Pc Repair

Recovery 「 Your PC needs to be repaired 」で Windows が起動しない時の対処法

「 Recovery 」画面で Windows が起動しない…

この「Your PC needs to be repaired」とは???

Recovery Your PC needs to be repaired

パソコンの電源を入れると「 Recovery 」というタイトルに「 Your PC needs to be repaired 」のメッセージ画面が表示され、Windows が起動せず… 日本語に訳すと「パソコンを修理してください」というメッセージですが、何が起きているのでしょうか?

これはメッセージの続きに書かれていますが、Windows を呼び出すための設定( The Boot Configuration Data file )にエラーが起きています。ちなみに、Windows を呼び出す前に停止するトラブルのため、セーフモードやスタートアップ修復といったトラブル解決ツール画面にもなりません。

そして、この「 Recovery Your PC needs to be repaired 」トラブルの対処法は「回復ドライブ」からのスタートアップ修復です。「回復ドライブ」とは USB メモリで作成したトラブル解決ツールです。正常なパソコンで作成したものを起動しないパソコンに接続し、トラブルを解決するというものです。

それでは「 Recovery Your PC needs to be repaired (以下 Recovery)」でパソコンが起動しないときの対処法をレポートします。

  1. 「 Recovery 」の原因について
  2. 「 Recovery 」トラブルのあれこれと注意点
  3. 回復ドライブの作り方と注意点
  4. 「 Recovery 」で Windows が起動しない時の対処法
  5. 万が一、起動しないときは…

「 Recovery 」の原因について

Windows10、8 の電源を入れると「 EFI システム パーテーション」にある Windows を呼び出すための設定( The Boot Configuration Data file )が読み込まれ、次に Windows のインストールしてある C ドライブにバトンタッチしてパソコンが起動します。

「 EFI システム パーテーション」を説明した画像ちなみに「 Recovery 」エラーは UEFI だけで、 BIOS の場合はこのエラーになりません。

そして Windows のインストールしてある C ドライブへのバトンタッチが失敗すると「 Recovery 」画面を表示して停止します。このバトンタッチで失敗する原因としては、Windows を呼び出すための設定( The Boot Configuration Data file )に不具合が生じているケースがほとんどです。

「The Boot Configuration Data file」を説明した画面
解決のイメージ画像

この Windows を呼び出すための設定は C ドライブへバトンタッチするためだけの単純な設定であり、直すのはとても簡単です。「 Recovery 」トラブルの処方箋としては、「回復ドライブ」からの「スタートアップ修復」です。

ちなみに「回復ドライブ」とは、Windows の起動トラブルを解決するための自己修復機能です。正常に動作する Windows10 のパソコンで USB メモリに作成します。その USB メモリを「 Recovery 」エラーが起きているパソコンに接続してトラブルを解決します。

「 Recovery 」トラブルのあれこれと注意点

実は、この「 Recovery 」のような、Windows が読み込まれる前に発生するトラブルは昔からあって、それほど珍しいトラブルではなかったりします。

Windows XP 時代であれば「 NTLDR is missing 」などのエラーがあり、Windows7 では「 Windows ブートマネージャー」エラーになりました。このエラーメッセージの違いは、Windows の起動の仕組みが変わったためにメッセージも変わりました。Windows8 以降は BIOS から UEFI にハードウェアを含めて大きく変わり、エラーメッセージが「 Recovery 」エラーになりました。

そして Windows が読み込まれる前に発生するトラブルの原因ですが、ユーザーの操作ミスなどではありません。そもそも「 EFI システム パーテーション」はエクスプローラーに表示されず、ユーザーが保存されているファイルを削除したり操作ミスすることができないようになっています。この手のトラブルは昔から、パソコンが勝手にトラブルを起こします。

なお、大前提としては、Windows が読み込まれる前に起きているトラブルですが、それとは異なる珍しい原因もあります。たとえば、Windows のインストールされている C ドライブに異常があるために、C ドライブへのバトンタッチが断られてしまっているケースもあります( Windows 側にトラブルが起きていることもあります)。そのため、もし「回復ドライブ」からの「スタートアップ修復」で直らない場合は、「システムの復元」も試してみてください。

注意点としては、5 年以上お使いのパソコンは、故障の前兆(劣化中)でトラブルが起きている可能性もあります。その場合はトラブルを直しても、すぐに再発したり繰り返します。無事パソコンが起動したら、念のためバックアップを取ったりアプリのライセンスを控えたり、しばらく様子を見てください。

回復ドライブの作り方と注意点

回復ドライブは USB メモリで作成します。トラブルが起きているパソコンで作成することはできないため、たとえば職場内や家族のパソコンで作成し、トラブルの起きているパソコンで使います。

注意点については、回復ドライブに使う USB メモリ内のデータが消去されるということです。保存してあるデータは事前にバックアップしておく必要があります。またうっかり違うメディアに作成してしまうことも考えられます。回復ドライブを作る際は、キーボードとマウスと回復ドライブ用の USB メモリの 3 点のみパソコンへ接続すると間違いがありません。

