートアップ設定のセーフモードを実行してください。

強制終了してください。

パソコン電源ボタンを長押しの強制終了している画像

パソコンの電源ボタンを長押しして強制終了してください。

Windows10のクルクルが回り続ける場合ですが、30分は様子見してください。それ以上待ってもWindows10クルクルが回り続けている場合は、電源ボタンを長押ししての強制終了をしてメンテナンスを開始してください。

強制終了しましたら、パソコン部品のリセットを行ってください。詳細は Windowsが起動しないときに放電を試したほうが良い? でご確認ください。

回復ドライブを作成してください。

回復ドライブを作っている画像
トラブルが起きる前に回復ドライブを準備していない場合は、正常に起動するパソコンでお作りください。

正常に起動するパソコンで回復ドライブを作成してください。

回復ドライブはUSBメモリで作成するWindowsのメンテナンス機能です。会社やご家庭にある正常に動作する他のパソコンで作成した回復ドライブを使ってトラブルの起きたパソコンをメンテナンスできます。

回復ドライブはWindows11/Windows10で相互利用できます。たとえば、Windows10で作成した回復ドライブをトラブルが起きたWindows11で使うことができます(その逆パターンもOKです)。ただし、Windows11は32ビットがありません。32ビットのWindows10で作成した回復ドライブを64ビットのWindows11では使えません。*ビットが違うと作業できません。

回復ドライブの作り方は Windows10 回復ドライブの作り方 でご確認ください。

BIOS設定でSecure Bootをオフにしてください。

Secure Bootをオフにしている画像

BIOS設定画面にあるSecure Bootをオフにしてください。

Secure Bootは、信頼性のないプログラムの実行を防ぐ機能です。たとえば、信頼性のないプログラムといえばウイルスですが、Windows起動時にウイルスに乗っ取られるのを防いだりします。

ただ信頼性のない状態は、プログラムのエラーでも起こりうることです。正規のプログラムでもエラーが起きて信頼性のない状態になってしまいますと、ブロックされてしまいます。Secure Bootはウイルスをブロックする機能ではなく、信頼性のないプログラムなら何でもブロックします。

そしてWindows Updateに失敗したプログラムをブロックしているケースもありまして、Secure BootをオフにしてWindowsを起動してください。

もし身元のわからない海外サイトからプログラムをダウンロードしたなどウイルスの可能性もある場合はこの作業は試さないでください。

この作業の詳細は、Windowsが起動しないクルクルがループするトラブルの事例研究 でご確認ください。Windowsクルクルが終わらず起動しないトラブルをSecure Bootのオフで実際に直した事例です。原因の調査方法やSecure Bootをオフにする方法を公開しております。

回復ドライブから起動してください。

回復ドライブから起動している画像
NECパソコンはキーボードの「F2」から回復ドライブを選択して起動するケースが多いです。

正常なパソコンで作成した回復ドライブをトラブルの起きているパソコンに接続して起動してください。

回復ドライブからの起動方法ですが、たとえば、DELLパソコンは電源ボタンを押してからキーボードの「F12」を連打してください。キーボードの矢印キーで回復ドライブのUSBメモリを選択してから、キーボードのEnterを押してスタートです。Surfaceは音量を下げるボタンを押しながら電源ボタンを押しますと回復ドライブ優先で起動します。

その他のメーカーパソコンはこちらのリンクからご確認ください。 NEC富士通東芝LenovoDELLHP 。もし上手くいかない場合はパソコンメーカー様に電話でご確認ください。詳しく教えてくれます。

もし回復ドライブからの起動でも、5回以上クルクルマークが回転している場合は、ハードディスク故障の可能性もあります。ちなみに、Windowsクルクルが1時間以上回り続けて進まないトラブルを直した事例研究 では、実際にハードディスク故障を切り分けた時の手順を公開しております。回復ドライブからの起動に異常がある場合はこちらの記事もご確認ください。

