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Windows7 「 A disk read error occurred 」で起動しない時の対処法

「 A disk read error occurred 」でパソコンが起動しない時の対処法

このトラブルの概要について

A disk read error occurred

パソコンの電源を投入すると、Windows プログラムが読み込まれ「 Windows を開始します」画面になり、デスクトップが表示されます。そして「 A disk read error occurred 」エラーは、Windows プログラムが読み込まれるその前に起きるトラブルです。プログラムが読み込まれる前ですので、プログラム関係のトラブルではありません。

もちろん、プログラムが読み込まれる前ですので、キーボードの「F8」キーを押しても「コンピュータの修復」画面も出せません。セーフモードで起動させることもできません。そこで対処法としては「システム修復ディスク」という DVD 版の「スタートアップ修復」を作成してトラブルを解決します。

なお、システム修復ディスク( DVD 版のスタートアップ修復)とは、Windows7 のトラブルを簡単に解決するための修復ツールです。もちろん「 A disk read error occurred 」エラーも解決することができます。

ところが「 A disk read error occurred 」エラーを起こしている原因が、ハードディスクの故障や BIOS というパソコンの設定で発生していることもあります。うかつに作業すると傷口を広めてしまうこともあり要注意と言えるでしょう。

それでは以下の構成で「 A disk read error occurred 」でパソコンが起動しないときの対処法をレポートします。

  1. A disk read error occurred とは? その対処法も
  2. システム修復ディスクの作り方と注意点
  3. A disk read error occurred の修復手順
  4. 万が一、復旧できないときは…

「 A disk read error occurred 」とは? その対処法も

パソコンの電源を入れると「 1. パソコン本体(部品)」が動作し、「 2. 起動するための設定」が読み込まれ、「 3. Windows 」が起動します。そして「 A disk read error occurred 」は、この 2 と 3 の間で起こります。そして Windows が起動する直前であり、プログラム関係のトラブルではありません。具体的には、Windows の保存されているパーテーション内が読み込めないために発生します。つまり「パソコンが動作するための根本の仕組み」にトラブルが起きています。

ちなみに「根本の仕組み」を掘り下げます。パソコンの電源を入れると「アクティブ」に指定されたパーテーションが読み込まれます。これは「 2. 起動するための設定」があり、このような動作をしています。そして Windows7 の場合は「アクティブ」にある「ブートマネージャ(bootmgr) 」が読み込まれてからはじめて、Windows の起動プログラムに引き継がれます。それまではパソコン側がハードディスクの設定値を読み込んで動作しています。

パーテーション1こちらのパソコンは先頭のパーテーションがアクティブに指定されている。
パーテーション2パソコンによってアクティブに指定されたパーテーションは異なります。必ず先頭から起動するのではなく、その設定をパソコンが読み込んで動作しています。

そして Windows を読み込もうとした時に、その Windows を保存しているパーテーション内が読み込めないために、読み込めませんエラー(read error)が発生します。なお、トラブルの内容によってパソコンが表示するエラーメッセージが指定されています。ちなみに「 2. 起動するための設定」の段階でトラブルがある場合は、「 Invalid partition table 」、「 Error loading operating system 」、「 Missing operating system 」が表示されます。「 A disk read error occurred 」はその次の段階のトラブルです。Windows を読み込む前のトラブルです。

hddまだ Windows は読み込まれておらず、「 A disk read error occurred 」はプログラムのトラブルではありません。
まとめを表現するイメージ画像

このように「 A disk read error occurred 」は Windows プログラムのエラーではなく、Windows が読み込まれる直前の「パソコンが動作するための根本の仕組み」にトラブルが起きています。それではなぜこのようなトラブルが起きるのでしょうか。一番の可能性としては「ファイルシステムが壊れている」ことが考えられます。

ちなみに、ファイルシステムはファイルを管理する仕組みです。フォルダを開くと瞬時に中のファイルやフォルダが表示されます。これはこのファイルシステムという本で例えるなら目次のような、また在庫管理でいえば台帳のような仕組みがあるからです。そしてファイルシステムに不具合があれば、どのようなファイルがあるのか読み込めずエラーになります。

そこで「 A disk read error occurred 」の処方箋としては、ファイルシステムの不具合を修正する「chkdsk」コマンドからトラブルを直します。「chkdsk」コマンドは、システム修復ディスク( DVD 版のスタートアップ修復)を作成してから実行します。

なお、パソコン側がハードディスクの設定値を読み込んで動作しているだけで、細かい分析の上でエラーを表示しているわけではありません。そこで起動の順番が違うだけでこのエラーになるような、つまり誤検出するパソコンもあります。まずは影響のない「 BIOS 」設定から確認し、「chkdsk」コマンドからトラブルを直します。

