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Windows8 「自動修復を準備しています」が終わらない原因と対処法

「自動修復を準備しています」が終わりません…

このトラブルの概要について

「自動修復を準備しています」画面

パソコンの電源を投入し「自動修復を準備しています」が始まりました。「 PC を診断中 」、「ディスクエラーを確認しています…」と進みましたが、なかなか終わりません。どのようなトラブルが起きているのでしょうか???

これは大きく分けて 2 パターンの原因があります。まずは「自動修復のプログラム自体が壊れている」ケースです。プログラムに問題があれば、終わらないといった不具合を起こします。

また「ハードディスクが壊れている(末期症状)」ケースもあります。ハードディスクが末期症状になると、処理が極端に遅くなります。そのため、いつになっても終わらないという現象を起こします。

そしてその判断方法ですが、「読み込みの時間」がポイントです。これはハードディスクが末期症状であれば、応答速度が遅くなり、処理に時間がかかるためです。そこで対処法としては、回復ドライブからの修復を試します。

回復ドライブからの修復を試す理由ですが、こちらのプログラムには問題がないため、残る要因はハードディスク故障に切り分けできます。そして回復ドライブからの修復ですんなり終われば、プログラムの問題ですし、もし時間がかかるようなら、ハードディスク故障です。

それでは「自動修復を準備しています」が終わらないの修復方法について、時間や注意点も含めてレポートします。

「自動修復を準備しています」が終わらない原因

Windows8 に起動ができないトラブルが起きると、自動的に「自動修復を準備しています」が始まり、そのトラブルを直します。この自動修復は、自分で自分を直す自己修復機能です。そしてもし自動修復が始まるなら、Windows システムに何かしらのトラブルが既に起きており、そのトラブルを直そうとしています。それではなぜ自動修復が終わらないのでしょうか?

まず考えられるのは、自動修復自体のトラブルです。もし自動修復のプログラム自体が壊れていれば、正常に動作しないため、終わらないといった不具合を起こします。また次に考えられるのは、ハードディスク故障(末期症状)です。ハードディスクが末期症状になると、処理が極端に遅くなります。そのため、いつになっても終わらないという現象を起こします。

自動修復のプログラム自体が壊れている
Windows7 には「スタートアップ修復」という Windows8 の「自動修復」と同じ自己修復機能が搭載されています。そしてスタートアップ修復時代から、Windows トラブルと一緒にこの修復機能が壊れてしまうなんてこともありました。むしろ、この修復機能も壊れていて役に立たないケースはよくある話だったりします。

対処法としては、回復ドライブ( USB 版の自動修復)を作成して、Windows トラブルを直します。ちなみに、こちらの当社実績ブロクの記事「 「スタートアップ修復が終了しない」の起動修復 Sony Vaio 」では、スタートアップ修復が終わらないものの、Windows DVD から修復に成功した事例です。* Windows7(Vista)は自動修復の名称がスタートアップ修復でした。もちろん、機能は Windows8 の自動修復と同じです。

ハードディスク故障(末期症状)
ある日突然、故障するケースもあれば、どんどん弱り、最後に故障するという末期症状もあります。まだかろうじて動作していますが、近いうちに動作不能(故障)になります。なお、末期症状になる前に、前兆のような症状が出ることもあります。この「自動修復」画面を何回か見たことがある、強制終了したらこうなったというケースは特に要注意です。

ちなみに末期症状から故障するまでを 不良セクタとは? その注意点も でレポートしています。末期症状のイメージがつかめると思います。悪化させないためにも、ぜひ確認してください。

解決のイメージ画像

「自動修復を準備しています」が終わらないだけの症状では、自動修復のプログラム自体が壊れているのか、ハードディスク故障なのかを判断することはできません。そこで処方箋としては、回復ドライブ( USB 版の自動修復)から「自動修復」を行います。ハードディスクに故障がなければすんなり終わりますので、簡単に切り分けできます。なお、ハードディスク故障が原因の場合は悪化させてしまう恐れがあるため、作業中は放置せずに見守ってください。

ちなみにこの回復ドライブですが、修復するマシンで作成することはできません。違うマシンで作成します。職場内や家族のパソコンで「回復ドライブ」を作り、トラブルの起きているパソコンで使います。作成方法については、 Windows8 回復ドライブの作り方 で確認してください。また事前に作成し、下の記事に進んでください。