回復ドライブのスタートアップ修復を実行してください。

回復ドライブのスタートアップ修復の画面

回復ドライブから起動したら詳細オプション画面まで進んで、スタートアップ修復をクリックしてください。完了したら再起動してWindowsが起動するかご確認ください。

詳しい作業手順は Windows11回復ドライブを使ったスタートアップ修復の方法 でご確認ください。Windows11を使ってレポートしておりますが、Windows11をWindows10に読み替えていただければ操作方法は同じです。

スタートアップ修復とは、Windowsが起動できない深刻なレベルのトラブルが発生したときのために準備されているメンテナンスのひとつです。スタートアップ修復のプログラムがエラーを自動で発見し修復してくれますので、パソコンが苦手な方でもクリックひとつで簡単にメンテナンスできます。

ちなみに、回復ドライブからの起動後に、「Microsoft IME」、「トラブルシューティング」とクリックして進みますと詳細オプション画面になります。詳細オプション画面に「スタートアップ修復」のボタンがあります。次に「Windows10」、「シャットダウン」とクリックして完了です。

このスタートアップ修復でWindowsの起動エラーが悪化することはありません。パソコンが苦手な方でも安心です。

回復ドライブのコマンドプロンプトを実行してください。

回復ドライブのコマンドプロンプトの画面

回復ドライブから起動したら詳細オプション画面まで進んで、コマンドプロンプトをクリックしてください。コマンドプロンプトの画面が開きましたら、「chkdsk c: /f」と入力して、キーボードのEnterキーを押してスタートしてください。

本来、コマンドプロンプトはケースバイケースで使い方が変わります。たとえば、料理の味がもの足りないときに、塩を足すのか砂糖なのか、それともおしょう油なのかはケースバイケースです。何でもかんでも、とりあえず塩を足すなんてスタンスでしたら、逆に味が壊れてしまうこともありますよね。

そのような感じで、意図もなくとりあえずコマンドを試してみようは、Windowsの起動トラブルを修復するつもりで、逆に壊してしまう恐れもあります。

ただし、「chkdsk c: /f」はエラーを直すだけのコマンドでして悪化はしません。ファイルシステムが正常でしたら、エラーが見つかりませんで終わるため、無意味な修正がありません。とりあえず試そうがOKな数少ないコマンドです。このコマンドの使い方や、その他お客様よりよくお伺いするコマンドについて Windows11/Windows10が起動しない、コマンドプロンプトの間違ったヤバイ使い方と修復方法 でレポートしております。コマンドプロンプトを試してみようかなという場合は、注意点もありますのでぜひご確認ください。

スタートアップ設定(ドライバー署名の強制を無効にする)を実行してください。

ドライバー署名の強制を無効にするを選択している画面
この作業で回復ドライブは使いません。

ドライバー署名の強制を無効にするモードでWindows10を起動してください。

詳しい作業手順は Windows11が起動しない時のドライバー署名の強制を無効にするモードでの起動方法 でご確認ください。Windows11を使ってレポートしておりますが、Windows11をWindows10に読み替えていただければ操作方法は同じです。ちなみに、Windows10の起動に3回失敗すると「自動修復を準備しています」画面になります。その続きから「スタートアップ設定」内の「ドライバー署名の強制を無効にする」を選んでスタートです。この「スタートアップ設定」が回復ドライブにないため、こちらの作業で回復ドライブは使いません。

このドライバー署名の強制を無効にするモードでの起動は、署名のないドライバーをインストールするという特殊な使い方のためにあります。しかし、Windows Update が失敗してドライバーにエラーがあるときもドライバー署名の強制を無効にするモードは有効です。

もし身元のわからない海外サイトからプログラムをダウンロードしたなどウイルスの可能性もある場合はこの作業は試さないでください。

スタートアップ設定(起動時マルウェア対策を無効にする)を実行してください。

起動時マルウェア対策を無効にするを選択している画面
この作業で回復ドライブは使いません。

起動時マルウェア対策を無効にするモードでWindows10を起動してください。

詳しい作業手順は Windows11が起動しない時の起動時マルウェア対策を無効にするモードでの起動方法 でご確認ください。Windows11を使ってレポートしておりますが、Windows11をWindows10に読み替えていただければ操作方法は同じです。ちなみに、Windows10の起動に3回失敗すると「自動修復を準備しています」画面になります。その続きから「スタートアップ設定」内の「起動時マルウェア対策を無効にする」を選んでスタートです。この「スタートアップ設定」が回復ドライブにないため、こちらの作業で回復ドライブは使いません。