回復ドライブの作り方

キーボードの「Windows」ボタンと「 x(エックス)」ボタンを同時に押します。するとメニューが表示されるので「コントロールパネル(P)」をクリックします。

キーボードの「Windows」ボタンと「 x(エックス)」ボタンを同時に押したメニューの画像

「コントロールパネル」画面が表示されたら「回復」をクリックします。

「コントロールパネル」画面

「高度な回復ツール」画面が表示されたら「回復ドライブの作成」をクリックします。

「高度な回復ツール」画面

「回復ドライブの作成」画面が表示されたら、USB メモリをパソコンへ挿して「次へ(N)」をクリックします。なお、「システムファイルを回復ドライブにバックアップする」のチェックマークは外します。それと USB メモリは初期化されるため、データを保存している場合は他所に移してください。また不要な USB メモリは外してください。

「回復ドライブの作成」画面「システムファイルを回復ドライブにバックアップする」のチェックマークは外します。

この画面が表示されたら、「次へ(N)」をクリックします。

「回復ドライブの作成」画面でドライブの選択をしている複数表示される場合は、不要なドライブを外してください。

この画面が表示されたら、「作成」をクリックします。

作成前の警告画面

この画面が表示されたら、「完了(F)」をクリックし、トラブルの起きているパソコンで修復を試します。

回復ドライブの作成が完了した画面

「 Recovery 」で Windows が起動しない時の対処法

回復ドライブから(上記で作成した USB メモリから)パソコンを起動します。お使いのパソコンによっては USB メモリからの起動設定方法が変わります。こちらはマニュアルやネットなどで予め調べてください。ちなみに、お使いの機種によってはリカバリディスクでしか修復作業ができないなど特殊な場合もあります。うまくいかないときはお使いのパソコンメーカーさんに確認してください。

「 Recovery 」トラブルの処方箋は、「回復ドライブ」の「スタートアップ修復」です。それでも直らない場合は「回復ドライブ」の「システムの復元」も試します。

Windows10 の修復方法

回復ドライブから起動すると「キーボード レイアウトの選択」画面が表示されます。この画面が表示されれば、回復ドライブからの起動に成功しています。この画面が表示されない場合はやり直してください。

「キーボード レイアウトの選択」画面が表示されたら「 Microsoft IME 」をクリックします。ちなみに日本語の入力が必要なケースでは「その他のキーボード レイアウトを表示」をクリックし、「日本語」をクリックします。今回は不要ですので「 Microsoft IME 」をクリックします。

「キーボード レイアウトの選択」画面この画面が表示されれば、回復ドライブからの起動に成功しています。

「オプションの選択」画面が表示されたら「トラブルシューティング」をクリックします。

「オプションの選択」画面

「トラブルシューティング」画面が表示されたら「詳細オプション」をクリックします。

「トラブルシューティング」画面

「詳細オプション」画面が表示されたら「スタートアップ修復」をクリックします。

「スタートアップ修復」

「 Windows 10 」をクリックします。この次で修復の処理が始まります。自動的に処理が進み、終わるのを待つだけです。

「スタートアップ修復」

スタートアップ修復が完了し「シャットダウン」、「再起動」といった画面が表示されたらクリックし、無事起動することを確認します。万が一、起動しない場合は下の記事に進んでください。

「スタートアップ修復」処理中通常はこのスタートアップ修復で直ります。

上記手順で「詳細オプション」画面まで進みます。今度は「システムの復元」をクリックします。

「システムの復元」

「 Windows 10 」をクリックします。

「システムの復元」

「次へ(N)」をクリックします。

「システムの復元」

複数行ある場合はもっとも近い「日付と時間」をクリックし「次へ(N)」をクリックします。

「システムの復元」もし起動しない場合は違う日付の復元ポイントに変更し、試します。

「完了」をクリックします。

「システムの復元」

「はい」をクリックすると、システムの復元の処理が始まります。

「システムの復元」この次で修復の処理が始まります。自動的に処理が進み、終わるのを待つだけです。

この画面が表示されたら「再起動」をクリックし、無事起動することを確認します。無事パソコンが起動したら、念のためバックアップを取ったりアプリのライセンスを控えたり、しばらく様子を見てください。

「システムの復元」もし起動に失敗する場合は、違う日付の復元ポイントに変更して試します。

その他注意点です。「イメージでシステムを回復」はイメージファイルというバックアップファイルを作成している場合のみ使えます。ただしシステムの復元とは違い、作成日の状態に Windows も「データもすべて過去に戻ります」(システムの復元の場合、データはそのままです)。また「コマンドプロンプト」は上級者向けです。もし原因とまったく関係ないことをしてしまうと、直すつもりがむしろ壊してしまうなんてこともあります。

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