「自動修復を準備しています」が終わらない時の対処法

回復ドライブのプログラムは正常です。これで Windows8 のトラブルを直すことができます。ただし、ハードディスク故障が原因で Windows トラブルが発生している場合もあります。特に下の症状がある場合は要注意です。悪化を防ぐためにも作業中は放置せず、注意深く見守ってください。

「自動修復」の画面を何回か見たことがある
トラブル発生時に自分で自分を直す自己修復ツールです。そのため、この画面を何回か見たことがあれば頻繁にトラブルが起きていたということになります。もちろん、たまたまの偶然というケースもありますが、これらは故障の前兆だったというケースもあります。少しずつ劣化して弱くなっていくような経年劣化的なイメージです。

強制終了したらこうなった
インターネット使用中やファイルを開こうとしてフリーズした、また動作が極端に遅くなったなどで「強制終了したら」この症状になったというケースでは、プログラムの暴走も考えられますが、ハードディスク故障もひとつの原因として考えられます。ちなみに「自動修復の画面を何回か見たことがある」は経年劣化ですが、こちらは突然壊れたイメージです。

回復ドライブでの起動に時間がかかる
回復ドライブのプログラムは正常です。そこで回復ドライブからの起動でも読み込みに 1 分以上かかる場合はハードディスク故障の可能性があります。なお、ハードディスクのアクセスランプが点灯状態であれば、応答速度が極端に落ちているため、故障と判断して間違いありません。また消灯している場合は、回復ドライブを作り直して試してください。

修復に 2 時間を超える
回復ドライブから自動修復が始まっても、まだまだ注意は必要です。あくまでも Windows の修復しか行いませんので、膨大な時間はかかりません。よくあるトラブルなら 1 時間以内です。そして 2 時間を超えれば異常な範疇と言えるでしょう。放置して 24 時間待つなら、長くても 4 時間くらいで止めたいところです。

回復ドライブを作成した USB をパソコンに挿して、その USB から起動します。そしてまず「キーボード レイアウトの選択」画面が表示されます。この画面が表示されれば、回復ドライブ( USB )からの起動に成功しています。この画面が表示されない場合はやり直してください。ちなみに、お使いのパソコンによって USB からの起動設定方法が変わります。こちらはマニュアルやネットなどで予め調べてください。またお使いの機種によってはリカバリディスクでしか修復作業ができないなど特殊な場合もあります。うまくいかないときはお使いのパソコンメーカーさんに確認してください。

それでは回復ドライブから Windos8 を直しましょう。ハードディスク故障の目安となる時間も一緒にレポートします。

Windows8 の修復方法

この「キーボード レイアウトの選択」画面が表示されたら「 Microsoft IME 」をクリックします。


電源投入からこの画面までは 1 分かからないくらいです。仮に 3 分かかる場合ですが、ハードディスクのアクセスランプが点灯状態であれば、応答速度が極端に落ちているため、故障と判断して間違いありません。また消灯している場合は、回復ドライブを作り直して試してください。

なお、実はハードディスクを外しても、この画面はエラーなく通過しました。この段階では、回復ドライブはハードディスクを見ていないということになります。したがって、この画面が表示されるまでに時間がかかる場合は、パソコン側がハードディスクを認識するのに時間がかかっています。ハードウェアレベルのちょっとした認識でも時間がかかっていますので、その場合はハードディスクがだいぶ弱っています(故障です)。


「キーボード レイアウトの選択」画面日本語の入力が必要なケースでは「その他のキーボード レイアウトを表示」をクリックし、「日本語」をクリックします。今回は不要ですので「 Microsoft IME 」をクリックします。

「オプションの選択」画面が表示されたら「トラブルシューティング」をクリックします。

「オプションの選択」画面

「トラブルシューティング」画面が表示されたら「詳細オプション」をクリックします。

「トラブルシューティング」画面

「詳細オプション」画面が表示されたら「自動修復」をクリックします。


この画面も 1 秒以内ですぐ表示されます。もし時間がかかる場合は要注意です。仮に 30 秒かかる場合ですが、ハードディスクのアクセスランプが点灯状態であれば、応答速度が極端に落ちているため、故障と判断して間違いありません。