システム修復ディスクの作り方と注意点

空の DVD を使って「システム修復ディスク」を作成します。なお、修復するマシンでシステム修復ディスクを作成することはできませんが、違うマシンで作成することはできます。職場内や家族のパソコンでシステム修復ディスクを作り、修復を試すことができます。

できれば同じ機種のパソコンで作ってください。もし同じ機種がない場合は裏ワザになりますが、別の機種のパソコンで作ります。ちなみに、お使いの機種によってはリカバリディスクでしか修復作業できないなど特殊な場合もあります。うまくいかないときはお使いのパソコンメーカーさんに確認してください。

システム修復ディスクの作り方

「スタート」ボタンをクリックし、「すべてのプログラム」をクリックします。「システム」フォルダをクリックし、「システム修復ディスクの作成」をクリックします。

「システム修復ディスクの作成」画面が表示されたら、DVD を入れて「ディスクの作成(R)」をクリックします。

あとは終わるのを待つだけです。

同じ機種のパソコンで作った場合は間違えありませんが、別の機種のパソコンで作った場合は、32bit 版と 64bit 版に気をつけてください。 32bit のパソコンには 32bit の Windows7 で作成した「システム修復ディスク」を使います。

システム修復ディスクを作成したら、スタートアップ修復が停止する、終わらないパソコンで修復を試します。

ちなみに、レノボ社製のパソコンで作成した「システム修復ディスク」を acer 社製パソコンで使用したところ問題ありませんでした。違うメーカーのパソコンでも Windows7 同士で同じ bit なら使えます。ただし、パソコンによっては最新の「GPT」の場合もあります。こちらはちょっと仕組みが違います。もしエラーが起きるなどで修復作業ができない場合は、お使いのパソコンメーカーさんに聞いてください。リカバリディスクでしか作業できない機種があるなど特殊なケースもあります。

もちろん、お客様のパソコンを修復するときは Microsoft 社純正の DVD を使用しています。2 枚あるのは 64bit と 32bit のためです。

「A disk read error occurred」の修復手順

まず影響のない「 BIOS 」設定から確認します。その後でシステム修復ディスクから「chkdsk」コマンドを実行します。

なお、ハードディスク故障が原因でファイルシステムが壊れ、「 A disk read error occurred 」が発生している場合もあり細心の注意で作業してください。修復に時間がかかる、修復途中で停止する、再起動する場合はハードディスク故障と考えて間違いありません。どんどん悪化させてしまう恐れもあるので注意深く見てください。修復作業前に 不良セクタとは? その注意点も こちらも読んでください。故障の症状をレポートしています。

それでは「 BIOS 」設定の確認からご説明します。

1. 「 BIOS 」設定の確認

パソコンに内臓されているハードディスクが 1台のみの場合は関係ありません。2台以上接続している場合のみ確認します。

手順としては、電源を入れメーカーロゴが表示されたときに、キーボードの「 F2 」キーなどを押します。そして BIOS 画面を起動します。ちなみに何のキーを押すかについては、使っているパソコンの取り扱い説明書で確認してください。

BIOS 画面が起動したら、起動する順位を確認し、Windows がインストールされているハードディスクが上位に設定されていることを確認します。

もし Windows がインストールされていないハードディスクが上位にある場合は、設定を変更し、再起動してください。この場合はこれで復旧できます。

2. システム修復ディスクからの修復方法

システム修復ディスクの DVD からパソコンを起動します。DVD からの起動方法がわからない場合やエラーができる場合は、お使いのパソコンメーカーさんに確認してください。特殊なケースもあります。

システム修復ディスクDVD からの起動に成功するとこの画面になります。

この画面になったら「日本語(日本)」を選択し、「Next」ボタンをクリックします。

System Recovery Options
System Recovery OptionsMicrosoft IME のままで大丈夫です。

この「システム回復オプション」画面が表示されたら終わるまで待ちます。ちなみにこのディスクの検索で5分以上かかるようでしたら繰り返し作業を行わず、何かしらの故障と判断してください。また放置するのであれば強制終了したほうが良いでしょう

システム回復オプション

この画面が表示されたら「場所(この画像ではCです)」を紙に控えて「次へ(N)」をクリックします。

システム回復オプション

3. 「chkdsk」コマンドを実行する

「システム回復オプション」画面が表示されたら、「コマンドプロンプト」をクリックします。

システム回復オプション

この画面が表示されたら、「 chkdsk c:(紙に書いた場所) /f 」と入力し、キーボードの「Enter」ボタンを押します。修復作業が始まります。

chkdskコマンド

このチェックで2時間以上かかるようでしたら繰り返し作業を行わず、何かしらの故障と判断してください。データを壊してしまう恐れもありますので放置するのであれば強制終了したほうが良いでしょう。

最後に「EXIT」と入力しすると画面が消え、「システム回復オプション」画面に戻ります。「シャットダウン(S)」ボタンをクリックします。またシャットダウンが完了したら、無事起動できるかどうか電源を投入し復旧を確認します。