Windows10起動時に読み込まれる起動時マルウェア(ウイルス)対策プログラムを起動しないというものです。これによってマルウェアが含まれている可能性のあるソフトウェアでも、Windows10にインストールできるようになります。このような特殊な使い方をしますが、Windows Update が失敗して誤検出やエラーがあるときも起動時マルウェア対策を無効にするモードは有効です。

もし身元のわからない海外サイトからプログラムをダウンロードしたなどウイルスの可能性もある場合はこの作業は試さないでください。

回復ドライブの更新プログラムのアンインストールを実行してください。

回復ドライブの更新プログラムのアンインストールの画面

回復ドライブから起動したら詳細オプション画面まで進んで、更新プログラムのアンインストールをクリックしてください。

詳しい作業手順は Windows11回復ドライブを使った更新プログラムのアンインストールの方法 でご確認ください。Windows11を使ってレポートしておりますが、Windows11をWindows10に読み替えていただければ操作方法は同じです。

更新プログラムのアンインストールとは Windows Update でインストールした更新プログラムをアンインストールするという機能です。今回のトラブルは Windows Update に失敗している可能性が高く、更新プログラムのアンインストールでトラブルが解決できます。

更新プログラムのアンインストールには「最新の品質更新プログラムをアンインストールする」と「最新の機能更新プログラムをアンインストールする」があります。「最新の品質更新プログラムをアンインストールする」は毎月配信される個々のプログラムです。「最新の機能更新プログラムをアンインストールする」は年に1回配信されるバージョンアップです。

まずは「最新の品質更新プログラムをアンインストールする」を実行して改善しない場合は、「最新の機能更新プログラムをアンインストールする」を実行してください。

ちなみに、どちらか一方はエラーで実行できません。これは Windows Update から10日を過ぎますとアンインストール情報がなくなるのでエラーになります。表現を変えますと、トラブルとは関係しない余計な作業ができない仕組みのため、この更新プログラムのアンインストールでWindowsの起動エラーが悪化することはありません。パソコンが苦手な方でも安心です。

回復ドライブのシステムの復元を実行してください。

回復ドライブのシステムの復元の画面

回復ドライブから起動したら詳細オプション画面まで進んで、システムの復元をクリックしてください。

詳しい作業手順は Windows11回復ドライブを使ったシステムの復元の方法 でご確認ください。Windows11を使ってレポートしておりますが、Windows11をWindows10に読み替えていただければ操作方法は同じです。

システムの復元は復元ポイントというバックアップ時の状態にプログラムを戻します。エラーを起こす前の正常なプログラムに戻りますのでトラブルが解決するという仕組みです。注意点としましては、システムの復元は一部のプログラムしか戻さないため(すべてを戻すわけではないため)矛盾が生じてしまうこともあり、状況が悪化してしまうこともあります。

特に復元ポイントの日時とWindows起動トラブルが起きた日時に関連性がない場合は、トラブルとは関係しない余計な作業になってしまう可能性もあります。日付に関連性がない場合はこの作業を試さないほうが良いでしょう。その他注意点は システムの復元を実行する前に知ってほしい 10 のこと でご確認ください。

スタートアップ設定(セーフモード)を実行してください。

セーフモードでの起動画面
この作業で回復ドライブは使いません。

セーフモードでモードでWindows10を起動してください。

詳しい作業手順は Windows11が起動しない時のセーフモードでの起動方法 でご確認ください。Windows11を使ってレポートしておりますが、Windows11をWindows10に読み替えていただければ操作方法は同じです。