「自動修復」

「 Windows 8.1 」をクリックします。この次で修復の処理が始まります。


「 Windows 8 」で試したところ、この表示が「 Windows 8 」になりました。これは回復ドライブがハードディスク内の情報を読み込んで判断したことになります。したがって、この画面又は前の画面の表示に時間がかかる場合は要注意です。なお、この画面も 1 秒以内ですぐ表示されます。仮に 30 秒かかる場合ですが、ハードディスクのアクセスランプが点灯状態であれば、応答速度が極端に落ちているため、故障と判断して間違いありません。


「自動修復」

自動的にこの「PC を診断中」画面が表示されます。あくまでも Windows の修復しか行いませんので、膨大な時間はかかりません。よくあるトラブルなら 1 時間以内です。そして 2 時間を超えれば異常な範疇と言えるでしょう。仮に 4 時間かかる場合ですが、ハードディスクのアクセスランプが点灯状態であれば、応答速度が極端に落ちているため、故障と判断して間違いありません。作業中は放置せずに見守ってください。

「PC を診断中」自動的に処理が進み、終わるのを待つだけです。

自動修復が完了し「シャットダウン」、「再起動」といった画面が表示されたらクリックし、無事起動することを確認します。万が一、起動しない場合は下の記事に進んでください。


回復ドライブからの自動修復が完走したということは、そもそもの原因が「自動修復のプログラム自体が壊れている」だったと切り分けられます。ハードディスク故障の心配はありません。この調子で Windows も直しましょう。


「自動修復」処理中PC を修復できない場合は下の記事に進んでください。

上記手順で「詳細オプション」画面まで進みます。今度は「システムの復元」をクリックします。

「システムの復元」

「 Windows 8.1 」をクリックします。

「システムの復元」

「次へ(N)」をクリックします。

「システムの復元」

複数行ある場合はもっとも近い「日付と時間」をクリックし「次へ(N)」をクリックします。

「システムの復元」もし起動しない場合は違う日付の復元ポイントに変更し、試します。

「完了」をクリックします。

「システムの復元」

「はい」をクリックすると、システムの復元の処理が始まります。

「システムの復元」この次で修復の処理が始まります。自動的に処理が進み、終わるのを待つだけです。

この画面が表示されたら「再起動」をクリックし、無事起動することを確認します。

「システムの復元」もし起動に失敗する場合は、違う日付の復元ポイントに変更して試します。

なお、Windows8 には「 PC のリフレッシュ 」というデータを残したまま Windows を再インストールするメンテナンス機能が追加されました。ウイルスが原因でパソコンが起動しない場合は大変有効な機能です。機能としては Windows XP から Windows7 へアップグレードする時のように C ドライブの直下にバックアップフォルダが生成され再インストールされます(プログラム関係だけ初期化される)。ただし、注意点もあります。アップグレードは Windows が正常に稼働している状態で行います。 Windows にトラブルはありません。そして Windows にトラブルが発生している時は、バックアップ作業中に停止し、データが消えてしまうこともあります。もちろん消えたら元に戻すこともできません。ほとんどのウイルスは Windows を壊すことはありませんが、そのウイルスが「 PC のリフレッシュ 」で問題なかったか、ネットで事例を調べたほうが良いでしょう。ちなみにメーカー製 PC の場合は、リカバリ DVD が対応していないと作業できません。

「PC のリフレッシュ」ちなみに赤丸下の「PC を初期状態に戻す」はデータも無くなります。
「PC のリフレッシュ」リカバリDVDは事前に作成しておく必要があり、さらにこの機能に対応している必要もあります。

その他、「イメージでシステムを回復」はイメージファイルというバックアップファイルを作成している場合のみ使えます。ただしシステムの復元とは違い、作成日の状態に Windows も「データもすべて過去に戻ります」(システムの復元の場合、データはそのままです)。また「コマンドプロンプト」はシステムの復元をオフにしている場合に使います。例えばトラブルの原因になっているプログラムを削除するなど。システムの復元が有効であれば Windows システムを過去に戻せるので使いません。

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