セーフモードは起動に必要な最低限のプログラムだけで Windows を起動します。ある程度メンテナンスしますとセーフモードでならギリギリ起動できることもあります。

(動画)クルクルが終わらない修復方法のポイント

Windows 起動トラブルで本当にやっかいなのは、パソコン本体(部品)の誤作動です。もし 1 + 1 が 3 みたいな誤作動をパソコン本体がおこしていればソフトウェアは正常に動作できないため、Windows をメンテナンスすることはできません。

誤作動を起こす理由に、パソコン部品の故障もありますが、一時的なトラブルもあります。こちらの動画でも紹介しておりますが、パソコンの掃除は誤作動のリセットや予防に効果がありましてとても大切でありポイントです。

それとこの 7 つの修復方法は作業の順番もとても大切です。特にシステムの復元はデメリットもある機能のため直すつもりで悪化することもあります。システムの復元は、メンテナンスの最終手段にしたいところです。ぜひ システムの復元を実行する前に知ってほしい 10 のこと こちらもご確認いただければと思います。

Windows10 クルクルが終わらず起動しないトラブルの 7 つの修復方法の重要な補足です。 *音が出ます。

漠然と 7 つの修復方法の手順を見ても重要性が見えずに誤解してしまう可能性もあります。直せたトラブルが直らないなんてことがあるかもしれませんので、具体的な手順ではなく、作業の重要性みたいな補足の動画になります!

Windows10 クルクルが終わらず起動しないトラブルの 7 つの修復方法(動画)

実際に作業されるときは動画を見ながらのほうがわかりやすいかと思いましてここでレポートしている手順を動画で作りました。こちらの動画は合計で 16 分 59 秒あります。*音は出ません。 各手順を YouTube 動画でご確認される場合は以下のリンクからどうぞ!

この作業では回復ドライブを使います。回復ドライブの作り方回復ドライブからの起動方法 でご確認ください。*これらは、2.回復ドライブからの「スタートアップ修復」内に収録してあります。

Windows10 クルクルの起動トラブルでよくあるご質問FAQ

Windows10 クルクルが長い原因

Windows10 起動時のクルクルの時間が長いときの一番多い原因は、Windows Updateです。更新作業で起動時間が長くなることもあります。30分から半日程度、待つこともあります。強制終了は厳禁です。

黒い画面でクルクルが回り続けます。

メーカーロゴが消えた後の真っ黒画面でクルクルが回り続けて、しばらくしたら再起動するという症状は、典型的なWindows Update失敗の症状です。「更新プログラムのアンインストール」と「システムの復元」がメインの解決策になりますが、パソコン内の掃除から順番に作業を進めてみてください。

サインイン後の画面でクルクルが回り続けます。

サインイン画面まで進んでから、クルクルが回り続ける場合は、セーフモードでの起動をお試しください。

Windows10 クルクルが回り続けた後で青い画面になります。

Windows10 クルクルがしばらく回り続けた後でブルースクリーンになることもあります。その場合は 「問題が発生したため PC を再起動する必要があります」ブルースクリーンを繰り返す 8 つの対処法 をお試しください。当社 YouTube チャンネルです。

シャットダウン中のクルクルが終わりません。

「コンピューターの電源を切らないでください。更新プログラムをインストール中」メッセージが表示されるまでに時間がかかり、シャットダウン時のクルクルが回り続けることもあります。シャットダウン中のクルクルが終わらない場合は、Windows Updateの可能性ありますので強制終了は厳禁です。

Windows10 のクルクルが止まり、フリーズします。

通常はクルクルが回りますが、クルクルがピタッと止まる場合はパソコン部品の一時的なトラブルの可能性もあります。そのため、クルクルが止まる場合はこちらの修復方法のほうが合っています。 「自動修復を準備しています」で停止して Windows10 が起動しないときの 7 つの修復方法! をぜひお試しください。当社 YouTube チャンネルです。

青いクルクルが回り続けて終わりません。

青いクルクルはWindows Updateの更新中を表しています。30 分以上かかることもありますが、完了するまでお待ちいただければと思います。